今話題のクリームシャンプー(泡立たないシャンプー)。
市販の製品もすべて含めて、成分解析&口コミの両方からランキング形式で評価していきます!
ドラッグストア等で販売している「ロレアルのクリームシャンプー」や「住谷杏奈さんプロデュースのクレムド アン クリーム シャンプー」などをきっかけに一気に人気になったクリームシャンプー。
そんな「クリームシャンプー」は、まだまだ新しいジャンルのシャンプーのため「嘘か本当か怪しい怪情報」がいっぱい飛び交っています。
このようなイメージをクリームシャンプーに持っている方は、クリームシャンプーメーカーの宣伝に騙されている可能性があります!!
実はこのイメージ、間違いなんです。
クリームシャンプーの多くに配合されているカチオン界面活性剤は、通常のシャンプーでよく”やり玉”に挙げられるラウレス硫酸Naよりも頭皮への刺激が強いと言われている成分です。
なぜこのような怪情報がブログ等で広まっているのかというと「クリームシャンプーを宣伝・販売しているメーカーさんがこのように発信している」ので、それを参考に個人ブログで記事が書かれ、世の中に広まっていくという「非常にタチの悪い状態」になっています。
この流れは超安全成分「シリコン」がなぜか悪者にされてしまった流れに似ています。(以下の記事にその辺の詳しい事情も書かれています)
⇒「市販込みノンシリコンシャンプーおすすめランキング|アミノ酸系・髪質などタイプ別に厳選!!」
このように書くと「クリームシャンプーはダメ!!」と感じるかもしれませんが、そうではありません。
通常のシャンプーで
- 頭皮にトラブルが起きる。
- パサパサでまとまらない。
- もっと保湿が欲しい!
- 時短で終わらせたい。
- ダメージ毛をやさしく洗いたい
などの悩みや希望がある場合は、クリームシャンプーもおすすめです。
(正確に言えばクリームシャンプーもピンキリですので、優れたクリームシャンプーならおすすめです。)
「クリームシャンプーのおすすめランキングブログ」を見ると、メーカーさんの宣伝に乗せられて間違った情報でランキングを付けている人を見かけます。
ですので、本物の美容師である僕が、怪情報に流されない本当のクリームシャンプーのメリット・デメリットを元にした評価基準でおすすめのクリームシャンプーをご紹介していきますね。
クリームシャンプーとは?
クリームシャンプーとは、通常のシャンプー(泡立つシャンプー)の代わりに、「泡立たないクリーム」で頭皮や毛髪を洗うクレンジングシャンプーのことです。
見た目はほぼほぼリンス剤です。
※リンス剤=リンス・コンディショナー・トリートメントの総称。以下リンス剤と表示
クリームシャンプーで汚れは落ちる?
メイクを落とすとき、通常は「クレンジング+洗顔」で落としますよね?
クリームシャンプーはメイク落としでいうと、クレンジング剤に相当します。
クリームシャンプーは、ほぼリンス剤のベースなので、成分解析サイトによっては全く汚れが落ちないようなことが書かれていますが、実際はクレンジング力があり、油性の汚れを落とせます。(クリームシャンプーの中にもクレンジング力の強弱はあります。)
メーカーによっては、クレンジング力が強いので2日に1回の使用を勧めているメーカーもあるんですよ。
いずれにせよ、
クリームシャンプーで汚れは「落ちます!!」
クリームシャンプーで汚れが落ちるメカニズムは?
クリームシャンプーは、配合されている油性成分が、皮脂汚れ等の油性汚れを乳化して落としてくれます。
毛髪や頭皮の汚れの70~80%は水溶性の汚れです。
つまりシャンプー前の湯洗いをしっかりするとほとんどの汚れは落とせます。
残った20~30%の油性の汚れをクリームシャンプーで落とすだけで良いので、洗浄力に関してはあまり心配しなくても大丈夫です。
※各種クリームシャンプーによって洗浄力の強弱があります。乳化作用が強いものは、逆に頭皮や毛髪から油性成分が根こそぎ除去されてパサつくこともあるんですよ。
洗浄が正しくできないと汚れが落ちない!?
