またまたホットペッパーの口コミでこんなコメント見かけたんですね。
施術は、髪のボリュームが多い悩みや、前のお店ですかれまくった下部分がスカスカな状態の髪の悩みを相談してパーマをかけ、髪型は多少落ち着きました!
しかし、料金の部分は少し高めかな?とも感じました。
下部分のスカスカはパーマでおさまった反面ボリュームが多い悩みはそのままかな?と感じました。
やはり量の悩みはすくしかないのかな…◆ホットペッパーより
こういう毛量関係の話って、とーっても誤解や勘違いが多いですので、今回は美容師を代表して、言わせていただきます<m(__)m>
匿名美容師の真骨頂ですので。
上記口コミを読んだ多くの美容師は、どんなことが起きたか理解できます。
あっ!前のお店のスカスカに梳いた美容師さんにはわからないかもですが(・.・;)
梳きバサミを使う美容師は下手なのか?はこちら
⇒「梳きバサミを使う美容師は下手?上手?」
同じような境遇の方で、改善方法だけ知りたい方は以下目次「酸熱トリートメント圧倒的におすすめです」をご覧ください。

美容院で梳きバサミを使う美容師は下手なの?
このお客様、毛量多くて毛先がスカスカなんですよね?
その場合、「すきばさみ」がダメなわけではなく、梳きすぎた為にこの症状が現れているんですね。
「すきばさみ」で切られることに異常な嫌悪感を出すお客様がいますが、ハサミふりふり「サッサッ」と切る技法もあれば、「すきばさみ」の技法もあるんです。
どっちも一長一短。
(とか言いながら、僕はハサミフリフリをメインで使用して、補助でスキばさみってタイプですが・・・)
ハサミフリフリ系の美容師でも、カットの評価が悪い口コミ読んでて
「あーーこの美容師、調子に乗ってハサミふりふりしすぎたな」
ってコメントも見かけますので(;一_一)
まずはすきバサミへの変な先入観は取り除きましょうね。
タダのデモンストレーションというか、「俺の切り方カッコいいショ」みたいな理由でハサミふりふりしてる美容師も多いですので。(本当のメリットを理解せず。その切り方ってちゃんとメリットがあるけど分かってやってるの??って。)
こういう美容師のハサミふりふりに当たっちゃうとそれは悲劇ですよ(>_<)
だから、梳きバサミだからダメではないですね。
ただその美容師が下手だっただけです。
スキばさみであろうが、ハサミフリフリであろうがカットのうまさがそれでわかるわけではありませんので<m(__)m>
髪の毛を梳くという意味
で、、、、お客様。
梳くってどういうことだと思いますか??
まぁ簡単にいえば毛量を少なくして軽くすることですよね?
例えばこのすきバサミ↓
これは15%の毛髪が梳ける梳きバサミです。
毛を取り出して、一発パツンとハサミを閉じたら、毛量の15%が削げるってことですね。
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ここからは、わかりやすい例として20%削げる「すきバサミ」で説明します。
↑①左側が根本で毛束を綺麗にコーミングした毛髪だと思って下さい。全部で20本あります。
↑②こんな感じで、根本側から3か所に「20%削げる梳きバサミ」を使用します。
↑③まず根本に一発。20%削げますので、毛量が20本なので4本削げますね。
↑④今度は中間。先程根元をすいて16本に減っているので、16本の20%を削ぐので、3本削がれます。ちょっとづつ毛先の量が減っているのがわかると思います。
↑⑤3番目の毛先の方も削ぎました。13本の20%削ぎですので3本削りました。
と、ここでいったん休憩。
もうわかってきたと思いますが、よく「根元が重いんでもっと梳いて下さい」とかって要望あるじゃないですか。
でも当然根元を削げば、毛先の毛量もどんどん減っていくんですよ。
毛先を削げば毛先が軽くなって、根元を削げば根元が軽くなると勘違いしがちですが根元を削げば、根元も軽くなるけど毛先もスカスカになっていきます(>_<)
でもやっぱり、上記画像くらいだと、
「もっと梳いて下さい」という方もいるでしょう。
じゃあ梳いてみますね。
⑥ブルーの線のところを梳いてみました。このエリアは16本残っていたので、20%で3本ですね。
一段と毛先がすかすかになってきましたね(>_<)
で、このタイミングで「もっと梳いて」って言われたら、「お客さまこれ以上梳くと逆に変になりますよ・・・。」って言いたくなります(;^ω^)
毛量多くて「梳いて梳いて」と言ってきた”あなた”、美容師にこうやって止められたことないですか?
