エフキュアヘアカラートリートメントの成分解析と毛髪実験結果の比較を掲載していきます。
今回の毛髪実験は、エフキュアヘアカラートリートメントのダークブラウンで実験しています。
【エフキュアヘアカラートリートメントの特徴まとめ】
200g 3456円+送料800円
色味 | ベージュブラウン系 |
染色具合 | 〇 |
低刺激性 | 〇 |
手触り・感触 | ◎ |
コスパ | 普通 |
【一言評価】
何種類もの比較実験の結果、最も毛髪の収まりが良かったのがエフキュアヘアカラートリートメントです。
色味としては、きれいなベージュブラウン系です。
⇒「ヘアカラートリートメント(白髪染め)実験・おすすめ口コミレビュー3回目」
エフキュアヘアカラートリートメントの染色比較実験
まずは、エフキュアヘアカラートリートメントの染色比較実験です。
以下5種類の実験をしています。
- シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布10分×1回(その後流しのみ)
- シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布10分×2回(その後流しのみ)
- シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布10分×3回(その後流しのみ)
- シャンプー前ドライの状態で塗布30分×1回(その後シャンプー)
- シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布30分(その後流しのみ)
◆メーカー公式の使用方法は以下です。
いつものトリートメントと同じように髪になじませて、5分~10分置いて流すだけ。(初めての使用時には20分を目安に少々長めの放置をおすすめします。)
ウェット10分1回~3回の実験結果
シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布して10分放置(その後流す)の1回~3回までの実験結果です。
【1回目】
【2回目】
【3回目】
※黒髪毛束に少し重ねた状態
ドライ塗布30分の実験結果
今度はシャンプー前ドライの状態で塗布して30分放置。その後シャンプーのみをした状態の毛束です。
ウェット塗布30分の実験結果
シャンプー後タオルドライのみのウェット状態で塗布して30分放置後流しのみした状態の毛束です。
実験結果を比較検証(口コミレビュー)
いかがですか?
メーカー推奨の染め方は「ウェット塗布5分~10分放置」ですが、僕の実験結果ではドライ塗布30分放置がもっともよく染まりました。
そして各種カラートリートメントで最も収まりが良かったです↓↓
↑↑わかりづらいかもしれませんが、上の一番右の毛束がエフキュアヘアカラートリートメントです。
エフキュアヘアカラートリートメントは染まらない?
「エフキュアヘアカラートリートメントは染まらない」という声もよく聞きますが、これは期待値とそもそものヘアカラートリートメントというジャンルの染色力に差があるのだと思います。
そもそもヘアカラートリートメントは通常のヘアカラーやヘアマニキュアと比べたら全然染まりません(>_<)
ですので「通常のヘアカラーよりもちょっと染まり悪いのかな?」くらいの認識ですと、もっと染まりづらいものです。
その代わり化粧品登録できる成分で作られていて毛髪ダメージもまったくなく、そして通常のカラーにアレルギーが起きる人でも安心して利用できるというメリットがあります。
ですので、ヘアカラートリートメントは用途が合えば非常におすすめな商品です。
その中で比較的明るめだけど染色力もよいルプルプヘアカラートリートメントはおすすめできる一つだと思います。
エフキュアヘアカラートリートメントの成分解析
【成分】
水、ベヘニルアルコール、パルミチン酸エチルヘキシル、グリセリン、ミリスチルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ジメチコン、脂肪酸(C10-30)(コレステリル/ラノステリル)、フェノキシエタノール、ステアルトリモニウムブロミド、シクロペンタシロキサン、リン酸2Na、イソプロパノール、セテス-30、アミノプロピルジメチコン、BG、エタノール、スクワラン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、トコフェロール、ダイズ油、ホホバ種子油、シア脂、PPG-4セテス-20、DPG、PCA-Na、乳酸Na、セラミド3、アルギニン、アスパラギン酸、セラミド2、PCA、ヒバマタエキス、イチョウ葉エキス、チャ葉エキス、ローヤルゼリーエキス、グリシン、アラニン、尿素、褐藻エキス、セリン、アルテア根エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花エキス、セイヨウノコギリソウ花エキス、セージ葉エキス、フキタンポポ葉エキス、紅藻エキス、バリン、イソロイシン、ダイズエキス、トレオニン、プロリン、オタネニンジン根エキス、ヒスチジン、フェニルアラニン、センブリエキス、ヒキオコシ葉/茎エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、クララ葉エキス、ニンニクエキス、緑藻エキス、アルニカ花エキス、ローズマリー葉エキス、ローマカミツレ花エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、オドリコソウ花エキス、ゴボウ根エキス、セイヨウアカマツ球果エキス・(+/-)塩基性青99・塩基性茶16・塩基性茶17・塩基性赤76・塩基性黄57
