旧表示指定成分とは?旧表示指定成分無添加化粧品はおすすめ?

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旧表示指定成分とは
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今回は旧表示指定成分について解説していきます。

シャンプーや化粧品のパッケージを見ると、「旧表示指定成分無添加」というキャッチコピーを見かけるときがあります。

 

旧表示指定成分無添加っておすすめなの??

 

そもそも旧表示指定成分って何??

と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

 

ということで今回は、「旧表示指定成分」について深く掘り下げていきますね!

 

 先に結論を書くと

旧表示指定成分にアレルギーを持っている人以外は、旧表示指定成分無添加であろうがなかろうが、ほぼほぼ気にする必要がない

です。

 

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目次

旧表示指定成分とは?

シリコンオイル、天然オイルべたつくのはどっち??

元々、表示指定成分というものがありました。

 

表示指定成分とは、1980年に薬事法(現在は薬機法)によって、

「ごくまれに重篤なアレルギー等の皮膚トラブルを起こす恐れがある」ことから、製品への表示を義務づけられた102種類の成分(香料も含めると103種類)

のことです。

 

その当時、表示指定成分が配合されている製品には

表示指定成分・・・〇〇、〇〇

とパッケージに記載がありました。

ポイント

この当時は全成分の表示の義務はなく、表示指定成分だけ表示義務がありました

 

その後、2001年に化粧品は全成分表示が義務化され、表示指定成分だった成分も全成分表示内に同じように記載されるようになりました。

そのため現在では、『旧表示指定成分』と言われています。

 

旧表示指定成分に発がん性・環境ホルモンの疑いはあるのか

巷でよく聞く噂話。

 

旧表示指定成分って発がん性とか環境ホルモンの疑いがあるらしい

どう思いますか?

 

ホントだと思いますか?

 

答えは、

 

taka
環境ホルモンや発がんの疑いは「旧表示指定成分の中にもあるかもしれないし、そのほかの化粧品原料にもあるかもしれない。」

です。

 

そもそもなぜ

「旧表示指定成分に発がん性・環境ホルモンの疑いがある」

という噂が流れたのかと言えば、実際に疑いが濃厚な成分が102種類の表示指定成分の中にあったからです。

 

あるんかい!!

という話ではなくて・・・

 

ラウリル硫酸Naに発がん性?

旧表示指定成分の一つ「ラウリル硫酸Naに発がん性がある」と巷で言われています。

 

この噂は、1970年代に廃油から抽出して生成されたラウリル硫酸Naに不純物が混ざってしまい、その不純物に発がん性の危険があった過去の話からきています。

 

しかし、その後不純物は取り除かれ、現在数多くの国家機関が安全性を確認しています。

1970年代に発癌性が指摘され厚生労働省によって精密な追試が行われたが発癌性は確認されていない。東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達している。また、米国化粧品工業会も化粧品原料評価を行い発癌性を否定しており、インターネットやE-mailで流布される発癌性懸念の噂は虚偽であるとのカナダ健康省や米国癌学会の見解を紹介している。さらに、2007年現在までIARCやNTPの発癌性リストに載ったことは無い。

科学的、医学的な根拠が示されていないにも関わらず、現在においても発癌性が盛んに主張される背景には、天然石鹸を販売する業者が市販の歯磨き粉や洗剤の中に含まれる危険な成分としてこの物質を紹介しているという事情がある。例えば、情報センター出版局が発行する『危険度チェックブック』には発癌性・アレルギー性のある成分と記されている。

当ブログ記事:「石油由来のラウレス硫酸Naに発がん性の危険?経皮毒に注意??ヤシ油由来なら安全???」より

ここまではっきりと発がん性がないとアナウンスされているのに

「無添加・オーガニックメーカー」は、「ラウリル硫酸Naに発がんの疑いがある」という説明をするんですよ!!

 

「疑いがある」ってのがミソですよね。”疑っているだけ”で「事実だ」とは言っていないんですよね。

 

いやぁズルい!!

 

表示指定成分はアレルギーリスクへの注意喚起のため

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もう1点、「無添加・オーガニックメーカー」の罠に騙されていけないことがあります。

 

そもそも表示指定成分は

ごくまれに重篤なアレルギーを起こす人がいるから、注意喚起のために表示を義務化した成分

です。

 

食品で言うと、「卵」や「そば」など重篤なアレルギー症状を起こす食品が含まれる料理に「注釈」が書かれているのと同じイメージです。

 

つまり、発がん性の疑いが強いから「表示指定成分」になったわけではありません。

 

だって、それだと政府が「発がんの危険があるのに表示さえすれば配合してもかまいませんよ」とアナウンスしていることになります。

この製品は発がんの疑いが強い成分が含まれています。

という状態で、「放置されている」ということですよ。

 

ありえなくないですか?

 

冷静に考えれば、旧表示指定成分が「発がん」「環境ホルモン」の疑いがあるから指定されたわけではないとわかります。

 

「重篤なアレルギー症状の回避のための表示指定成分の中に、環境ホルモンや発がん性のあるものが見つかった」

という話です。

 

結局同じじゃない??

と思う方もいるかもしれませんが、全然違います!!