クリームシャンプーは、「正しく洗えないと汚れが落ちない」です。
(繰り返しになりますが、クリームシャンプーを一括りにできないので、あくまでも「その傾向が強い」です。)
クリームシャンプーは内容成分はほとんどリンス剤と同じものが多く
- 付けて置くだけならリンス効果
- 付けて揉みこむと乳化作用により油性汚れ除去
というものですので、クリームシャンプーを頭皮&毛髪につけたら、やさしく・しっかりと揉みこむ必要があります。
「メイク落とし」のクレンジング剤も、やさしくマッサージをしながら乳化して落としますよね?クレンジング剤をつけても乳化せずにそのまま流すと少ししかメイクが落とせないですよね?
それと同じイメージです。
ですので、この乳化が上手くできないとしっかりと汚れが落ちません。
汚れが落ちていないまま日々使い続けると、油性汚れが残留して「頭皮の炎症や吹き出物、頭皮がクサい」などの頭皮トラブルの原因になる可能性があるので気を付けましょう!!
クリームシャンプーを使用する際はしっかりと、且つ優しく丁寧に揉みこむことを心がけてくださいね!
◆最近の「メイク落とし剤」には、乳化をしなくても、さっとつけて流せばメイクが落ちるものがありますが、かなりの脱脂力です。
クリームシャンプーでもあまり揉みこまなくても洗浄できるタイプは仕上がりがパサつくことが多いです。
クリームシャンプーのメリット・デメリットは?
まずこれだけははっきりと言っておきます!
クリームシャンプーを一括りにしてメリット・デメリットを記載しているブログはナンセンスです!!
それって通常のシャンプー剤をすべてひっくるめて、「シャンプーは~~」と言ってるのと同じです。
「シャンプーの中にもアミノ酸系のものから粗悪なものまでありますよね?」
ですので、クリームシャンプーのメリットで「しっかりと保湿されるので仕上がりが柔らかい」というのは、「そういう処方のクリームシャンプーならね!!」ってことです。
ということで、クリームシャンプーでよく言われるメリットについて「本当なのかどうか」を検証していきます!!
今回検証するのは以下です。
◆全部読むのがめんどくさい人は気になる項目だけクリックして読んでください♪
などなど。
それ以外にも頭皮につけるクリームシャンプーにシリコンは配合されていても大丈夫なのかなどにも触れていきますね!!
オールインワン処方で時短・コスパが良い?
先に結論を書くと
- 時短になる
- コスパは微妙
です。
クリームシャンプーは「汚れを落とすクレンジング機能と、しっとりまとまるリンス機能」両方の機能を持ち合わせたオールインワン処方です。
つまり、トリートメントを別でする必要がないので、時短になります!
しかし「コスパがいいか?」と言われれば必ずしもそうとは限りません。
例えばロレアルのクリームシャンプーは、同じロレアルの「他のトリートメント」とほぼほぼ同じ作りなのに、実は値段は1.5倍~2倍ほどになっています。
確かにそうですよね。
シャンプー&トリートメントが各1000円のトータル2000円で、オールインワンシャンプーが1000円だと、メーカーさんは1000円損します。
損しないために、売値は1500円~2000円にするのが商売です。
つまり本来1000円の価値のものが、「オールインワンで済む」という名のもとに値が吊り上がってしまっているので、決してコスパが良いわけではありません。
同一メーカーで、「オールインワンクリームシャンプー」と「シャンプー&トリートメントセット」の両方を販売しているメーカーはこういう傾向があります。
もちろん価格相応にしっかりと作りこまれているオールインワンシャンプーやオールインワンクリームシャンプーもあります。
■オールインワンシャンプーでも、保湿力の失われないアットコスメでもベスト3に入る大人気のシャンプー⇒「haruシャンプー(kurokamiスカルプ)の成分解析」
■今回のクリームシャンプーランキングで1位にランキングされているKAMIKAクリームシャンプーも、価格相応のしっかり作りこまれたクリームシャンプーです。
⇒公式「KAMIKAクリーム」
⇒当ブログ記事「KAMIKA(カミカ)成分解析」
高い保湿力・仕上がりが柔らかい?
