ドライヤーで髪が傷む理由

ドライヤーで毛髪が傷む理由
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以前も似たような記事は書いたことがありますので、そちらと合わせてお読みくださいね。
「ドライヤーは使わず自然乾燥の方が髪に良い?

 

※タオルドライで毛髪を傷めてないですか?
「傷まないタオルドライの方法」

 

※マイナスイオンドライヤーについて
「マイナスイオンドライヤーに効果はある?」

 

 



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ドライヤーで髪が傷む一番の原因は当然、「熱」です。

でも、じゃあドライヤーを使わずに自然乾燥が良いのか?

というと、そういうわけではありません。

 

毛髪が濡れている状態というのは、髪の毛が一番デリケートな傷みやすい状態です。

 

新人の頃、先輩から言い伝えられた言い方で言うと

「髪が濡れたまま寝るというのは、お豆腐を枕にして寝ているのと同じ状態。お豆腐を枕にして寝れば当然起きたころにはお豆腐はぐちゃぐちゃ。アレと同じ状態になっちゃうくらい毛髪は傷みます。」

という事なんです(゜レ゜)

 

と言ってもこれはかなり大げさな言い方ですよね。

 

一回濡れたまま寝たくらいでこんな状態になる事はないと思います。

 

でも、そういう言い伝えがあるくらい、濡れた状態というのはデリケートな状態なんだという事ですね。

 

それくらい「濡れた状態で寝るのはダメージを起こすから止めてほしい」と美容師が訴えたいという事ですね。

 

ですので、なるべくドライヤーを使って素早く乾かす方が毛髪にとっては負担がありません。

 

で、この時も勘違いが起きやすいのが、「半乾きまで乾かして(80%くらい)お終いにしてあとは自然乾燥が良い。」と思っている方が多いことですね。

 

これは間違いで毛髪は100%乾かすことが良いです。

 

いけないのは乾かし過ぎて、過乾燥になってしまう事です。

 

つまり100%乾燥でなく、110%乾燥などになってしまう事です。

 

ですので少し濡れているくらいでドライヤーを終わらせるのが良い。

という間違いが起きたのは、丁度100%乾燥にするのが難しい(タイミングがわからない)ので、それならやりすぎて過乾燥になるくらいなら、ちょっと濡れているくらいで終わらせた方がいいのでは?っと誰かが思ってブログとかで発信してしまったのが原因なのかもしれませんね。

 

ちなみに、半乾きから自然乾燥で毛髪を乾かしてしまうと、毛髪はパサつきやすいです(-_-;)

 

なぜなら新聞紙を想像してほしいのですが、新聞紙は一度濡れてしまうと、乾いても元の新聞紙の状態ではなくパサパサ?ぱりぱり?な状態になりますよね?(雑誌などで想像していただいてもいいですが)

 

こうなってしまう理由って、新聞紙自体が元々保持している水分があるわけですが、表面に水滴がついてそれが乾燥するときに、一緒に新聞紙自体が保持している水分も一緒に吸収して乾燥してしまうからなんです(>_<)

 

水って水滴と水滴が近づくと一個の大きい水滴になるのは想像つくと思いますが、あの感覚で新聞紙表面の水滴と新聞紙の中の水分がひとつになって一緒に乾燥してしまうんですよね。

 

これが毛髪でも起こると想像してください。

・・・

まずいでしょ(^_^.)

 

毛髪表面に残っている水分が乾燥するときに一緒に毛髪内部の水分を吸収して乾燥してしまうんですよ

(゜レ゜)

 

パサパサになりますよね(>_<)

 

これはビチョビチョの状態の時ではなく、最後の乾ききる直前の時に起こるのです。

 

ですので、このタイミングこそ、過乾燥にならないように気を付けながらも、素早くドライヤーを使用して乾かさないといけないタイミングなんです!!

 

新聞紙と違って毛髪は、キューティクルやその間に含まれる脂質(セラミドなど)のおかげで毛髪表面と内部が隔離されています。

 

ですので、素早く表面の湿り気をドライヤーでとってしまえば、毛髪内部の水分を吸収されずに乾かすことが出来るんですね。

 

 

そしてもう一つ、半乾きではダメな理由があります。

 

これはダメージとは違う話で、スタイル持ちの話です。

 

半乾きで、最後は自然乾燥の方法だとセットした髪型が崩れるのが早くなります。

 

なぜなら、毛髪は半乾きから100%ドライになる間。

このタイミングの時に形が決まるんです!!