 

表示指定成分だったために、安全性の検証が進んだ結果「発がん性のある成分があぶり出され、逆に安全な成分もはっきりした」ということです。

 

なので今現在、化粧品やシャンプーに頻繁に利用される旧表示指定成分は「その成分に重篤なアレルギーを持っているごく一部の人」以外には安全に使える成分です。

 

無添加・オーガニックメーカーの罠

旧表示指定成分とは、アレルギーなどの皮膚障害を起こす物質で、なかには発ガン性、環境ホルモンであると疑われる物質もあるといわれています。

このように説明している「とあるメーカーホームページ」を見ました。

 

「ごく稀に重篤なアレルギー等の皮膚トラブルを起こす可能性がある」だけの旧表示指定成分が、

  • 発がんの可能性を有するもの
  • 他の成分より体に悪いもの。

 というように消費者が読み取ってしまうような書き方がされています。

 

無添加メーカーやオーガニックメーカーがよくやる手法です。

 

本当に気を付けるべきは「自分にとってアレルギーを起こす成分かどうか」です。

 

それは旧表示指定成分であろうが、なかろうが、もちろんオーガニックオイルでも同じです。

 

だって、一昔前の騒動

  • 「茶のしずく石ケンのアレルギー」
  • 「カネボウの白斑問題」

これらで問題になった成分は旧表示指定成分以外の成分ですよ!

 

※当美容院のお客様でも「オーガニックのオレンジ油」に強いアレルギー症状を起こして病院に通院していた方もいます。この方、別に旧表示指定成分は問題ないんですよ。

 

ということで、言葉のマジックを駆使した無添加・オーガニックメーカーや、それらの宣伝を真に受けて発信する美魔女ブロガーなどの意見は無視して「表示指定成分にそこまで敏感になる必要はありません」

 

【衝撃!?】

原料メーカーさんや研究者などの間では「オーガニックメーカーの防腐剤無添加の防腐方法」よりも「世の中では危険視されている防腐剤パラベンでの防腐方法」の方が「安全・刺激が少ない」とアナウンスされています。

■詳しくはこちら

安全・危険な防腐剤は?パラベン?プロバンジオール??

 

旧表示指定成分:セタノールの危険な話

ちなみに、旧表示指定成分の話でよく出てくる怖ーい(おもしろい)話にこんなものがあります。

1970年代のアメリカで、アメリカ精製の石油合成成分「セタノール」配合の化粧品で「黒皮病」になった症例がでて問題になった。

でも、日本は元々セタノールは鯨由来??とかで石油由来で作ってる原料メーカーはなく、安全上も問題なかったのですが、どういうわけか表示指定成分に入れられてしまったそうです。

(一説にはわざとセタノールを表示指定成分に入れて、「うちのセタノールは鯨由来のいいやつです」と差別化を図るために大手化粧品メーカーが政府に働きかけて入れさせた。なんて話も聞いたことがあります。うわさですけど…。)

 

つまり、セタノールは旧表示指定成分ですが何の問題もない成分です。

 

低刺激がウリのメーカーのトリートメントで結構よく見かけます。

 

 

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旧表示指定成分のまとめ

まとめ

ということで現在でも広く利用されている旧表示指定成分に関して、

  • 発がん性や環境ホルモンなどの疑い
  • アレルギーリスク

について、どちらも”そのほかの化粧品原料”と同じほどのリスクです。

(つまりあまり心配しなくていい)

 

ということで、すでに旧表示指定成分の中に「自分にとってのアレルギー成分」があるなら、その成分に気を付けなくてはいけませんが、それ以外の方は、そこまで気にしなくて大丈夫です。

 

消費者の方は、どれが良いかわからないから、

  • 表示指定成分フリー
  • 鉱物油フリー
  • パラペンフリー

というワードを頼りに商品を選びやすいですが、騙されないようにしてくださいね!

 

最後に・・・

これ大事です!!

旧表示指定成分無添加を謳うメーカーは信用しない方が良い?

 

なるほど。旧表示指定成分無添加を謳うメーカーはあくどいのね!!そんなところの製品は買わないわ!!

 

taka
ちょっと待ってください!!無添加などの謳い文句のあくどさと、製品の良し悪しは全く持って無関係です!!

等の無添加表示。

 

さらに、

などのキャッチ―な言葉。

 

これらすべて製品の良し悪しにほとんど関係ありません。

 

でも、こういう言葉を消費者は好みます。

 

そうすると、売るためには「これらの宣伝文句が必要になるんですね!」

 

メーカーは売らなきゃいけないんです!!

 

売れなきゃ会社潰れるんです!

 

上記のような言葉が「宣伝上必要」なんです。

 

ですので、旧表示指定成分無添加などを謳いつつ、本当に化粧品・シャンプーとして優秀な製品を製造しているメーカーさんは多くあります。

 

つまり、

  • 旧表示指定成分無添加
  • 防腐剤無添加
  • オーガニックシャンプー
  • ボタニカルシャンプー

等のワードには「心を乱さずに(笑)」あくまでも冷静に成分について分析しているのがこのブログです!!

 

最近のシャンプーは少し高い?その理由の一旦これ!!

最後になりますが、「○○無添加」や「○○に発がん性」などの巷でのバッシングは、消費者にとっても非常に不利益です!

風評被害が甚だしい「成分A」を配合すると売りづらいから、成分Aと同じ効果があるけど、「成分A」よりも原価が高いので今まで使用してこなかった成分Bを配合する。

その結果、質は同じなのに無駄に価格が上がります。

 

なんと無益な・・・

 

おしまい。

 

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