高い保湿力と柔らかい仕上がりのイメージがあるクリームシャンプーですが、実際は以下のように2パターンあります。
- イメージ通り保湿力と柔らかさに優れた仕上がりになる
- 油性成分による乳化作用で皮脂が取られすぎてパサつく
クリームシャンプーの口コミを見ていると、同じ製品でも上記のように完全に意見が分かれる場合もあるので相性が非常に重要になります。
さらに、もともとしっかりと脱脂するタイプのクリームシャンプーもあるので、「クリームシャンプーはしっとりとまとまる」と一概にいうことはできません!
◆しっかりと脱脂するタイプのクリームシャンプーは、「2日に1回の使用」などのアナウンスがメーカーからされていますよ!!
■「クリームシャンプー」は何と比較してしっとりするの?■
そしてもう1点、そもそも論があります。
- 「クリームシャンプー」と「通常のシャンプー×トリートメント」どちらの方がしっとりとまとまると思いますか?
- 答えは「通常のシャンプー×トリートメント」
そうですよね。クリームシャンプーは、「クレンジング剤×トリートメント」が一つになったオールインワン処方。
それよりは「シャンプー×トリートメント」の機能が別々の製品の方がまとまりが良いものは多いと思います。
【結論】
「クリームシャンプーがしっとりとまとまる」というのは、「通常のシャンプー」との比較で言われているだけで、「シャンプー×トリートメント」のセット使いの仕上がりよりも優位にまとまるわけではありません。
ですが、これも比較している製品同士の違いによるので一概には言えません。
「シリコンが多量に配合されているクリームシャンプー」と「ノンシリコンシャンプー×ノンシリコントリートメント」の場合なら、多量のシリコン配合クリームシャンプーの方がまとまりは良いです。
この点からも「クリームシャンプーは~」という説明がいかにナンセンスかわかりますね。
カラーが褪色しづらい?
クリームシャンプーで大きく誤解されているのが「カラーが褪色しづらい」というもの。
「クリームシャンプーでカラーが褪色しづらい」ということはありません。
「市販の洗浄力の強いシャンプー」と比較すれば褪色しづらいですが、アミノ酸系シャンプー等に比べて「褪色しづらい」ということはありません。
むしろ、クリームシャンプーでは、以下2点の懸念材料があります。
- クリームシャンプーの多くに配合されるカチオン界面活性剤で褪色しやすくなる。
- カラー色素は油性成分なので、主成分が油性成分のクリームシャンプーで乳化されてしまう。
【カチオン界面活性剤による褪色】
クリームシャンプーに配合されていることが多い「カチオン界面活性剤」により、褪色しやすくなると言われています。
↓↓
従来コンディショニング剤の主成分として使用されている第4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤を配合したシャンプー、リンス等は、カラーリング処理後の毛髪に繰り返し使用することで、経日的に退色が進む課題があった。
【油性成分の乳化作用によるヘアカラーの褪色】
乳化作用により、特にハイダメージ毛にヘアカラーをした場合に褪色しやすくなります。
ヘアカラーの色素は油性成分です。
そしてハイダメージ毛の場合、毛髪内部までカラー色素が浸透しづらく、毛髪表面側で発色をします。
そのためクリームシャンプーは「油性汚れを油性成分で乳化して落とす」という性質上、「毛髪表面側で発色したカラー色素を油性成分で乳化してしまう」ので、褪色しやすくなります。
外国人風カラーをしている人は気を付けた方が良いですね。
◆美容師講習でも、ハイトーンのペールカラー施術後の有料トリートメント時は「褪色しやすいので気を付けてください」等のアナウンスがあります。
頭皮に低刺激?刺激が強い??