んで、「この美容院ではあまり梳いてくれないから」って3ヵ月後、今度は違うお店に行くとするじゃないですか↓
↑⑦根本3ヵ月分伸びました。根本に”もさっ”と重みでてそうですね。でもね、当たり前ですが毛先はスカスカのままですね。実際の毛髪なら、毛先はダメージなどで少しキレたりしているはずですので、もっと毛先はペラペラでしょうね(>_<)
この状態で来店されて、「長さ切りたくないです。軽くして下さい」って言われた時の美容師の(=_=)感・・・。
腕の見せ所はあまりないです(・.・;)
だって前回削がれたとこは、もうどうしようもないですよね・・・。
だからこうなります↓
↑⑧黒太字の2本のラインに削ぎを入れましょう。「20%削ぎバサミ」だと危険なので、「10%削ぎバサミ」で削りますね。ですのでそれぞれの個所で2本づつ削れますね。
いかがですか?
3か月前の毛先の状態よりもさらにスカスカになりましたね(゜o゜)
当然ですよね。根本側の毛も毛先までつながっている毛があるんですから。
これでですよ、もっと削いでほしいって言われても、もうどうしてあげることもできないんですよね(>_<)
ぶっちゃけこれは美容師の腕の問題ではないんですよね・・・(;^ω^)
上記で、もうその意味はわかったと思うのですが、とはいっても対処方法はあります。
- 1つはブルーのラインくらいまで切っちゃう。
(毛先に存在感があるところまでカット) - もう1つは、毛先を2~3cmだけまっすぐにパツンと切らせてもらって、毛先に存在感を与える
(苦肉の策ですが(>_<)コンディションにより効果の幅があります)
ですので、元の話に戻りますが、一番最初の口コミ
★前のお店で、すかれまくった下部分がスカスカな状態の髪の悩み。
★下部分のスカスカはパーマでおさまった反面ボリュームが多い悩みはそのままかな?
これに関しては・・・「でしょうね・・・(-_-;)」
ホント申し訳ないんですが、でしょうね。ですね。
これ、この美容院は全く悪くないですよ。
だってどう仕様もないんだもん(;一_一)
むしろ最善の策を取ってくれたという感じがします。
問題はこの前に行った美容院ですよね。梳きすぎって。
でも、僕も経験ありますが、もう無理(>_<)ってこっちが思ってても一歩も引かない人も結構いることも事実。
”梳く”という行為をしないと納得してくれない。
そしていろいろ理由を説明しても、恐らく、言い訳だとしか思ってない(>_<)
(もちろん理解して頂ける方もいっぱいいますし、その理解して頂いた方々が今の僕のお客様なのですが)
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ある新規のお客様。すごい削がれてました。まさに上の写真の⑦状態。
で、「根本側が重くなっちゃったので、削いで軽くして下さい。伸ばしてるんで長さは切らないでね」と。
あーーー来たかぁ。このコンディションの髪の人ってテンション落ちます(>_<)
いろいろ前のお店の不満を言っていましたが、今回、次回とご来店されたくらいではこの毛先のスカスカはどうにもならないんですよ。
逆に僕が出来ることは、あまり削ぎすぎないで、あまり削がれていない根元側の毛髪が伸びるのを待つしかないということを説明することです。
なぜかというと、もちろん万能ではありませんが、梳きバサミ1本で削ぐのではなくて、色んな技法(ハサミフリフリなど)&梳きバサミをMIXすることで、同じように軽く見えても、実際はそこまでスカスカじゃないように削ぐこともできるからです。
そういうカットをするためには、いったん毛髪がニュートラルな状態(削ぎが入りすぎていない状態)に戻す必要があるんですよね。
(もちろん限界があるので、元々毛量が多い人が、ヘアカタのモデルさんのように軽くフワッとできるかと言われれば出来ないのですが・・・(・_・;))
で、話は戻りますが、そのお客様。2回ほど来店されて、
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お客様:「もうちょっと梳いて」
僕:「イヤこれ以上は・・・。お客様の毛先のスカスカの悩み解消するなら一旦我慢した方がいいですよ・・・。」
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ってやり取りをしつつ・・・。失客されて行きました(>_<)
しょうがないですね。
★梳きバサミ関連の記事一覧
「梳きバサミを使う美容師は下手?上手?」
「美容院で髪の毛梳かなすぎ?梳きすぎ?」
「美容師のくせに梳きバサミを使うのはダメ?」
「梳きバサミ・ストロークカットで美容師の腕は見極められるか?」
毛先スカスカを解消する特効薬はパーマです
上記「美容院のパーマを毛先に掛ける」ってのも、毛先スカスカを解消する技なんですよ。
毛先スカスカを解消するためには、毛先の存在感を出してあげるってのがポイントなので、毛先が先細りに見えないように、パーマでふわっとさせてあげれば・・・
ね?
