ハーブカラー/香草カラーとは

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ハーブカラー、香草カラーとは
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前回オーガニックのカラーは普通のカラーとほぼ同じって話をしましたが「じゃあハーブカラー/香草カラーはどうなの?」と思った方もいると思いますので、その辺について詳しく書いていきますね。

※オーガニックカラーの話がまだの方はこちらからどうぞ
「オーガニックカラーとは。普通のカラーとの違いは?」

 

ハーブカラー/香草カラーは2種類に分けられます。

  • 黒髪は明るくならない、白髪にのみ色がつく。
    ほぼ草木のみの粉末で染めるカラー
    (正確にいうと黒髪にも色が付きますが、地毛の黒が強いので黒のままに見えます)

  • 黒髪も茶色くなる。つまり脱色される。
    前回のオーガニックカラーと同じタイプのカラー剤
    つまり通常のカラー剤に数滴ハーブエキスや香草を配合したもの。

ざくっというとこの2種類ですね。

 

では、以下でもう少し細かく掘り下げていきますね。

 

でも、その前に・・・

またまた「海苔巻き理論」を元に説明していきますので、「海苔巻き理論」を知らない方は、まずはこちらを読んでくださいね。

ちょー簡単に「髪が染まる仕組み」が書いてありますので

 



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目次

ヘナカラー等のほぼ100%ハーブカラーとは

ヘナで染まる仕組みはそのうち話しますので、今日は簡単に。

ヘナカラーは、インドを中心に育つヘナという低木の葉を収穫・乾燥させた後、粉末状にし、その粉末をお湯でペースト状にしたものを、髪に塗布して染めていきます。

 ね。

上の話だけ読めば100%草木染めですね。

 

で、天然のヘナだけですと白髪がオレンジに染まるので、抵抗がある方はインディゴの青(ジーパンのあのインディゴ)を混ぜることで茶色っぽい色を出したり、通常のカラー剤の人工色素でもあるジアミンを配合することでダークブラウンやブラウンになるように加工したヘナもあります。

(繰り返しますが上記の話は全て白髪がその色になるという話で、黒髪はそのままです)

(最近はジアミン(アレルギー物質)以外の人工色素を使用しているヘナ会社もあります)

 

多分皆様が想像するハーブカラーとか香草カラーってこういう「ほとんどが香草で作られているもの」ってイメージだと思いますが、この場合何度も言うように黒髪は黒髪のままなんです。

 

※同じように染まる原理でノンジアミン・ダメージ0で自宅で染められるものにヘアカラートリートメントというものがあります。
「ヘアカラートリートメント特集」

 

==============

それを説明していきます。

では、「海苔巻き理論」を。

まだの方はこちらを→「髪が染まる仕組み」

 

通常のカラーの場合は、海苔をはがして、中のお米をブリーチしましたよね。だから茶色くなるんでしたよね。

 

ヘナの場合はお米と海苔の間に「色つきのフィルムシート」がくっつくだけ

(だから、白髪には白の上に色つきフィルムシートなので、そのフィルムの色になりますが、黒髪はフィルムシートより黒が強いので黒のままになります)

ですので、お米は抜かないので茶色くなりません。

 

で、キューティクルの内側に浅めに入り込みますが、これは、通常髪は濡れていたり、熱にあたると、少しキューティクルが開く性質があるんです。

 

ですので、髪の毛を濡らして、塗布後放置中に熱を与えてあげると少しだけ浮いたキューティクルの隙間に入り込んでいきます。

 

つまり

通常のカラー剤のように、髪の傷みの原因になるキューティクルを開くために必要なお薬を使わなくてもいいので、傷みもありません。

 

※ヘナの”大”注意事項がひとつ。最近「黒髪も茶色くなるヘナ」というものが出てきています。これはオーガニックカラーの話と全く同じパターンで、通常のカラー剤とほぼ変わらないベースに、ヘナがちょっと配合されてるだけのケミカルなカラー剤ですのでお間違えのないようにお願いします。