クリームシャンプーへ切り替えるかどうかを検討するときに、最も気を付けなくてはいけないポイントがこの「頭皮への刺激性の有無」です。
クリームシャンプーメーカーさんは「クリームシャンプーは頭皮や毛髪に低刺激」と宣伝しています。
が、、、果たして本当にそうなのでしょうか??
まずは結論を書くと、
今まで通常のシャンプー&トリートメントを使用していて、特にトリートメントが頭皮についたり耳についたときに、その部分にかゆみを生じたことがある人は基本的にはクリームシャンプーを使用しないでください!
カチオン界面活性剤は刺激物?
トリートメントを付けて、かゆみ炎症が起きた場合、ほとんどのケースがトリートメントに配合されている「カチオン界面活性剤」が原因です。
カチオン界面活性剤は、リンス剤がリンス剤たる所以の成分で、毛髪に吸着して「毛髪柔軟性・帯電防止をして、パサつき等が解消されます。」
ですのでほとんどのトリートメントにはカチオン界面活性剤が配合されています。
このカチオン界面活性剤と呼ばれる成分の中には、もともと旧表示指定成分に指定されていたものも多く「ごくまれにですが、重篤なアレルギー症状を起こす人がいるので、注意喚起のために製品ラベルに必ず配合されていることを記載しなくてはいけない成分」だったんです。
食品でいうところの「そばや卵」が配合されている場合に製品ラベルに記載されているのと同じイメージです。
さらにカチオン界面活性剤は殺菌力も強いので、刺激性でいえば「よくネットでディスられる石油系界面活性剤の代表格ラウレス硫酸Naよりも強い」成分です。
※そもそも「石油由来のラウレス硫酸Na」という表現が「悪意の塊」なんです。だってそれは1970年代の話。もうかれこれ数十年「ラウレス硫酸Naのほとんどはヤシ油由来」です。これは知り合いの日本有数の原料メーカー兼製造メーカーの社長さんがおっしゃっていました。
石油由来のラウレス硫酸Naの方が、ヤシ油由来のラウレス硫酸Naよりも原価が高いので、「わざわざ石油由来の原料を使用する会社はない」と言っていました。
話は戻りますが、昔から「リンスは頭皮につけない」と言われていますが、その理由も「カチオン界面活性剤が頭皮の刺激になるから」です。
そんなカチオン界面活性剤ですが、基本的な作りがほとんどリンス剤と同じクリームシャンプーには多くの場合、配合されています。
ですので、
過去にトリートメントなどのリンス剤で「かゆみ・炎症」を起こしたことがある人はクリームシャンプーを使用しないでください。
◆かゆみなどのトラブルを起こす人の方が圧倒的に少ないですので、頭皮トラブルのない多くの人は、気にする必要はありません。
しかし、クリームシャンプーを利用する理由として「頭皮が弱いから低刺激なクリームシャンプーを使いたい!!」と考えている場合、上記の様に決して低刺激なわけではありませんのでご注意ください。
4級カチオン・3級カチオンって何?
ちなみにカチオン界面活性剤には4級と3級があります。
この2つの違いは以下です。
【4級カチオン】
吸着力が強く毛髪コンディショニング力に優れている。その代わり刺激が強い。
旧表示指定成分になっている成分は4級。
「○○クロリド」「○○プロミド」と記載されている成分
【3級カチオン】
吸着力が弱く、毛髪コンディショニング力が弱い。その代わりに刺激性は低い。
「○○アミン」と記載されている成分
他にも最近は、4級カチオンの毛髪コンディショニング力と、3級カチオンのような低刺激性を持った4級カチオン界面活性剤なども配合されています。
クリームシャンプーはダメージ毛におすすめ?刺激が少ない?
