【シャンプー解析】キューピー全身ベビーソープの成分解析&口コミ評価｜乳児湿疹に効果的？｜ベビーソープはいつまで使える？

アットコスメでここ最近ずっと上位にランクインされているベビーシャンプー「キューピー全身ベビーソープ」の成分解析&口コミで評価していきますね！

お母さん方が気になる「乳児湿疹」や「あせも」の症状に向いているのかどうかなども解説しています。

生まれてすぐから使えて、はじめてのママにもオススメ。スクワラン＆シアバター（皮ふ保護成分）配合。ふんわりキメ細かな泡で、やさしく洗える。 目にしみにくく、泡切れすっきり。髪も体も洗えます。

■出典：キューピー全身ベビーソープ

キューピー全身ベビーソープは、生まれたての赤ちゃんから敏感肌の大人まで使用でき、且つ、毛髪からボディまで全身に使用することが出来る全身ソープです。

 

成分解析だけでなく、僕も子2人の父親なので実体験も含めてベビーシャンプーの考え方についても考察していきますね。

 

それでは成分解析からしていきましょう！

 

■キューピー全身ベビーソープは、カウブランド無添加シャンプーが有名な「牛乳石鹸」のブランドだったんですね！知りませんでした・・・。

 

 

キューピー全身ベビーソープの成分解析

キューピー全身ベビーソープの成分解析からしていきます。

【成分】

水、ＤＰＧ、ラウロイルメチルアラニンＮａ、ココアンホ酢酸Ｎａ、グリチルリチン酸２Ｋ、スクワラン、シア脂、ラウリン酸、クエン酸

■350ml・500円

■400ml・700円

それでは細かく成分解析していきます。

 

シャンプーで一番大事洗浄成分は以下です。

 

 

ベースがアミノ酸系ながら適度に洗浄力も有り、且つ、泡切れも良いラウロイルメチルアラニン系なので、毛髪も身体もさっぱりと洗えますね。

 

それ以外には洗浄成分よりも多く配合されているDPG

これは肌の保湿やバリア機能として働いてくれる上に、抗菌性もあるあり防腐剤代わりになっています。

 

とりあえず、この

• さっぱり洗える洗浄成分

プラス

• DPGによる保湿＆肌バリア

によって、「保湿されるけど汚れは除去され、且つ、泡切れも良い」というソープの骨格が出来上がっています。

 

そして頭皮環境を整えてくれるグリチルリチン酸２Ｋが配合されることで、乳児湿疹やあせもにアプローチできるようになっています。

 

 

 

グリチルリチン酸２Kは1%未満の配合なので、これ以降の製品「スクワラン、シア脂など」も1%未満と少量の配合です。

 

ですので、メーカーの宣伝上は「スクワラン、シア脂」などによって肌を潤すように書かれていますが、実際はDPGの影響が大きいのではないでしょうか。

 

---

 

ということで、まとめると

• 低刺激
• 洗浄力はほどほどにある
• 頭皮ケアや肌の保湿はされるが、毛髪ケアやおさまりに効果的な成分は少ない

という作りなので、やはり「生まれたての赤ちゃんや、敏感肌の人」にはお勧めですが、カラーやパーマをしているようなダメージ毛やツルツルサラサラの仕上がりになりたい人には向いていません。

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キューピー全身ベビーソープの口コミチェック

キューピー全身ベビーソープのアットコスメ上の口コミを見ていきます。

307件中「★5.7」とかなり高評価ですね。

 

口コミの内容をチェックすると…「あっ多くの口コミはボディに使用した時の感想だ！！」ということに気づいてしまいました…

★7

泡切れがいいので、ボディソープとしてサッパリ感が毎日感じられます。

かわいいキューピーのボトルからもっちりと濃密泡が出るので、使いやすいですね！

ササっと洗いながして、肌はしっとりしてます。冬には、ぴったりです。

■出典：アットコスメより

★7の評価ですが、明らかにボディソープとしての評価です。

 

これでシャンプー&トリートメントランキング2位って…(2020年1月現在)

ちょっとアットコスメのランク付けに疑問を感じます…。

 

• 泡切れよくさらっと洗える
• 保湿力は残る
• かかとなどのパサつきが改善

などの肌への高評価コメントを多く見かけます。

 

確かにボディソープとしては、アミノ酸系の作りなのでよくある石鹸系のボディソープより保湿力は高いです。

 

ただ毛髪への口コミはほとんど見つけられないながら、この作りだと毛髪の軋み&パサつきは出やすいので、お子様が使用する分には良いですが、敏感肌でもない普通の大人がシャンプーとして使う必要はないのかな…と思います。

 

 

 

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乳児湿疹やあせもに効果的？

先に結論を書けば、

比較的、乳児湿疹やあせもに効果的です。

 

ただ、キューピー全身ベビーソープでも治らない、或いは、使っていたけど乳児湿疹やあせもが出てきた。

というときには、薬用のベビーソープに一時的に変えることをお勧めします。

 

例えば、ピジョン 薬用全身泡ソープなどです。

 

 

キューピー全身ベビーソープには、保湿成分のほか、肌トラブルを整えるグリチルリチン酸２Kが配合されています。

 

