髪の毛を傷める原因は、パーマやカラー・縮毛矯正などのケミカル施術だけではありません。
シャンプーの仕方や、ドライヤーの乾かし方など日常の中にも毛髪ダメージにつながる原因は隠されています!!
ケミカル施術と違って1回でのダメージは大したことありませんが、毎日少しずつダメージが蓄積されていくことで、1月後、2月後には大きなダメージになっていることも!
※1回のヘアカラーよりも、間違えたホームケアを毎日繰り返した方が数か月後の毛髪コンディションは悪いこともあります!
今回は、髪の毛を傷めたくない人や、現在傷んでいていろいろな対策をしたけど毛髪コンディションが改善しないで悩んでいる人のために、美容師の立場からシャンプーや日常に潜む毛髪が傷む原因とその対策方法やアイテムをご紹介していきます!
今までしていた毛髪ダメージに繋がるNG行動を止めて、さらにダメージケアアイテムを揃えることで必ず毛髪コンディションは改善していきます!
以下日常に潜むダメージとして8項目に分かれています。
まずは一つずつでもいいので、出来る対策からしてみてください。
髪のダメージの原因
まずは髪がダメージしやすい状況を列挙していきますね
- ブラッシング・コーミング
- タオルドライ
- 濡れた状態
- ドライヤー
- ヘアアイロンやコテ
- シャンプー剤選び
- シャンプーのやり方
- 紫外線
それでは一つずつダメージについてと、対策を考えていきましょう!!
ブラッシング・コーミングによる摩擦ダメージと対策
間違ったブラッシングやコーミングは毛髪表面に摩擦を発生させて、キューティクルがはがれるなどの損傷を起こします。
「正しいシャンプーのやり方」でシャンプー前のブラッシングを推奨しているサイトなどがありますが、ダメージの原因である洗髪をする前に、ブラッシングで摩擦ダメージを起こしてしまうと、相乗効果でダメージが進行しますので無理にブラッシングはする必要はありません。
それ以外のタイミングでもブラッシング・コーミングは摩擦ダメージと表裏一体ですので、しなくても支障がない毛髪ならする必要はありません。
■ブラッシングをしたいときは、正しくご利用くださいね。
⇒「コーミング・ブラッシングは良い?悪い?正しいブラシでの梳かし方|美容師がレクチャーします!」
★おすすめブラシ
とても絡まる毛髪でもするすると梳かせてしまう不思議なブラシ『TANGLE TEEZER (タングルティーザー)』があります。(怪しいものではなく世界中で売れているブラシです)
絡まっている毛髪を強引に梳かすと、毛髪に摩擦ダメージが起きたり、頭皮が引っ張られすぎて頭皮の炎症を起こしますが、このブラシは先端も丸く頭皮のダメージにもならず、毛髪もスルスルと梳かせるのでブラッシングによる摩擦ダメージを極力なくしながら梳かすことが出来ます。
さらに仕上がりはサラサラです♪
タオルドライによるダメージ
ゴシゴシと拭く間違えたタオルドライは、摩擦ダメージを起こしキューティクルの損傷が起きやすいです。
タオルドライはゴシゴシせずに軽くポンポンと置くようにして乾かしましょう!!
当店のお客様でタオルドライのやり方を変えただけで見違えるように毛髪コンディションが改善して、今まで伸ばせなかった髪の長さを楽しいんでいますよ♪
「ダメージ激減!傷まないタオルドライのやり方|美容師が教えます!」
濡れたまま放置・自然乾燥によるダメージ
濡れた状態の毛髪は非常に脆いです。
水分で毛髪が膨潤して、キューティクルがめくれている状態です。
この状態で放置すれば、
- カラーの褪色
- ダメージの進行
等の悪影響が出ます。
ですのでなるべく早く乾かしてくださいね。
ちなみに濡れたまま寝るのは最悪です。
昔よく業界でいわれていた話で、濡れたまま寝るのは、お豆腐を枕にして寝るのと同じ。
朝起きたらお豆腐はぐちゃぐちゃですよね?