上記では頭皮に対しての刺激性について触れてきましたが、毛髪への負担はどうでしょうか?
★先に結論を書けばこんな感じ↓↓
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、要はこの2つのシャンプー群を比較した時に
- どちらのタイプも、優秀な製品は同等に髪への負担が弱い
- 通常のシャンプーの方が、粗悪な場合に髪への負担は強くなる
という感じです。
つまり、市販の洗浄力が強すぎるシャンプーに比べればクリームシャンプーの方が毛髪への負担は少ないです。
さらにクリームシャンプーの優位性を考えると、シャンプーはしっかり泡立てて泡で包んであげることでシャンプー中の摩擦を緩和しますので、しっかり泡立ちが出来ていないまま洗髪するのは、摩擦ダメージを引き起こします。
ですがクリームシャンプーはそもそも泡立てずとも滑りよく摩擦を軽減して洗えるので、その点は優位だと思います。
通常のシャンプーで負担なく簡単に泡立たせるためには、「最初の湯洗い」が非常に重要です。
いつも泡立ちが悪いと感じている場合、シャンプー前の「湯洗い不足」が原因の場合がほとんどですので、泡立ちが悪いと感じている人は、今までの倍の時間をかけて流してください。
クリームシャンプーはよくすすぐ!!
クリームシャンプーはカチオン界面活性剤が配合されているものが多いので、クリームシャンプー後のすすぎが足りないと頭皮トラブルに繋がります。
それを避けるためにも特に4級カチオン界面活性剤が配合されている場合はよくすすぎましょう!!
クリームシャンプーでは口コミチェックが大事
アットコスメなどでクリームシャンプの口コミを見ると、
- ほとんどかゆみなどのトラブルの情報がない高評価の口コミが多いクリームシャンプー
- 低評価の口コミが多く、それらがほとんど「かゆみ・パサつき」のトラブル
と製品によってかなり口コミはバラバラです。
もちろん相性は人それぞれですが、かゆみなどのトラブル情報が多い製品をわざわざ使用する必要はないのかなと思います。
ですので、今回のクリームシャンプーランキングは成分解析だけではなく、「頭皮トラブル・パサつきの有無」等の口コミもチェックして総合的に判断していきますね!
(クリームシャンプーは新しいジャンルなのでまだデータが足りないというか成熟していないジャンルです。そのため口コミのチェックは非常に大事ですよ!)
クリームシャンプーはシリコン配合!?
クリームシャンプーにはシリコンが配合されているものが多いです。
「えっ大丈夫なの?薄毛にならない??」と不安になる方もいるかと思いますが、「シリコンで薄毛になることはないです。まさに怪情報。ウソです。」
クリームシャンプーの場合、むしろシリコンが配合されることで
- 人工の油であるシリコンが乳化作用で油性汚れを除去してくれる
そして従来のイメージ通り
- シリコンが毛髪表面をコーティングしてくれることで、しっとりまとまる
という働きがあるので、クリームシャンプーにシリコンは配合されていても全く問題ないです。
※あまりにも高配合の場合、しっとりが行き過ぎてべたつきになりことはあります。
■当美容院で10年以上前から使用しているシリコンを除去するシリコンリムーバー。これにはシリコンが配合されています。毛髪に付着しすぎたシリコンを除去するのにシリコンを利用するんですよ。
■ノンシリコンのクリームシャンプーはかなり感触が落ちます。シリコンはカチオン界面活性剤と違って刺激も全くない超安全成分ですので、むしろクリームシャンプーにシリコンが配合されることでパサつかない優れたコンデションになるんですね♪
(直接目に入れるコンタクトも素材はシリコンです。そう考えると安全ですね♪)
クリームシャンプーがおすすめの人
ここまでクリームシャンプーについてまとめてきましたが、想像していたクリームシャンプー像と違っていた部分もあるのではないでしょうか?