何となく少し解消されるような気がするでしょ?
ただこれも問題が1つ。毛先がスカスカペラペラの毛って、その毛先が傷みやすいんですよ(;一_一)
ですので、ただでさえ傷みやすい毛先にパーマをかけるんですから、
- 施術者の腕
⇒「上手い美容院の探し方」 - 使ってるアイテム
⇒「水カラー・水パーマとは?美容院のおすすめメニュー?」
⇒「美容室の前処理トリートメントってした方がいいの?おすすめ?」 - お客様のパーマ施術後のアフターケア
⇒「おすすめシャンプー&各シャンプー解析」一覧
が必要になってきますね。
★美容師の腕、こだわったアイテムを使用している美容院を探さないとですね。
⇒「上手い美容院の探し方」
⇒「口コミを利用して美容院を見分ける方法」
★お客様のアフターケアで一番大事なのはシャンプーです
⇒「美容師おすすめシャンプーまとめ」
ってことは、やっぱりちょっとお値段の張る美容院になると思うんですよね。
パーマ掛ける時も、しっかりとコンディションを考慮して施術してくれるでしょうから。
そして今回の削ぎということに話をおいても、やはり安い価格のお店はおすすめしません。なぜなら、安いお店ほど「スキばさみメイン」のスタッフは増えます。なぜなら、全てを「スキバサミ」で梳くと早く施術が終わるからです。
(パフォーマンスでハサミフリフリをタイミングで入れる人もいますが、そういうのは置いといて)
そして安い美容院はタイムコストの問題で早くカットをしないといけないという話をしましたよね。
⇒「価格が高い美容院と安い美容院の違いは?」
⇒「安くて上手いチェーンの美容院はあるか?」
(繰り返しますが、スキばさみだけでカットをする美容師が下手なわけではありませんが、タイムコストのためにスキばさみを乱用する場合は、事情が変わります。)
だから、「伸ばしてるし、梳いてもらうだけだから、安いお店でいいや。」
って感覚でそういうお店に行って、梳かれすぎてて、毛先ペラペラになっちゃったら、も1回切りなおして伸ばし直すか、パーマとかで誤魔化すしかないんですよね(・.・;)
んで、ホントはかける予定もなかったパーマにお金かかって、無駄にダメージを負わせてしまう・・・。
本末転倒じゃないですか!?
それなら初めから、削ぎだけでも、きちんとした美容院(価格の高い美容院)で施術してもらった方が、実際の仕上がりも、精神衛生上もストレスなく過ごせますので、良いと思うんですよね<m(__)m>
★梳きバサミネタ第2弾はこちら
⇒「梳きバサミを使う美容師は下手?上手?」
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一応ですが、誰でも一回でツルツルサラサラのまっすぐになるわけではありません。
しかもメニューの性質上、最後にヘアアイロンでまっすぐに伸ばして終了(その後髪の毛を流すなどの作業はない)、なので施術直後の画像は完全にまっすぐな状態になります。
そこを勘違いするとクレームに繋がるメニューですので、ご注意ください。
ただ当サロンでも導入していますが、毛髪コンディションがかなり悪い人でも1月半以内のペースで3回ほど繰り返すと、大体インスタの画像に近い仕上がりになりますよ♪
★美容院の探し方はこちら
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