このように毛髪も破壊されるので必ず止めましょう!
ドライヤーによるダメージと対策
ドライヤーを近づけすぎたり、同じ箇所に長いこと当ててしまうことで潤いが損われてパサパサ毛髪に・・・。
かと言って自然乾燥は雑菌の繁殖や毛髪ダメージなどのトラブルも起きるのでしっかりとドライヤーで乾かした方が良いです!
毛髪がドライヤーの熱に耐えられる限界点は120℃です。「ドライヤーが頭皮・毛髪に近い」「同じ個所に当てすぎてしまう」とこれくらいの高温になるので注意が必要です。
- 熱ダメージから守ってくれるアウトバス(洗い流さない)トリートメントを利用。
- ドライヤー(製品)自体の見直し
- ドライヤーのかけ方の見直し
と3つの対策を施すことでドライヤーによるダメージから解放されます!
熱ダメージから守ってくれるアウトバストリートメント
当美容室でも利用しているのがリシリッチ利尻トリートメント
熱から守ってくれるだけではなく、熱を利用して毛髪補修剤が毛髪内部に吸着して補修してくれる優れものです♪
ノンシリコン処方なのにしっとりサラサラの仕上がりで、扱いやすさもグッド!値段もお手頃なのでぜひドライヤーで乾かす前にご利用いただきたい製品です!
おすすめドライヤー
ここではおすすのドライヤーを松竹梅の3点紹介しておきます。
ドライヤーを買い替えるなら「リュミエリーナ レプロナイザー シリーズ 」がおすすめです。
※2019年早々に、進化版4Dが出るそうです。
爆発的に売れた「ヘアビューザー」の最新モデルです。
- 毛髪ダメージがないどころか毎日使っているうちにどんどん潤い×ツヤのあるキレイな髪になる
- 育毛にも良い
- お顔のリフトアップにも良い
など宣伝が「あやしすぎるため」当美容室では拒否してきましたが、残念ながらその性能は優れています(笑)
当美容室のお客様でも「ヘアビューザー」を使い始めてから「髪質が改善された方」や、「今まで絡まりがひどくロングヘアにできなかった方が、伸ばしても絡まなくなったり」、、、と認めざるを得ないほど毛髪の改善を実感できるドライヤーです。
(当美容院では基本的に否定的なスタンスですので、お客様ご自身が当サロン以外から購入しています。)
ダメージの悩みがある場合は、騙されたと思って一度使ってみると良いと思います。
ヘアモデル用のドライヤーを、2万人の声を元に一般向けに改良しました。
と宣伝されていますが、この改良前の製品をディーラーさん経由で1週間ほど?使用したことがあります。
通常のドライヤーよりも低温で乾かすことで熱ダメージをさせずに毛髪を乾かすことが出来るドライヤーですが、乾かす時間が長くなるわけではなく、うまく熱が分散されて普通に乾きます。
ドライヤーによる熱ダメージなく、乾かせるので非常におすすめです。
リュミエリーナの価格「38000円や52000円」に比べて、定価24000円(現在は1万人14800円のキャンペーンをしているみたいです)と、高性能ドライヤーの中ではリーズナブルな料金設定もうれしいところですね♪
先端が自動で左右に動いてくれるので、1か所に熱が集中して熱ダメージを負ってしまうことから守ってくれるドライヤーです。
他の性能としては普通のマイナスイオンドライヤーですが、特に上記2種のようにこだわらなければ、必要最低限これで充分な性能です。
ドライヤーのかけ方の見直し
- なるべく頭皮・毛髪とドライヤーの距離を離して乾かす
- 一定箇所にドライヤーが当たり続けないように、ドライヤーを振るなどしてまんべんなくドライヤーをかける
- 毛髪は毛先の方が削れていて乾きやすいので、根元側にドライヤーをかけて、その余熱で毛先は乾かす。(毛先のオーバードライ対策)
「濡れた髪はドライヤーより自然乾燥の方が傷む?ダメージ対策になるのはどっち?」
ヘアアイロンやコテによる熱ダメージ
ドライヤーの話で記述の様に、毛髪が熱に耐えられるのは120℃までです。ですがコテやアイロンを使用している多くの人は160℃や180℃ほどの高温でセットしていませんか?