結局は「クリームシャンプーだからおすすめ」なのではなく、通常のシャンプーにも「お勧めのものと、そうじゃないもの」があるように、クリームシャンプーの中に「お勧めの製品もある」ということですね。
そしておすすめの人の「絶対条件」が以下。
- 過去にリンス剤でかゆみや炎症を起こしたことがない人
です。
その上で
- オールインワン処方による時短を望んでいる人
- 今までのシャンプーに不満を持っている人
などには、クリームシャンプーを試してみることをお勧めします。
ちなみに「過去にリンス剤でかゆみや炎症を起こしたことがある人」は以下がおすすめです!!
- オールインワン処方で時短を望んでいる場合におすすめのシャンプー
⇒「haruシャンプー(kurokamiスカルプ)の成分解析」
それでは以下、おすすめできるクリームシャンプーを紹介していきますね!
お勧めクリームシャンプーランキング
メーカー | ECH株式会社 |
内容量 | 400g |
価格 | ■定価:6380円
■初回1980円 |
アットコスメの評価 | 5.6(口コミ214件) |
正直「クリームシャンプーでおすすめは?」と聞かれれば「これ一択」かなと思っています。
こちらは「僕の周り数名」で試しましたが、一人も頭皮トラブルを起こさず使用感もしっとりサラサラにまとまってとても好評でした。
さらにアットコスメの口コミでも高評価が多く、ほとんど頭皮トラブルも聞きませんので、おすすめできる数少ないクリームシャンプーです!!
クリームシャンプーの中で「毛髪補修力NO1!!」なのがKAMIKAです。
- 白髪改善成分「メタリン」
- 白髪予防&育毛成分&ハリコシ系補修成分「ヘマチン」
- 育毛成分「各種昆布エキス」
- 超抗酸化&超保湿成分「リンゴ果実培養細胞エキス」
- 超保湿成分「リピジュア」
- ヒマワリ油などの各種オイルやエキスによる保湿・頭皮環境改善
とクリームシャンプーでは圧倒的に補修力に優れた作りです。
さらに、アンチエイジングにかなり期待を持てる作りです。(若い方でふんわりサラサラ系の仕上がり希望の場合もおすすめです。)
ベースになる油剤もパルミチン酸イソプロピル、セタノールという軽い仕上がりの油剤で、あまりペタッとしないようにコントロールされています。
【4級カチオン界面活性剤(カッコ内は配合順)】
●セトリモニウムプロピド(6)
●ジココジモニウムクロリド(24)
●ステアルトリモニウムクロリド(25:旧表示指定成分)
【シリコン】
●ジメチコン(16)
●アモジメチコン(23)
【おすすめのタイプ】
- しっとりまとまるよりはふんわりサラサラにまとめたい人
- ダメージ補修をしたい人
- 「30代~高齢の方」で白髪・薄毛などのアンチエイジング対策
- 20代でサラサラでまとまりのある毛髪にしたい人
【以下順不同】
メーカー | AFC |
内容量 | 500g |
価格 | ■定価:5500円 →初回:1870円 |
アットコスメの評価 | 5.4(口コミ5件) |
クリームシャンプーの中でもかなり低刺激性に優れたシャンプーです。6番目に配合の第4級カチオンのベヘントリモニウムメトサルフェートは4級カチオンでありながら低刺激性に優れています。
ハリコシ系(~ケラチン)・保湿系(ヒアルロン酸~)・ツヤ系成分(~コンキオリン)でそれぞれ特徴的な成分が配合されています。
結構しっとりとまとまりますよ。
メーカーさんのこだわりを感じるクリームシャンプーですね。
アットコスメの口コミはまだ少ないながら、全体的に高評価なので、今後の口コミに期待できますね!
