オルジェノア エクストラシャンプーの成分解析です。
Orgenoaの他のシリーズの成分解析はこちらです
⇒「Orgenoa オルジェノア リッチリペア シャンプーの成分解析」
⇒「Orgenoa オルジェノア ネオモイスト シャンプーの成分解析」
オルジェノア エクストラシャンプー の成分
水・コカミドメチルMEA・ラウロイルサルコシンTEA・コカミドプロピルベタイン・PPG-26ブテス-26・アルガニアスピノサ核油・ホホバ種子油・オリーブ油・ラベンダー花エキス・ローズマリー葉エキス・アロエベラ液汁・タチジャコウソウ花/葉/茎エキス・カミツレ花エキス・セージ葉エキス・ダマスクバラ花エキス・ゴマ油・ゴボウ根エキス・アルテア根エキス・アルニカ花エキス・セイヨウトチノキ種子エキス・チャ葉エキス・トウキンセンカ花エキス・ブドウ葉エキス・ハマメリス葉エキス・セイヨウキズタ葉/茎エキス・シロキクラゲ多糖体・ローヤルゼリーエキス・白金・ヒアルロン酸Na・加水分解コラーゲン・加水分解コンキオリン・リシンHCI・グルタミン酸・グリシン・ロイシン・ヒスチジンHCI・セリン・バリン・アスパラギン酸Na・トレオニン・アラニン・イソロイシン・アラントイン・フェニルアラニン・アルギニン・プロリン・チロシン・イノシン酸2Na・グアニル酸2Na・タウリン・クエン酸・PEG-40水添ヒマシ油・ココイルメチルタウリンNa・デシルグルコシド・ポリクオタニウム-10・乳酸Na・乳酸・尿素・フェノキシエタノール・塩化Na・安息香酸・安息香酸Na・(PCA/イソステアリン酸)PEG‐40水添ヒマシ油・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル・ポリクオタニウム-50・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド・塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン・ポリアミノプロピルビグアニド・EDTA-2Na・カラメル・エタノール・BG・香料
オルジェノア エクストラシャンプー の解析
基本の作りが以前僕が成分解析した「いち髪」に似ているベースですね。
と、その話は以下に書いていきますが、その前に解析をしてみますね。
まずはいつもながら一番大事な洗浄成分(界面活性剤)が、ラウロイルサルコシンTEA・コカミドプロピルベタインです。
(成分配合のかなーり後ろの方にココイルメチルタウリンNa等の上質な界面活性剤も配合されていますが、配合量が少なすぎますのでこれは洗浄剤としての配合ではありませんのでここでは無視します。)
ラウロイルサルコシンTEAは最も古いアミノ酸系洗浄成分の一つで、稀にアレルギーを起こす人もいる事から旧表示指定成分に指定されていた成分です。
一昔前は「アミノ酸系シャンプーはモノは良いが人によってはかゆみなどが出るから、そこは気を付けないといけない」と言われていましたが、それはこの成分の事ですね。
で、洗浄成分としてどうかと言えば、アミノ酸系なのに洗浄力が結構強い成分です。
で、その強さを緩和するためにコカミドプロピルベタインも一緒に配合されているんですね。
こちらは洗浄力もやさしく仕上がり感もマイルドな低刺激な成分です。
別に悪いとは言いませんが、250mlで1980円(税込)もすることを考えると「ちょっとコスパがどうなのかな?」と疑問に感じてしまいます。
確かに各種毛髪補修成分(シロキクラゲ多糖体・・・ヒアルロン酸よりも保湿力のある、毛髪も頭皮も潤いを与えてくれる成分)やオーガニック成分などの配合でコストがかかり、価格が上がっているのだと思いますが・・・。
僕の考えでは、一番大事なのは洗浄成分です。
なぜなら洗浄成分が悪ければそれで毛髪に負担が起きますので。
で、毛髪は一度ダメージを受ければ元に戻る事はありません。
ごまかすことしかできないんですよね。
ですので、洗浄成分がまあまあで毛髪補修系成分に力を入れてもあんまり意味がない気がするんですよね。
⇒「シャンプー/コンディショナー/洗い流さないオイル/大事なのはどれ?」
良い洗浄成分を使用したうえで、毛髪補修剤に何を配合するかだと思うんですよね。
ただ、これはメーカーだけのせいではなくて、洗浄成分にこだわるよりも、消費者が好むような成分「オーガニックとかアミノ酸とか・・・。」を入れた方が宣伝しやすく、売れるんだと思います。
きれいごとだけでは商売なんてできませんからね。
本当に良いシャンプーよりも、キャッチーな言葉を入れやすいシャンプーを作ってしまうのは、しょうがないことだとは思います。