 

ですので、ビチョビチョの時から頑張ってブローしても何の意味もありません(>_<)

この状態では形はセットされないんですよね。

 

ですので、半乾きになるまではババババッと乾かせばいいんです。

 

で、そろそろ乾くなぁというタイミングから、仕上げとして、したいヘアスタイルになる様に乾かしていくんです。

 

ですので、このヘアデザインが決まる一番大事なタイミングで、ドライヤーで乾かすのを止めて自然乾燥にしてしまうというのは勿体ないし、いくら80%ドライの状態で「よし!!」とセットをしたとしてもその後100%に自然乾燥される過程でどんどんスタイルは崩れるし、さらに、最初に書いた理由でパサパサにもなっていく(>_<)

という事なんですよね。

 

ですので、あんまり良いことがない(>_<)

 

僕がお店でよく言うのは、

●半乾き(80%)から100%乾燥になる過程のあるタイミングの状態(97%)

●100%ドライの状態から湿気(梅雨など)を吸収してしまう状態(97%)って

 

結果として同じコンディションの毛髪の状態(97%)になっていますよね?

 

 

雨の日や梅雨の日など、毛髪が湿気を多く含んでしまう時にヘアスタイルが決まらなくなる経験ってあると思います。

つまり、半乾き~100%乾燥にする行為って、あれと同じ状態を自分から作りに行っている行為ともいえると思うんですよね。

 

ですので、結論としては半乾きもダメだし過乾燥もダメなんです。

 

丁度100%に乾かすのがベストなんです!!

 

でも、100%に乾かすって難しいですよね(>_<)

 

 

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目次

ドライヤーで傷めずに丁度100%で乾かす方法

これは実は簡単。

ずーっとクールモード(冷乾燥)で乾かせばいいんです。

忍耐力されあれば(^_^.)

 

30分後くらいには?ちょうど100%ドライになっていると思いますよ。

ずっと低温で乾かせれば熱のダメージもないし、過乾燥が起こる事もありませんので。

※乾かす時間が長くなりすぎると、毛髪同士の摩擦ダメージの問題が出てきますのでそこは問題になってくるのですが、今回はそこはスルーしますm(__)m

 

いずれにせよずーっとクールモードで乾かすのは現実的ではないですよね(-_-;)

 

という事で、

提案としては80%までは普通に乾かして、そろそろ仕上げって時にドライヤーをクールモード?(冷乾燥)にして乾かしていただくと、過乾燥にならず、ちょうど良い感じで乾かせると思いますよ!!

 

それでも少しめんどくさいとは思いますが・・・(;^ω^)

 

でも、タオルドライの仕方と一緒で、日々の積み重ねでダメージは蓄積されていきますので是非していただきたいなと思います。

「傷まないタオルドライの方法」

 

 

で、この辺の問題をいろいろクリアしているドライヤーっていうのが今はあるんですよね(゜レ゜)

 

1年程前?くらいにすごい評判だと材料屋さんに勧められたことがあるドライヤーがあるのですがぶっちゃけ価格が高い(25000円ほど)(^_^.)

 

正直、美容師的には、普通のドライヤーでも傷めずに100%ドライにする技術があると思っていますので僕には必要ないかな。と思って取り入れませんでした。

 

(1週間ほどレンタルで借りて使用していましたが、確かにいい感じでした。材料屋さん的には美容院で使用しながら勧めてもらって、販売に持っていきませんか?という事だったのですが、25000円ですからね(>_<)ちょっと何個か仕入れて販売するにしてもリスクがあるし、そもそも僕はあんまり商品のおすすめとか提案はしない主義なので・・・(^_^;))

 

で、その時と同じメーカーなのかはわかりませんが、その当時のドライヤーとほぼ同じコンセプトの、元々プロ用で使われていたドライヤーが一般販売されたみたいですね。

 

これは簡単に100%ドライに出来るアイテムだと思いますので今度紹介してみようと思いますm(__)m

 

※更新しました
「低温トリートメントドライヤーを美容師がおすすめする理由」

 

取りあえず普通のドライヤーでも、80%ドライからはクールモードで100%まで乾かす。

という方法でかなり改善していきますので試してみてくださいねm(__)

「マイナスイオンドライヤーに効果はある?」

 

 

ドライヤーで毛髪が傷む理由

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