前回の記事でも書いているように、「ホームカラーとサロンカラーの違いの一つ」として、
という話を書きました。
ヘアカラー剤に配合されるアルカリ剤は脱色・発色に関わる成分ですがダメージの原因にもなる成分です。
その中で、「アンモニア水」は脱色・発色に影響を与えたのち揮発してあまり残留しません。揮発するので刺激臭がします。
逆に「モノエタノールアミン」は揮発しないのでカラー剤特有の刺激臭はしないですが、その代わりに毛髪内部にアルカリ剤が残ることで、施術後も内部破壊をし続けてしまいます(>_<)
でも、カラー剤特有の刺激臭がしないのはホームカラーを売るときの「ウリ」になりますので、市販のカラー剤は以前はほとんどが「モノエタノールアミン」でした。
CMでも、よく「臭いのしないヘアカラー♪」みたいなキャッチコピーありましたよね?
イメージって怖いですよね(>_<)
臭いがしない方がダメージがない優しいカラー剤な気がしますもんね。でも実際は刺激臭がする方が揮発して毛髪に残らないということでダメージは少ないんです。
最近は、市販のカラー剤も多くが「アンモニア水」に変更になっているようですが、実際ホームカラーで「アンモニア水」「モノエタノールアミン」を使用しているのはどれかを調べてみました。
⇒「ヘアカラーの色落ち(退色・褪色)防止!色持ちにおすすめシャンプーランキング」
モノエタノールアミンを使用している市販カラー剤
アンモニア水を使用している市販カラー剤
- マンダム ルシードエル ミルクジャムヘアカラー
- ホーユービューティーンメイクアップカラー
- ホーユービューティーラボ
- ホーユーシエロヘアカラー
- リーゼプリティア泡カラー
- サイオスヘアカラークリーム
- フレッシュライト泡タイプカラー
- フェリア3Dカラー
- コーセースティーブンノルカラークチュールヘアカラー
- ウェラヘアカラー
- ブローネ泡カラー
まとめ
ちょっとびっくりです(‘Д’)
「最近は市販のカラー剤もアンモニア水を使用しているものが多い」と聞いてはいたのですが、ここまでモノエタノールアミンが使用されていないとは思いませんでした。
最近の美容院のカラー剤もそうですが、以前のようにアンモニア水を使用していてもマスキング技術(消臭技術)の向上でかなり刺激臭は減りました。
ですので、以前は市販カラー剤はダメージを無視してでも匂いのしないモノエタノールアミンを使用していましたがその必要がなくなったということなんでしょうね。
ということは、、、
「美容院のカラー剤」と「市販のカラー剤」ではベースの部分の違いはほとんどないということですね。
違うところは
- 「施術者の違い&周辺アイテムの違い」によるダメージの違い。
- 「技術者の違い&染料の違い」による色持ちの違い。
- 「カラー後のアフターケアの違い」によるダメージの違い
まあこの3つの違いは相当大きいことなので、それによって美容院カラーとホームカラーではかなりの仕上がりの違いが出るんですね。
この中でも自分で出来る対策はアフターケアです。
ヘアカラー後に残る「残留アルカリ」はダメージの元です。これをしっかり除去できるかどうかでその後の毛髪ダメージの進行や退色具合に大きく影響します。
美容院に行くのがめんどくさくてホームカラーをするのはやむを得ないことだと思いますが、ホームカラーをしていて市販シャンプーを利用するのは非常に危険です。
ヘアカラー後の毛髪ケアに最適なシャンプーを是非ご利用くださいね!
★シャンプー&トリートメントセットのおすすめ(シャンプーだけでもおすすめです)
「ハーブバニエンスシャンプーの成分解析|美容師のおすすめ?」
「アンククロスシャンプーの成分解析|おすすめアミノ酸系シャンプー!」
★シャンプーだけで完結!オールインワンタイプのおすすめシャンプー
「haruシャンプー(kurokamiスカルプ)の成分解析|口コミで評判?抜け毛は?白髪対策になる?」
★カラーなどによる超ダメージ毛はこちら(サンプルが安い!)
◆カラー後のケアにおすすめシャンプーの詳しい一覧
⇒「市販込|ヘアカラー・パーマのダメージの違い別おすすめケアシャンプーランキング」
※サロンカラーとホームカラーをちゃんぽんしている場合、サロンカラーとの違いは分かりづらくなります。
⇒「ホームカラーとサロンカラー。施術後に違いを感じない理由」
⇒「美容室の前処理トリートメントってした方がいいの?おすすめ?」
ちなみに今流行りの外国人風の透明感のあるカラー(イルミナ・スロウ・アディクシー・アプリエ)の褪色対策になるカラートリートメント「iro-mochiいろもち」」はホームカラーとしてとっても優秀でおススメです♪
褪色した毛髪の色味を”直す”業界初のタイプのカラートリートメントです。黒髪には染まりません。
今、楽天ショップで売られている人気のホームカラー剤とは?