グリチルリチン酸２Kは国で配合濃度が定められていて、

• 基準値以上だと「効果効能が謳える医薬部外品(薬用)」
• 基準値未満の場合は「効果効能が謳えない化粧品登録」になり「肌環境を整える」という表現になります。

 

で、キューピー全身ベビーソープの場合は、グリチルリチン酸２Kは基準値未満で化粧品登録の全身ソープになっています。

ですので、効き目も穏やか、その代わり刺激もさらに控えめ。

特にトラブルがないお肌の現状維持や軽度の乳児湿疹やあせもの時におすすめです。

 

逆に、薬用ソープ、仮に「ピジョン 薬用全身泡ソープ」は、グリチルリチン酸２K濃度が基準値以上で薬用ソープになっています。

その分効き目も強くなりますが、わずかながら刺激が出ます(繰り返しますがわずかながら)。

ですので、慢性的でなかなか治らない乳児湿疹や、夏場一時的に増えるあせもの時期等、症状に合わせてこのような薬用ソープに変更するのがおすすめです。

 

上手く使い分けて赤ちゃんのお肌を乾燥から守ってあげましょう！！(赤ちゃん以外、お子様や大人の方でも考え方は上記と同じです)

 

※当然ボディソープだけでなく、お風呂上がりの保湿ケアも非常に重要になります。

 

 

ベビーシャンプーはいつまで使用できる？

 

 

の答えは…

いつまででも使えます！！

 

使いたい限り使い続けてOKです。

 

逆に言えばいつでも大人と同じボディソープに替えても問題ありません。

 

赤ちゃんの肌の方がデリケートだから…というのは確かですが、うちの下の子は初めっから大人と同じボディソープを使っていましたし。

 

肌トラブルがない限り何を使っても基本的には問題ありません。

 

そのお子様によっては、ベビーソープだと乾燥してカサカサになるけど、大人と同じボディソープなら乾燥しない子もいれば、その逆のケースもあるし、うちの子の様に何を使っても問題ない子もいます。

結局その子に合うボディソープであればなんでも問題ありません。

 

添加物はどこまで気にする？

添加物というキーワードを気にされる方も多いかと思いますが、あまり気にされることはありません。

(言い方は悪いですが、神経質な方は精神衛生上気にされた方が良いとは思いますが…)

 

例えば、キューピー全身ベビーソープにはいわゆる防腐剤は配合されていません。

防腐剤の代わりに弱い抗菌作用のあるDPGが多く配合されています。

 

例えばDPGだけで防腐力を待たせた場合、かなり多くの配合量が必要になります。例えば１０％とか。

ちなみに防腐剤パラベンなどで十分な防腐力を持たせようとすれば1％未満(大概の製品は0.1％～0.5％ほど)の配合になります。

 

DPGとパラベンの比較として

• 同じ配合濃度1％で比較すればDPG1％溶液の方が低刺激です

しかし、

• 十分な防腐力を示す配合濃度「DPG10%」「パラベン1％未満」で比較するとパラベンの方が低刺激とも言われています。

※「DPGに刺激があるよ」という話ではなく、「どっちもほとんど刺激はないよ」というお話です。

パラベンは他の防腐剤に比較して低い含有量で優れた効果を示すことに加え、急性毒性、皮膚刺激性、眼刺激性などの毒性がほとんど認められないことが特徴と言えます。
パラベン以外の防腐剤の中には、低い含有量では十分な防腐効果が得られず、そのためパラベンと同じ効果を出すために含有量を上げれば刺激性などの毒性が強く表れるような物もあります。

■出典：上野製薬より

 

さらにはコープでもパラベンについて

化粧品防腐剤として汎用されている成分です。毒性が低く、皮膚刺激や過敏症などが少ないため、多くの化粧品に使用されています。

■出典：コープ化粧品より

ですので、パラベンフリー製品は実際の安全性というよりも、パラベンが配合されていることで風評被害を受けやすくなるので、それを避けるために特にベビーソープやオーガニックをウリにしているメーカーは避ける傾向がある。

と考えた方がベターです。

 

ですので、「それでもパラベンが気になる！アンチ防腐剤！！」と言う方は、パラベンフリー製品を利用した方が精神衛生上良いので、あえてお勧めすることはしません。

 

しかし、「なんだ!気にしなくていいんだ!!」というタイプの方は、パラベンに限らず「ネガティブな評価を受けている成分」はほとんど風評被害なのでそれを理由に子供に使うのをためらう必要はありません。

 

僕の家では、このような理由から「子供だから」という理由で大人と使用する製品を替えることはしていません。

 

※仮に子供の使用不可の製品であるなら、その旨はしっかりと記載されています。その記載がない限りほぼ気にせずお子様に使用して問題ありません。

 

 

キューピー全身ベビーソープの総合評価

キューピー全身ベビーソープを総合的に評価すると…

 

■生まれたてのお子様は毛髪から身体まで全身使えて、トラブルがなければいつまででも利用OK。

■季節によって乳児湿疹やあせもが出る季節は「薬用ソープ」に変更するのがおすすめ

■大人でもボディソープとしてはおすすめ、だがシャンプーとしての利用はごわつきやすいのであまりお勧めはしない

■敏感頭皮で一般的なシャンプーが合わない場合は、試してみる価値がある。

 

という感じです。

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