【カチオン界面活性剤】
●ベヘントリモニウムメトサルフェート(6)
●ジココジモニウムクロリド(1%未満の配合)
●ステアルトリモニウムクロリド(1%未満の配合)
【シリコン】
●ジメチコンシ(9)
●クロペンタシロキサン(10)
●シクロヘキサシロキサン(極小)
●アモジメチコン(極小)
●ジメチコノール(極小)
メーカー | 株式会社石澤研究所 |
内容量 | 280g |
価格 | ■定価:1800円 |
アットコスメの評価 | 5.1(口コミ418件) |
ノンシリコン処方&ベース油剤がミリスチルアルコールと軽い仕上がりです。
そこにアーモンド油などのオイルで保湿力・しなやかさを与えてくれます。
ノンシリコンの作りなので、「パサつきやすいのかな?」とアットコスメの口コミを見ても、そんなにパサつくこともなくしなやかにまとまってくれるみたいです。
【カチオン界面活性剤】
●セトリモニウムクロリド(5)
●ジメチルステアラミン(6)
【シリコン】
シリコン無配合です。
メーカー | ザ・プロアクティブカンパニー |
内容量 | 480g |
価格 | ■定価:5200円
■公式サイトより洗い流さないトリートメントセット:初回3900円 |
アットコスメの評価 | 4.9(口コミ266件) |
グリセリンベースの重い仕上がり+シリコンを少々配合することでサラサラも出るように処方されています。
さらにカチオン界面活性剤も3級カチオンや4級でもかなり低刺激なカチオンを少量だけ配合しているだけなので頭皮刺激にかなりこだわったクリームシャンプーです。
毛髪補修成分の配合は特になく、保湿力に重きを置いた作りになっています。
【カチオン界面活性剤】
●ステアラミドプロピルジメチルアミン(16:3級で低刺激)
●ベヘントリモニウムメトサルフェート(18:4級だけど低刺激)
【シリコン】
●アモジメチコン(17)
【お勧めのタイプ】
●クリームシャンプーを試してみたいパサついた毛髪をまとまりのある毛髪にしたい人に向いています。
メーカー | ロレアルパリ |
内容量 | 380g |
価格 | ■定価:1200円 |
アットコスメの評価 | 4.7(口コミ1520件) |
シリコンのアモジメチコンが3番目に多い配合なのでかなりしっとりまとまる作りです。ただその分アットコスメの口コミを見ると、「よくまとまる」という高評価の裏で、「使っているとベタベタしてくる」という口コミも見かけます。
これはシリコンの影響だと思いますので、使用の際はしっかりと乳化しながら洗うことが大切です。
頭皮刺激に関しては、成分的には決してやさしい作りではないですが、口コミ上はあまり頭皮のかゆみ炎症によるトラブルは見受けられないので、そこはさすがの大手「ロレアル」の腕の見せ所なんですね。
価格も安いのでクリームシャンプーの入門製品としてはおすすめです。
◆毛髪補修成分は配合されていません。
【カチオン界面活性剤】
●ベヘントリモニウムメトサルフェート(4:4級だけど低刺激)
●ベヘントリモニウムクロリド(5:旧表示指定成分)
●セトリモニウムクロリド(27:旧表示指定成分)
【シリコン】
●アモジメチコン(3)
【お勧めのタイプ】
●クリームシャンプーを試してみたいパサついた毛髪をまとまりのある毛髪にしたい人に向いています。
メーカー | 健康美人研究所株式会社 |
内容量 | 300g |
価格 | ■定価:8000円
■初回:1980円 |
アットコスメの評価 | 2.6(口コミ19件) |
かなり強烈な反シャンプー宣伝が気になるメーカーさんです。
- 白髪改善成分「メリタン」
- ハリコシ系補修成分「加水分解ケラチン」
- アミノ酸系保湿&ツヤ出し系補修成分「加水分解コンキオリン」
- 頭皮の炎症改善に期待できる「グリチルリチン酸2K」
そのほか、ホホバオイルやマカデミアオイルなど皮脂の組成と近い親和性の高いオイルが頭皮の柔軟性や保湿力を高めてくれます。