そしてそして、さらに衝撃なのは、「今ホームカラーで流行っているのはどのカラー剤なのかな」と調べていたら・・・
な・なんと・・・
楽天ランキングのヘアカラー部門で上位を占めているカラー剤は、美容院の業務用のカラー剤(>_<)
※正確に言えばヘアカラートリートメントと業務用のカラー剤でほとんど上位を占めているんですね。
⇒「ヘアカラートリートメントはおすすめか?美容師の解析。でもその前に・・・」
⇒「カラートリートメント(白髪染め)のおすすめは?実験口コミレビュー♪1回目」
いやいや、、、、
まだ美容院専売品のシャンプーやワックスなどの店販品をネット上で販売するのは良いと思いますが(目をつぶりますが(/ω\))、業務用のカラー剤は一般で売っちゃダメでしょ(>_<)
ちょっと美容師的にはひどすぎるなぁ・・・と。
大体こういうのは、美容院に各メーカーさんの商材を卸す中間業者であるディーラーさんが流しているのですが・・・売れりゃ誰にだって売っちゃうって・・・・そりゃないなぁ・・・と。
今美容業界で一世を風靡しているカラー剤に「イルミナカラー」というのがありますが、もう普通にネットで売られているんですね
まあ確かにこのカラー剤を「馬鹿チョンカラー」と美容師の中で言われているように、腕がなくても今流行りの外国人風の透明感のあるカラーを作りやすいカラー剤です。
ですので、一般の方が使用しても失敗はしづらいカラー剤ではあると思いますが・・・
売っちゃっていいの?ウェラさん??
と美容師的には感じてしまいます。
※「イルミナカラーはダメージが少ない」と書いているサイトをよく見かけますが、実際のダメージは大きいです。透明感を出すためにはブリーチ力が強くなくてはいけません。「ブリーチ力が強い」ということは傷みやすいということです。ただ、イルミナカラーはツヤ感や見た目のきれいさなどは、かなり優れています。
ほんのちょっと前に楽天を見ていた時は、「ウェラがイルミナカラーの一般販売に規制を掛けたのかな??」と思うくらい一斉にイルミナカラーの販売ページを閉じたショップを見かけたのですが、ここにきて規制がなくなったのか??また多くのイルミナカラー剤が多くのショップで発売されている状態です。
まあ一旦規制は掛けたのかもしれませんが、それは美容院側へのアピール(ちゃんと規制してますよ)のために1回規制を厳しくしたのかなぁ・・・と思っています(;^ω^)
やっぱりメーカとしては個数売るなら(儲け主義なら)、ネット上で一般の方に捌いた方が儲かりますからね(/ω\)
美容院専売シャンプーでもよくある話ですが、メーカーさんは美容院側には、「こちらもネット販売は取り締まっているんですが、何しろ販売しているところが多くて規制しきれないんです」と言うんですよ。
で、実際にしている体を少しだけ見せるんですよね。
でもね、当然美容師も「はいはいはい、そんな言い訳信じると思っているんですか??」って思いながら聞いているんですよね。
「本気ですればできるんでしょっ!!」って。
だって、最近って「この商品は絶対にネットに流通させないように規制するので美容院で安心して販売できますよ!!」とか言って新商品出してきますけど、どうやって規制するかを聞くと、その方法って今までの商品にだって今後対応できる方法なんですよね。なのになんでやらないの?なぜ新商品だけ規制するの?
それってネットで多く売れている美容院専売品はそのままネット上でバンバン売れてもらって、それとは別に美容師に美容院で売ってもらう用の商品を作ったんでしょ?
んな手に乗るかい<`ヘ´>
やるんならおたくの商品すべて規制かけんかい<`ヘ´>
美容師をだまそうとしてるだけでしょ!!
なんて思ってしまって・・・
まあ基本、天邪鬼なんで(笑)
だから美容師さん!!
「この商品はネットで絶対に流通させません」なんて口車に乗せられたらダメですよ!!
「だったらほかの商品も全部できるだろ!!」と言ってくださいm(_ _)m
「今回の新商品はバーコードリーダ?ですべて管理しているんです。ですので、どこが横流ししているかわかりますのでそこに規制を掛ければネットで販売されないようにできます。」
って・・・
「いやいやいや、それならおたくの今まで販売していた商品も、次の製造の時にバーコードリーダ?で管理すれば同じことできるじゃん!!なんでそれはやらないの??〇〇〇さん」とか思っちゃうんですよね。
とまあ最後は壮大な愚痴でした(/ω\)
失礼いたしました<m(__)m>
⇒「ヘアカラーの色落ち(退色・褪色)防止!色持ちにおすすめシャンプーランキング」