最近シャンプーの成分の分析・解析の様なことばっかり記事にしています(-_-;)
だって、お問合せいただく内容の内訳が
- 5割くらいがシャンプーの話。
- 3割が薄毛の悩み。
- 2割が美容院の相談。
くらいの内訳で、シャンプー関連の質問が多いんですよね。
という需要に合わせてシャンプー関連の記事を多めに書いていますが、皆さんどれくらい信用されてますか??
シャンプー解析の信用度は?
僕のホント勝手な感覚ですが7割くらい信用していただければ、、、
と思っていますw
つまり信用してみる価値はあると思うのですが、、、
じゃあ残りの3割は?というと
- 成分はよくてもお客様それぞれの髪質との相性で、ある人にはしっとり。ある人にはべたつくなんて事もあります
- 成分を見て、良い成分がバランスよく入っているなぁと思ったとしても、使ってみると誰が試しても仕上がりの感じが良くない(良いシャンプーの中ではって話で、元々粗悪な成分のシャンプーに劣る事はありませんが)
- 成分的に優れていても、その人にとってはかゆみを引き起こす可能性のある成分が配合されているときもある
こんなことはあります(-_-;)
ですので僕が「おすすめだなぁ」と思っても”あなた”の髪や頭皮とは相性が悪いこともあるんです(>_<)
例えば、以前紹介した
コレの楽天での口コミを見ると、「サラサラになった」という絶賛の声と「べたべたする」って批判の渦が巻き起こっています。
その時の記事でも書きましたが、その原因はトリートメントに多く配合されているシリコンの「量」が関係しているんではないかな?と思います。
(決してシリコンがダメと言っているわけではありません)
これだけシリコンの配合が多いと、経験上は
- 細毛の人
- 縮毛の人(毛がウェーブではなくチリチリしてる人)
- 元々皮脂の分泌が多めの人
こういう系の人に多めに付けちゃったりするとべたつき易いですよね(>_<)
でも、相性が合う人にはスゴイサラサラになるんじゃないですかね。
そんな感じで、このトリートメントが悪いんではなくて、髪質との相性なんですよね。
さらに言えば、このシャンプーの洗浄力は比較的優しい処方。
ですので
・しっかり初めの流しをして、
・しっかり泡立ててシャンプーをしないと
前日のトリートメントのシリコンがとりきれていないところに、翌日もトリートメントでシリコンが重なるので、どんどんビルドアップされて(シリコンが何層にも重なって)、使っていくうちにだんだん仕上がりの感じが重くなってくるというかべたついてくる。
みたいになると想像できます。
※こういう時は脱シリコンを1週間ほどすると自然とはがれてべたつきが改善しますよ。
⇒「毛髪の根元がベタベタする原因と対策は?」
ですので、相性は大事なんですよね。
相性の話で言えば、うちのお客様でも、髪の毛がパサついていて傷んでいたので、かなり補修効果のあるシャンプーのサンプルを渡したのですが「逆にごわつく」と言われまして、、、( ;∀;)
そのお客様の髪質には補修成分が重すぎてダメだったんですよね。
で、次にもう少し軽めのタイプのシャンプーのサンプルを出したら、そのお客様にはそちらがビンゴ♫
それ以来、もう数年間ずっと使用していただいていますが、そんな感じで、実際にお客様の毛髪を見て判断しても間違えることもあります(-_-;)
という、相性って話の一例でしたm(__)m
成分解析だけでは判断できない?
そしてシャンプー剤の裏面の成分表とにらめっこしているだけではわからないこともあります。
それは実際の配合比率です。
勿論、配合比率がわかったところで、使用感が完全にわかるわけでもないですが(>_<)
以前この記事でも書いたことがありますが、僕は「原料メーカー 兼 製造メーカー」の会社の社長さんと知り合いで一度、最高のシャンプーを作ってみたくなって協力してもらったことがあるんです。
最高のシャンプーが出来た暁には商品化するという条件で、、、。
で、原材料費度外視して作ってみてもらったんですよ。
どれくらいの原材料費かといえば僕がこのブログで紹介している最高峰の部類のシャンプーの倍の原材料費です(゜レ゜)
⇒「口コミで評判のharu kurokamiスカルプを解析」
で、結論、、、。
思ったほどじゃない(゜レ゜)
もちろん市販のシャンプーよりは全然感触もいいけど、僕がおすすめしているシャンプーの使用感に比べたら物足りなかったです。
で、その後「良い成分なら何でも入れてしまえ!!」という考えを改めてバランスを考慮しながら作り直してもらったのですが、結局、上記で紹介している僕が最もおすすめだと思っているシャンプーの感触を超えることはなく・・・。
(同じくらいにはなったのですが・・・。)
越えないなら作る意味もないと思いましたのでこの時は結局商品化を断念したんですよね。
でもこの時思い知らされましたね。
シャンプーはバランスが大事!!
仮に同じ成分が配合されていたとしても、その配合比率が変われば使用感も変わってきちゃうんですよね(゜レ゜)
これこそ各製造メーカーの腕の見せ所で、僕たちの判断しきれないところになります。
ですので僕が解析で出来るのは、成分それぞれの特徴を見て総合的に何となくこんな感じだろうなと予測することです。
追々紹介しようと思っているとあるシャンプー。
これはシャンプーを紹介している他のサイトなどで、おすすめと言われているサロン専売シャンプーなのですが、成分表的にはすんごい良いんです。
僕もスタッフ雇って店舗を他にも構えていた時などはそのシャンプーを取り入れたんですけど・・・。
その時いたスタッフ全員、そのシャンプーは洗い上がりが悪いと・・・。
で、僕も家で1本試しましたが全然ダメ(>_<)
この某シャンプーはホント僕の周りで実際に試して「良いね♫」っと言った美容師はいないんですよね(>_<)
つまり、成分で解析すればめちゃくちゃ良くても最終的に使用感がいいか?は、判断しかねます(>_<)
一応フォローをさせていただくと、上記の話はスゴイいいシャンプー達との比較の中での話ですので市販のシャンプーとの比較ではないです。
※更新しました
⇒ケアテクト HBカラーシャンプーを美容師が評価すると
まあウダウダ書いていますが(・_・;)
取りあえずこのブログでおすすめしているシャンプーは試してみる価値は大いにありだとは
言えます!!
参考になさってくださいm(__)m
★併せて読んでいただきたいシャンプーの話★
●「ホームカラーや市販シャンプーが美容院ジプシーの原因になる?」
●「シャンプー/コンディショナー/洗い流さないオイル/大事なのはどれ?」