ですが、アットコスメのクレムドアンの口コミを見ると頭皮のかゆみを起こしやすいという口コミが多数みられます。
ちょっと口コミの悪さが際立っていますね。
ウェブ上のとても高評価の口コミが書いてあるブログの多くは、クレムドアン側が外注等を使って書いている記事が多い印象です。
クレムドアンをプロデュースしている住谷杏奈さん(レイザーラモンHGの奥様)は、山崎のロールパンを「自分で作っているパン」とtwitter上で嘘をついたのがバレて炎上した過去がありますよ。
【カチオン界面活性剤】
●ステアラミドプロピルジメチルアミン(7:3級カチオンで低刺激)
●ステアルトリモニウムプロミド(8)
【シリコン】
シリコン無配合です。
メーカー | 株式会社ファンファレ |
内容量 | 300g |
価格 | ■定価:5400円
■初回:1980円 |
アットコスメの評価 | 4.9(口コミ56件) |
「クレムドアンクリームシャンプー」と並んで反シャンプー宣伝で強烈なメーカーさんです。(そんなに敵対視しなくてもいいんですけどね)
ノンシリコン処方のクリームシャンプーです。
そこにアーモンド油などのオイルで保湿力・しなやかさを与えてくれます。
特に毛髪補修剤が配合されているわけでもないので、「油性成分で乳化する」ということ以外に特に特徴のないクリームシャンプーという印象です。
オリーブ果実油、アルガニアスピノサ核油、ハチミツなどをウリにしていますが、配合量はそれぞれ1%未満ですので、あまり効果的ではないかなと思います。
ただ使用感はアットコスメでも4.9ですので、そこまで悪くないのかもしれませんね。
Amazon
【カチオン界面活性剤】
●ステアラミドプロピルジメチルアミン(7:3級カチオンで低刺激)
●ステアルトリモニウムブロミド(9:4級カチオン)
【シリコン】
シリコン無配合です。
【注目シャンプー】
メーカー | ゴールドラッシュ株式会社 |
内容量 | 「リダクションフォーム」100g
「アクティブスパフォーム」200g 「リッチトリートメント」200g |
価格 | ■定価:14000円
■割引後:初回9800円 |
ミネコラパーフェクト3は「水素クレンジングフォーム」×「炭酸シャンプー」×「白金トリートメント」+「仕上げのアイロン」で、毛髪をツルツルうるうるにする「マツコ・デラックスさんも大絶賛した水素の力を利用した質感矯正」アイテムです。
この中の水素クレンジングフォームが、クリームシャンプーです。
なんと!!
クレンジング成分がほぼホホバオイル。
ホホバオイルはヒトの皮膚組成に非常に似ていて親和性に優れています。
そのためクレンジング力もしっかりある割に、毛髪コンディショニング力(うるおい、柔軟性)や保湿効果も高いなど非常にクレンジングに優れた成分です。
ですがミネコラは基本的に3点セットでの購入で、且つトータル1万円以上と非常に購入のハードルが高いです。
ですが、製品としてはツヤ髪作りに最適な製品ですので興味のある方は一度「ミネコラに関する当ブログ記事」と「公式ホームページをご確認くださいね」
まとめ
市販込みのおすすめクリームシャンプーランキングはいかがだったでしょうか?
今回の記事はクリームシャンプーのデメリットなども書いていることから積極的にはおすすめしていない印象を受けるかもしれませんが、そんなことはなくシャンプーの1ジャンルとして合う人にはアミノ酸系シャンプーと同じようにおすすめできるものです。
といっても今のところはKAMIKAクリームシャンプー
冒頭にお伝えしているように、クリームシャンプーはメーカーさんの宣伝がミスリードを誘うものも多いので、その点にメスを入れながらクリームシャンプーについてお伝えしてきました。
クリームシャンプーのメリットとデメリットを理解したうえで、自分に合うかどうかを判断してご利用くださいね♪
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