ヘアカラートリートメントが思ったよりも染まらない!!と思ったことはありませんか?
ここ最近各種ヘアカラートリートメントの比較実験をしています。
そして各ヘアカラートリートメントの染色具合を「◎・〇・△」等で表現していますが・・・。
もしかしたら勘違いをされる方も多いかと思うのでこの記事を書いています。
ヘアカラートリートメントと通常のヘアカラーやヘアマニキュアとの染色比較
まずはそもそも論。
ヘアカラートリートメントなんて、普通のカラーリングやヘアマニキュアに比べてぜーんぜん染まりは悪いです!!
ですので、染色具合を「◎・〇・△」などで表現しているのは、あくまでもヘアカラートリートメントの中での尺度での話です。
まずこれが大前提です。
まあ各メーカーさんがかなりの誇大広告や、そのモデルさんの染まり方は「先に普通のヘアカラーで全体をきれいに染めた上にヘアカラートリートメントを乗っけているでしょ!!」って画像が出てますからね(;^ω^)
そしてその画像を「ヘアカラートリートメント単体での染まり方である」ようにミスリードを誘っていることも多いですよね(;^ω^)
まあそのせいで、染色イメージよりも染まりが悪いことでアットコスメや楽天などの口コミで「思っていたよりも全然染まらない」という意見が多くなってしまうのだと思います。
これはイメージ戦略というか・・・売る側の手段としてはわからなくはないですけどね・・・。
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だってシャンプーだってオーガニックとかボタニカルとかノンシリコンとか「そのシャンプーを評価するうえで全く意味がない言葉の羅列を綴ることで」消費者をミスリードしていますし・・・(;^ω^)
⇒「ボタニカルシャンプー?オーガニック?ノンシリコンの違いは?」
◆当ブログの染色実験でも◎。あとコスメでの評価も口コミ数は少ないながらほとんどが高評価のカラートリートメントはこちら
⇒「髪萌カラーアップ成分解析と口コミレビュー」
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と、話は戻りますが
「じゃあどうしてわざわざ染まりの悪いヘアカラートリートメントなんて使用する人がいるの??」
「ヘアカラートリートメントなんていらなくない?」
って疑問がわきますよね。
ヘアカラートリートメントが向いている人
ヘアカラートリートメントが向いている人はずばり普通のカラー剤にアレルギーがある人です。
普通のカラー剤にアレルギーがある場合、高い確率でカラー剤の色素であるジアミンに反応していることが考えられます。
その場合、白髪染めをしたくても普通のカラー剤を使用することは出来ません。
そうなると
- ノンジアミンのカラー剤を利用するか(少数店舗で扱いのあるカラー剤です)
⇒「カラーアレルギーにおすすめのノンジアミンヘアカラーとは?」 - 天然のヘナ&インディゴを利用して染色するか
⇒「ヘナの白髪染めの効果は?」 - ヘアカラートリートメントを利用するか
⇒「ヘアカラートリートメントはおすすめか?美容師の解析。でもその前に・・・」
になります。
で、その中でも髪の毛を傷めたくない人は天然ヘナ系かヘアカラートリートメント。
さらに天然ヘナは白髪がオレンジに染まるので白髪が多い人にはハードルが高いです。その場合インディゴ(青色)を上から重ねることで茶色っぽくするのですが、染めたては変なブルーみたいな色になったり(数日の間に空気酸化して茶色のような色に変わります)、そもそもヘナを染めて流した後にさらにインディゴを乗せるという2度手間が苦痛の人もいると思います。
もちろん2度手間ということは、美容院での価格も結構高いでしょうし・・・。
など、消去法をしていったときに”ヘアカラートリートメント”という選択肢が残るときがあるんですよね。
そういう人には染まりづらいというデメリット以上に、低刺激・ノンダメージなどのメリットが魅力的に映るのだと思います。
逆に「ジアミンアレルギーがない」など普通のカラー剤でトラブルが起きない人が、普通のカラーと同じような感覚でカラートリートメントを利用した場合、染まらないのでがっかりすると思います。(実際は染まりますが、普通のカラー剤に慣れていればヘアカラートリートメントは全然染まらないと感じると思います。)
恐らくネット上の口コミで「染まらない」とおっしゃられている人の一部は、そもそもヘアカラートリートメントの染色力に期待しすぎているのだと思います。
(もちろん誇大広告のせいであることは否定しませんが(;^ω^))
1回ではヘアカラーのようにきれいに染まらなくても、毎日シャンプー後にトリートメント代わりに塗布し続けることで染まっていくジャンルのカラー剤なんですね。
と言うことで、僕のサイトのヘアカラートリートメントの染色具合の評価として「◎・〇・△」などとあるのはあくまでもヘアカラートリートメントの中ではということであって、普通のヘアカラーやマニキュアの染色力にはかなわないとご理解ください<m(__)m>
繰り返しますが、それでもジアミンアレルギー問題や低刺激・ノンダメージなどのメリットもあるので、必要な人には重要なアイテムなんですよね。
それらをご理解の上、このブログの各種ヘアカラートリートメントの一斉染色比較実験などを参考にしていただけると誤解がなくなるので助かります<m(__)m>
◆「美容師が徹底検証!ヘアカラートリートメントおすすめランキング」
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