【解析】
低刺激性のベース油剤「ベヘニルアルコール、パルミチン酸エチルヘキシル」をベースに全体的に低刺激性な作りです。
セラミド2・セラミド3やテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(油溶性ビタミンc誘導体)・各種オイル類や各種エキス類・ローヤルゼリー・各種アミノ酸等によって保湿効果と、頭皮環境の改善が期待できます。
毛髪の感触向上に関しては各種シリコンでコントロールしています。
ジメチコン・シクロペンタシロキサン・アミノプロピルジメチコンがシリコンとして配合されています。
これらのシリコンのおかげで各種カラートリートメント比較実験で最も毛髪の収まりが良かったのだと思います。
シリコンが配合されていると、頭皮につけるものだし「薄毛になるのでは??」と心配になる人もいるかもしれませんが、シリコンで薄毛になることは基本的にはないので安心して大丈夫だと思います。
シリコンの悪者説は、何かを「悪者」にすることで、それが配合されていないから「良いもの」と見せかけるための道具に使用されてしまったからです。
※詳しくはこちらの記事をご確認ください
⇒「シリコンのせいで抜け毛・ハゲになる?」
カラートリートメントのアレルギーについて
最後にこれだけは確認です。
「通常のカラー剤に配合されている色素「ジアミン」にアレルギーを持っている人は、カラートリートメントは「ジアミン」以外の染料で出来ているから安心です。」
という書かれ方をしていることが多く、基本的には僕もこれには賛成なのですが・・・
どんな色素でも、絶対に”あなた”にアレルギーがないということはありません。そして花粉症のように使い続けることで発症することもあります。(ジアミンもそういう人は多いですよね)
実際に欧米ではカラートリートメントの色素「HC染料」「塩基性染料」によるアレルギー報告もあります。
ですので、絶対なのではないということはご理解しつつ利用されることをおすすめいたします。
少なくともカラートリートメントはアレルギーがなければ全般的にどの商品も低刺激ですし毛髪ダメージもないので、染まり方に問題なかったり、”ジアミンにアレルギーを持っていて、でも白髪のカバーをしたい”という人にはお勧めできる選択肢の一つになると思います。
⇒「ヘアカラートリートメントのHC・塩基性染料はアレルギーがなく安全?」
⇒「4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノールの安全性・アレルギー性について」
エフキュアヘアカラートリートメントのおすすめな人
エフキュアヘアカラートリートメントは、既述のように僕が実験した中では最も毛髪の収まりが良くなるカラートリートメントです。
パサつきが解消されたり、つるんとした感触になりました。
そして、色味がベージュブラウン系です。
これらを総合的に判断すると、エフキュアをおすすめできる人は30代~40代の白髪出始め世代の人です。
というのもシリコンの効果でかなり収まりよくなりますので、逆に言えばボリュームはなくなります。
ですので、30代などでまだ「ボリュームが欲しい」というよりも「毛髪の収まりが欲しい・パサつきを収めたい」という人に合うカラートリートメントだと思います
まとめ・ランキング
エフキュアヘアカラートリートメントは 、
- ベージュブラウン系カラートリートメント
- ドライで塗布して30分ほど放置するのが最も染色力がある
- かなりまとまりが良い
という特徴があるので
- 30代~40代の白髪出始め世代でパサつきを改善してまとめりのある毛髪にしたい人に合うカラートリートメントです。
逆に収まりがいいことから
- 薄毛を気にしているなどトップにボリュームが欲しい人には向いていないヘアカラートリートメント
です。
素手でOK?手袋必要?染色実験
最後に気になる人もいるかと思いますので、「素手でやっていいのか?手袋必須か?」について。
おまけ実験です♪
手に取りだして、まんべんなく手のひらに伸ばしました。3分放置↓↓
※とても伸びがいいので扱いやすいです。
↓↓お湯で流しただけの状態
美容師的に言うとお客様のメイクをするには失礼な状態(-_-;)
↓↓市販のハンドソープで洗浄中
↓↓1回目の洗浄を終えた状態。
※まだお客様のメイクをすることはできないですね(>_<)。
もう1回洗浄するとこれくらいきれいになりました↓↓
これならもうお客様のメイクもOKです♪
ということで、素手で利用しても2回ほどすればすっかりきれいになりますが、乾燥肌の人は初めからグローブをしておいた方が良いと思います。
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