まぁ話はそれましたが、いったん結論を言うと、シャンプーとしては最低限悪くはないと思います。
ただ、250mlで1980円(税込)という価格的にはコスパがとても悪い様な気がしますね。
僕が良くおすすめしているシャンプー「ハーバニエンスシャンプー」は300mlで2200円(税込)ですからね。
(本当は4400円(税込)ですが、いつも半額の2200円(税込)になっていますww)
コスパは断然こちらが良いと思いますね
⇒「ハーバニエンスシャンプーの成分解析」
で、いち髪との類似性を少し書いておきます。
以下が「いち髪」の成分です↓↓
水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、PPG-2コカミド、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ジステアリン酸グリコール、塩化Na、コメエキス、コメヌカエキス、コメ胚芽油、加水分解コメタンパク、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、ムクロジエキス、ツバキエキス、ヒオウギエキス、クエン酸、カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、エタノール、ポリクオタニウム-7、BG、デキストリン、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
これを見ると、価格にも大きくかかわってくるシャンプーの一番大事な部分であり、配合量も水を除けば一番多い(圧倒的に)成分でもある洗浄成分(界面活性剤)がほとんど同じなんですよね。
ちなみに「いち髪」は、割引されていると360mlで328円ですね
確かに補修成分などもオルジェノアエクストラの方が「いち髪」よりもいい感じで配合されていますが、最も大事な洗浄成分がかなり似ていることを考えると、コスパは悪いですよね(;^ω^)
ちなみにこちらはプロフェッショナルラインと書いてありますが、プロフェッショナルラインってどういう意味なんですかね?
普通に考えると美容院専売品とかをプロフェッショナルというんですかね?
資生堂などは、プロフェッショナル用というと美容院専売品の事をさすのですが。
(最近はネットで超割り引かれて売られていますので、美容院専売品でもなんでもなくなってしまっていますが)
仮にそう考えた場合、オルジェノアエクストラシャンプーは別に美容院専売品ではありません。<
そうなると、何をもってプロフェッショナルラインというのですかね?
うーん。プロフェッショナルっていうのは難しい言葉ですね(>_<)
◆Orgenoaの他のシリーズの成分解析はこちらです
⇒「Orgenoa オルジェノア リッチリペア シャンプーの成分解析」
⇒「Orgenoa オルジェノア ネオモイスト シャンプーの成分解析」
◆おすすめシャンプー解析一覧はこちら⇒「おすすめシャンプー解析」
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。大変興味深く拝見しております。勉強になります。
わりと敏感肌で合成シャンプーのぬるつきや背中のニキビなど気になるので、なるだけ体にいい成分をとの想いから、液体石鹸のねば熟しらかばシャンプー&リンスを使用しています。
使い勝手は悪くないと思いますが、香りなど一切ないので汗をかいた時は地肌のべたついた臭いがするような、洗いかたが悪いのか、たまには他のも試してみたいな~なんて思ってました。飽きっぽいのかも?まさにシャンプージプシーです。
シャンプー&リンスでセットと使う必要はないとの記事を拝見して、目から鱗でした。今後シャンプーはそのまま、トリートメントをオススメのもの(さくらの森)に変えてみる、というのはアリですか?
りんりんさん
コメントありがとうございます。
>>今後シャンプーはそのまま、トリートメントをオススメのもの(さくらの森)に変えてみる、というのはアリですか?
という事ですが、基本的には「有り」だと思います。
ただ、敏感肌という事ですので、仮にいい成分だとしてもりんりんさんに相性が良いかはわかりません(>_<) そこだけが問題かなぁと思います。 >>汗をかいた時は地肌のべたついた臭いがするような、洗いかたが悪いのか
そんなことはないと思ますよ。石鹸ですので洗浄力はとても強いですのでしっかり汚れは取れていると思います。
参考になりましてよかったです(^^)