去年から引き続き、外国人風の(赤みを感じさせない)グレージュカラーが人気を博していますが
⇒「春夏の流行ヘアカラーは?」
最近は、その中でも特にダークグレーカラーが増えてきました。
このダークグレーカラーには注意点がありますので、興味がある方は一読くださいね<m(__)m>
ダーククレーカラーはバージン毛からの一度染めでは染まりません
まずはこのヘアカラーを見てください↓↓
一見、バージン毛から一発でこの色になるんじゃないかと思いませんか?
では、こちらのスタイルの↓↓担当美容師さんのコメントを見てみましょう!!
暗くしたい、しなければいけない方々へ、黒染めではない暗めのアッシュカラーでこだわりのトーンダウンに!
トーンダウンカラーだと書かれていますので、つまり元々は明るい髪色だったことがわかります。
もう一つのこちらも↓
全体をブリーチしたあと、グレージュをのせる事で明るく柔らかい印象に☆透明感のあるカラーやハイトーンカラーはブリーチで色を抜く事が必要。
原宿駅竹下口徒歩1分/明治神宮前3番出口徒歩3分
つまりブリーチをしているんですね。
一見バージン毛で一発で染められるカラーリングだと思いますよね・・・。
でも、実際にはダークグレーカラーは一度ハイトーンにした毛髪にトーンダウンをすることで実現する色味なんですよね。
============
うちの美容院でもあるケースで、
このところずっと黒髪バージン毛だったお客さんが、「久々に少し軽い感じに見せたい。でも、あまり明るくしたくはない・・・。」
で、ヘアカタでダークグレーカラーを見つけて、「これなら茶色くなく、ダークグレー(明るい黒)で軽さも見えるからいい感じ♪これにしよう!!」
ってヘアカラーでご予約をされて・・・。
「これにしてください↓↓」って注文されて
僕:「これは一度ブリーチをしないと出来ませんよ。それでもしますか??」
と質問すると
お客様:「そんなつもりじゃなかった。ダークグレーだから簡単にバージン毛の黒髪から少しだけ色を乗せるだけでできると思っていた。そこまでしてしたくないのでやっぱり止めます。」
って流れがボチボチあるんですよね(=゚ω゚)ノ
或いは、
お客様:「じゃあブリーチしてダークグレーにしてください。」ってことになったとしても、
僕:「数週間後には褪色して金髪に近い状態に戻ってしまいますがそれでも構いませんか?或いは、そうなる前に定期的に色を入れに来ていただくことで今のダークグレーを維持していくことになりますが・・・。」
というご案内をすると、
お客様:「そこまでして染めたいわけじゃないからやっぱり止めます」
っていうことがあるんですよね。
===========
更新しました。まさに上記のような褪色問題のため用の「色味を直す」ホームケアカラートリートメントが発売されました!!
⇒「アッシュグレー等の外国人風カラー(イルミナ)の褪色対策に「いろもち」」
===========
日本人の髪が持っている赤みをブリーチで除去してからダークグレーを塗布することで外国人っぽい赤みのない透明感のあるアッシュ感を実現できるんです。
ですので、ハイトーンの毛髪に塗布すればダークグレーになるカラー剤をバージン毛の黒髪に塗布しても、アッシュ系のダークブラウンになってしまうだけなんですよね。
ってことが一番の注意点なのですが、もう少し注意点があります↓↓
ダークグレーカラーはダブルカラー(ツーメイク)で料金は高い
上記のようにダブルカラーは一度ハイトーンに明るくしてから、そこにカラーを塗布してダークグレーにする方法ですので、カラー料金が高くなります。
一度染め(ワンメイク)で染める価格が仮に7000円のサロンなら、2度染め(ダブルカラー・ツーメイク)の場合は時間も手間も増えるので10000万円前後の価格設定をしているサロンが結構あると思います。
ですので、通常のカラーよりも価格が高くなりますのでご注意ください。
※元々がハイトーン毛の場合も根元側は黒髪が伸びていますので場合によっては、まずはリタッチでワンメイク。で、そのあとにダークグレーカラーを塗布してツーメイクになるので、通常料金よりも高くなることもあります。
予約の仕方に注意が必要??
仮にホットペッパーでネット予約をするときに、普通のカラーメニューとして予約してしまうと一度染めの施術時間で枠が確保されます。
ということは、、、
仮に「一度染め1時間30分」で設定しているサロンなら、1時間半後にはほかのお客さんの予約を埋めてしまうわけです。
でも、仮にこのグレーカラー希望で2度染めになってしまった場合、さらに30分~1時間の時間をとられるので、次のお客さんを超お待たせしてしまう可能性があるんですよね(>_<)
もちろんスタッフが多くいるサロンなら対応できることも多々ありますが、いずれにせよ次のお客さんがお待ちの場合は、仮に担当者を指名していたとしても、途中からは指示だけを出して塗布はアシスタントに任せるということになると思います。
「スタイリスト指名したのに途中からずっとアシスタントにされた( `ー´)ノ」なんて話を耳にすることもありますが、こういう理由もあることをご理解いただけると美容院側としては助かります<m(__)m>
ということで、美容院でダークグレーカラー、グレージュカラーなどをするときは、その旨を予約をするときに美容院側に伝える方が良いと思いますよ。
ですので、ネット予約なら備考欄のような項目に「ダークグレーにしたい」ことを記載したほうがいいと思います。
そのとき特にどんな感じかを、ホットペッパーのヘアカタのurlなどを記載してお伝えするとサロン側にも伝わりやすいです。(ご新規の場合は今現在の自分の毛髪のカラー履歴もお伝えしておくとサロン側としては助かりますよ。)
グレーカラーと白髪染めの勘違い??
これはちょっとくだらない話なんですが、
白髪染めって昔からグレーカラーっていうんですよ。
うちのお客さんで、いつも普通のカラー(白髪染めじゃなく、茶色くするカラー)をされている方が、ある電話予約の時に
「今回はグレーカラーにしたいの」っとおっしゃられたんです。
僕は一瞬勘違いして「えっ!!?○○さんはまだ全然白髪がないのでまだ今までのカラー剤で良いと思いますよ。それとも最近白髪が気になるんですか??」
と聞いたら、
お客さんも「えっ!!!!???」
って・・・。
そしたら、今回の話でいうところのグレージュカラーの相談だったんですよね(笑)
そういう勘違いもまあそんなにないとは思いますが、一応ご注意くださいね<m(__)m>
【ヘアカラー関連記事】
●「アッシュグレー等の外国人風カラー(イルミナ)の褪色対策に「いろもち」」
コメント