これは非常に深刻な毛髪ダメージに繋がります。
毛髪はほとんどがタンパク質で出来ていますが、このたんぱく質が熱変性を起こします。イメージは卵をフライパンで焼くと固まりますよね?あれはタンパク質が熱によって変性したんです。
同じことが毛髪で起こると想像してください。かなりのダメージだと想像出来ますよね?しかも卵がそうであるように一度熱変性を起こした毛髪は元に戻ることはありません。
ですので、いかに熱変性を起こさないかが大事になります。
そのためにヘアアイロンやコテで高温セットをするときは、熱のダメージから守ってくれるタイプのアウトバストリートメントは必須です!!
おすすめは上記でも紹介した「リシリッチトリートメント」です。
そして、「ヘアビューザー」のメーカーが出しているヘアアイロンとカールアイロンはやはり優秀で、毎日ヘアアイロンをしていると相当毛髪が熱ダメージを負うのですが、ヘアビューザーのアイロンを使用している人は明らかにそのほかのアイロンを使用している人よりもダメージをしていないです。
むしろツヤツヤしています。
毎日アイロンやコテでセットされる人は相当毛髪にダメージがありますので、ヘアビューザーのアイロン・コテに切り替えるのをお勧めします。
パーマ・カラーなどのケミカルダメージ対策になるシャンプー
パーマやヘアカラー(以下ケミカルメニュー)は、施術中のダメージはもちろんですが、その後のホームケア中にさらにダメージが進みます。
一度ケミカルメニューをした毛髪は、毛髪内部成分を留めておく力や、キューティクルを引き締める力が弱くなるので、その後のケアが悪いと内部成分が流出してしまったり、キューティクルが毛羽立ってはがれていきます。
ですので、毛髪補修力のあるシャンプー&トリートメントやアウトバストリートメントを利用するのはホームケアにおいて非常に重要なポイントです。
おすすめシャンプー&トリートメント&アウトバストリートメント
ここではお勧めシャンプー&トリートメントと、おすすめアウトバストリートメントの当ブログ記事&公式サイトへのリンクを貼っておきますので詳しくはそちらでご確認ください。
【シャンプー&トリートメント】
優れた洗浄成分にプラスしてシャンプーにもシリコンが若干配合されていることでハイダメージ毛もツルツルサラサラに仕上げてくれる稀有なシャンプー&トリートメントです。
今までどのシャンプーを使用しても納得いかなかった「シャンプー難民」の方に試してみてほしい製品です。
サンプルで安く試せるところもポイントですね♪
あのボタニストの最高峰プレミアムラインです、
サロンクオリティでダメージ毛におすすめのシャンプーです。
サロンシャンプーらしいバランスの良い作りと、美容室帰りのツヤさら髪を実現できるシャンプー&トリートメントです。
haruシャンプーはアットコスメのシャンプーランキングで
- 総合部門:5位前後
- 頭皮ケア部門:1位
と、かなり評価の高いシャンプーです。
口コミ評価も高く、当ブログでの成分解析・実際の使用感のトータルでも最もおススメしているシャンプーの一つです。
毛髪の表面から内部まですべての箇所にアプローチできる各成分が配合されているので、パーマ・カラー・縮毛矯正・ブリーチなどすべてのダメージにおすすめできるオールマイティな作りです。
ハイダメージ毛にも対応可能。
洗浄成分はアミノ酸系の中でも希少なPPT系洗浄成分が使われている超補修シャンプーです。
THEダメージケアシャンプーです。洗浄成分すら補修効果のある洗浄剤を利用するなど、かなり補修力に力を入れたシャンプー&トリートメントです!