 

これがまず一つ目のハーブカラー/香草カラーですね。

 

 

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ではもう一つ。

通常のカラー剤とほぼ変わらないハーブカラー・香草カラー

これは前回のオーガニックカラー剤と全く同じ話なのでそちらを読んでくださいね
「オーガニックカラーとは?普通のカラー剤との違いは?」

 

結論だけいうと普通のカラー剤とほぼ同じ。

 

髪が茶色くなるって時点でもうそれは普通のカラー剤と同じジャンルのものでしょう。

イメージ戦略ですね。

その辺も前回のオーガニックの話に書いていますのでここでは割愛しますね。

ほとんどの場合、美容院で「当店はハーブカラー剤です」って書いてあったらこのタイプのお薬の事ですね。

 

ちなみに一般の方の中でおそらく一番認知度の高い東京の某カリスマ美容院。
(最近はチェーン展開で地方にも進出してるっぽいですけど)

最近もよくTVで見かけますね。

で、そのテレビでたまたまカラー剤の置いてある場所が映っていたのですが、このタイプのハーブカラー剤でしたね。

 

ハーブカラー剤で一番有名なカラー剤でした。

このハーブカラーは、低価格サロンでもハーブカラーと言ったらほぼこのメーカーの同じものを使用しているだろうと思われるくらいのシェアのカラー剤です。

 

どういう宣伝しているのかは知りませんが・・・。

もし「当店はハーブカラーを使っていますので、髪に優しいです」

なんて言ってたら・・・。

 

まぁ・・・嘘ですね(゜レ゜)

 

ただ、このタイプの香草カラーにも一部製品においてはメリットはあるんです。

それはアレルギー問題!!

 

香草カラーはカラーアレルギーの人におすすめ?

繰り返し説明していますが、カラーアレルギーの多くは人工色素「ジアミン」アレルギーです。通常のカラー剤にはほとんど配合されています。

香草カラーの中には、「この色素をジアミンではなく、草木の染料で補う」という作りのものもありますので、この場合ジアミンアレルギーに対するリスクはなくなります。

ですので、黒髪も明るくなるのであれば、毛髪ダメージは通常のカラー剤と変わりませんが、ノンジアミンなのであれば「カラーアレルギーの方」には大きなメリットになります。

「カラーアレルギーにおすすめのノンジアミンヘアカラーとは?」

 

※注意点・・・すべてのハーブカラーはすべてノンジアミンということではありません。ハーブカラーを謳っている製品の中でも一部の製品がノンジアミンになります。

 

と、言うことで

 

まとめ

 しつこいようですが、どんなに耳触りのいいフレーズが書いていても同じように明るくなる薬は、同じようにダメージを伴います。

仕上がりで違いを感じるとしたら、それはダメージレスカラーだからなのではなく、カラー剤に配合しているシリコンでツヤ感が出ていたり、あるいは美容師の腕や周辺アイテムのおかげです。

(同じカラー剤使っても、カラーの前にコレつけて、途中でアレつけて・・・。等々で手触りなどは変わってきます)

 

ただ、オーガニックカラーの話でも書きましたが、ダメなお薬なわけではなくて、普通のカラー剤と同じなだけです。

 

ですので、「ハーブカラーやオーガニックカラーだからプラス〇〇円です。」っていうメニュー展開をされているのなら、代わりに違うメニューに同じ額のお金を使用した方が良いと思いますよ。

 

例えば処理剤などですね。

「美容室の前処理トリートメントってした方がいいの?おすすめ?」

「美容院ですすめられたら断るメニュー・やるべきメニューは?」

 

※ヘアカラートリートメントは、ヘナなどと同じように白髪にしか色がつかないダメージ0のカラー剤です。ヘナに抵抗がある人でノンジアミンカラー剤を探している場合はこちらがおすすめです。

「ヘアカラートリートメント特集」

ハーブカラー、香草カラーとは

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