びっくりするくらいの洗いあがりの良さです!全く軋まずしっかり保湿ケアが出来るシャンプーです。「シャンプー&コンディショナーともにノンシリコン」の製品としてはNO1の仕上がりの良さです♪
■「市販込み!女性に人気のアミノ酸シャンプーおすすめランキング|成分解析順に評価してみた。」
■「市販込|ヘアカラー・パーマのダメージの違い別おすすめケアシャンプーランキング」
【アウトバストリートメント】
熱ダメージから守るだけでなく、熱を利用して毛髪内部補修&キューティクル補修が出来るように設計されています。ノンシリコンの非常に優秀な「洗い流さないトリートメント」です。
間違ったシャンプーのやり方によるダメージ
間違ったシャンプーはキューティクルを開かせ、毛髪内部成分を流出させます。
よくすすぎ、爪を立てず指の腹で洗い、またよくすすぐ(すすぎはいつも自分がしている倍ほどの時間をかけてみて下さい)
さらにシャワーの温度設定は38℃ほどとあまり熱いシャワーは使わないでください。熱いシャワーは頭皮の乾燥やキューティクルの膨潤(開く)を引き起こし、頭皮や毛髪に負担がかかります!
これらを正しくするだけでも毛髪ダメージ対策、果ては、頭皮にも好影響ですので、健康な毛髪が育まれるかもしれませんね♪
「薄毛の人必見!ハゲないシャンプーの仕方は?育毛は自宅でのケアから~」
紫外線ダメージと対策
髪の毛は、紫外線の影響で
- うるおいがなくなりパサつく
- 毛髪の強度が弱くなる
- ツヤがなくなりくすんだ色になる
- ヘアカラーの褪色
などのダメージを起こします。
紫外線によってキューティクルが焼けて損傷するほか、毛髪内部に吸収されてアミノ酸などの内部成分を酸化させてケラチン損傷などの毛髪ダメージを進行させます。
海やプールなどで濡れた毛髪に紫外線が当たるとダブルパンチで大きなダメージを負うので特に注意が必要です!
【ポイント】
5月~9月頃までは紫外線量が多いので、最低でもこの期間は毛髪&頭皮の紫外線対策は非常に重要になります。(紫外線は1年中降り注いでいますので、余裕のある人は1年中しっかり紫外線ケアをしていきましょうね!!)
◆紫外線対策◆
紫外線対策には、ガードとケアの2パターンあります。
■ガード■
ガードは、紫外線を遮断することです。肌でいうとUVケアクリームを塗るなどの対策です。紫外線予防になるUVケアスプレー等のUVケアアイテムがあるのでぜひ活用してくださいね!
【ガードにおすすめの製品】
■ケアは、紫外線を浴びてしまった後のケアです。紫外線によりキューティクル損傷と毛髪や頭皮の酸化が起きているので、キューティクル補修成分と抗酸化成分が配合されたシャンプーを利用しましょう!
上記カラー・パーマ毛におすすめのシャンプーを常用で使いつつ、3日に一度の炭酸ケアシャンプー「ルメント」で活性酸素の除去をするのがおすすめです。
★紫外線は、白髪・薄毛の原因の一つですのでしっかり予防していきましょう!!
「【女性用】白髪予防シャンプーおすすめランキング!成分・効果面から徹底評価」
ダメージケアまとめ
髪の傷む原因と対策についてはいかがだったでしょうか?
一気に読むと、訳が分からなくなってくると思いますので、いきなり全部を実践しなくてもまずは1~2個ずつからでも試していってくださいね!
たまにこの記事を読み直して、以下チェックポイント何個実践できているか確認してくださいね。
すべてのチェックがついた状態であれば、必ず毛髪コンディションは改善すると思いますのでぜひ実践してみてくださいね。
- シャンプーはカラーやパーマ対策シャンプー剤を利用している
- 洗髪は正しくできている
- 必要以上にブラッシングをしない
- タオルドライは正しくできているか?
- ドライヤー前にアウトバストリートメントで熱ダメージから保護しているか?
- ドライヤーのかけ方は適切か?
- 熱ダメージの少ないドライヤー・コテ・アイロンを利用している?
- 頭皮と毛髪の紫外線対策はできている?
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