テンスターヘナカラートリートメントはヘナで染まるわけではない!?

当ページの外部リンクにはプロモーションが含まれているものもあります。成分解析は公平を期しています。
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テンスターヘナカラートリートメントはヘナの染色作用で染まるのでしょうか?
いいえ、違います。

だって、そもそもメーカーさんが違うとアナウンスしているし。

 

「私はヘナを自宅で染めてるの!クリームタイプだから水で溶く必要もないし、お風呂でトリートメントの代わりに染められるから便利よ♪」

と友達に「自宅でのヘナ」をすすめられた当美容院のお客様。

 

その「ヘナ」こそ、「テンスターヘナカラートリートメント」なのですが、当美容院のお客様に「テンスターヘナカラートリートメント」をお勧めしたその友達は壮大な勘違いをしているんです。

 

Amazonなどの口コミを見ていると同じように勘違いしている人が多そうなので注意喚起をしておこうと思います。

 

ついでに実際に染まるのかの口コミチェックや、簡単な成分解析もしていきますね!

 



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目次

テンスターヘナカラートリートメントは何で染まる!?

テンスターヘナカラートリートメントに配合されている染料は「ヘナ」ではありません!!

だって製品の説明にも書かれているし(笑)

ほら!右下に書かれていますよね?

 

ヘンナ葉エキスは、トリートメント成分として配合しています。

カラーリング色素は、HC色素・塩基性色素です。

 

そうなんです!!

テンスターヘナカラートリートメントは「HC染料と塩基染料」で染色するんです!

いやぁズルい!

製品名にヘナカラートリートメントと書かれていたら「ヘナで染めるカラー剤」だと勘違いしますよね!

当美容院のお客様に勧めたお友達が「完全に自分はヘナで染めている」と勘違いしているように、結構多くの利用者が勘違いしているのではないかと思います。

 

実際にAmazonでの口コミでも

 

染料成分は、ヘナではなく、CH染料。トリートメント成分としてヘナを使用しています。…と容器の裏に書いてありショック。勉強になりました。

 

ヘナで染めるのではない事を購入した後、気が付きました。私には使えません。もう少し分かりやすく書いて欲しいです。

 

ヘナはトリートメント成分として含まれているだけで、HC色素という一般的なカラートリートメントに含まれているもので染められるようです。それってつまり普通のカラートリートメントでは……。

 

ヘナと銘打っているのに染毛剤が使われているのでショックです。

などなど。

 

まあこれらの方々は、購入後裏面を読んで「気づいた」方々なのですが、中には気づいていない方々もいるようです。

 

ヘナは髪には優しいが色は入りにくいので5時間くらい置かないと~

 

こちらのヘナは頭皮が荒れることもなく~

 

ヘナは、効果バッグンで~

 

ヘナは髪のハリとツヤも保ってくれます。

 

ヘナのいいことは分かっていましたが~

などなど、ヘナだと信じている方々のコメントは非常に高評価コメントが多いですが、、、これらの効果はおそらく「ヘナ」のものではなく、「塩基染料やHC染料」がしっかり毛髪表面に吸着することで、ハリやツヤを感じているものと思われます。

 

ただもちろん、カラートリートメントというジャンル自体が比較的安全なジャンルですし、人工染料と言っても「塩基染料やHC染料」は比較的安全な染料ですので、皮膚が弱かったりと、トラブル持ちの肌の方がされるヘアカラーとしてはおすすめできるジャンルであることは間違いありません。

 

【当ブログでのヘアカラートリートメントガチ検証記事はこちら↓】

「美容師が徹底検証!ヘアカラートリートメントおすすめランキング」

 

 

HC染料と塩基性染料とは!?

それではヘナの代わりというか、本当のテンスターヘナカラートリートメントの染料である「HC染料と塩基性染料」について触れていきます。

HC染料と塩基染料とは「トリートメント剤に配合することが許可されている化粧品登録の安全な人工カラー染料」のことです。

ですので、テンスターヘナカラートリートメントは安全なカラートリートメントです。

HC染料・塩基染料について詳しくはこちら

 

ヘンナ葉エキスで毛髪補修!?

テンスターヘナカラートリートメントでは、ヘンナ葉エキス(ヘナ)がトリートメント成分として紹介されています。

そもそも「ヘナは毛髪補修成分か?」と聞かれれば「ヘナは毛髪補修成分です!!」

毛髪内部のたんぱく質に吸着して毛髪を内側から強くします。

ですので、「ハリコシ成分」ですね。

でもそれは、乾燥させたヘナの葉っぱをそのまんま粉末にしてそれをお湯で溶いたものを1時間(加温器を使った場合30分ほど)とか長時間置いたときに得られる毛髪補修効果です。

なのでヘナの葉っぱのエキスをカラートリートメントの中に数%ほど配合したところで、そこまでヘナによる毛髪補修効果は感じないのではないかと思います。

 

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テンスターヘナカラートリートメントの口コミチェック!

■出典元:amazon

テンスターヘナカラートリートメントは当サイトでは染色実験はしていないので、Amazonの口コミをチェックしていきます。

 

当サイトでは以前ヘアカラートリートメントの染色実験を徹底的に検証しました。その結果のおすすめランキングはこちら

「美容師が徹底検証!ヘアカラートリートメントおすすめランキング」

 

テンスターヘナカラートリートメントのダークブラウンは、118件の口コミの平均が「5つ星中”★4”」ですのでなかなか高評価です♪

 

それでは口コミの中身を確認していきましょう!

 

ヘアカラートリートメントで最も気になること「白髪は染まるのか」について書かれている口コミ部分だけを抜粋しました。(ポイントになる部分は、緑のマーカーを引いています」

【染色についての口コミ】

肝心の白髪が染まらない

白髪より黒髪の方が色補修されるのか全体が黒っぽくなりますが、肝心の白髪が薄茶やグレーにも染まらなくて、
うーん…という感じです。

試しにやってみたところ案外しっかり染まり約1週間は持ちました。毎週日曜日は白髪染めの日なので、シャンプー後しっかり髪を乾かしてからカラートリートメントを塗り、しっかりラップしたらその上からホットタオルを巻いてアルミキャップを被って5時間放置。
完璧に染まるわけではありませんが、目だたなくなります。
完璧にブラウンに染まるというわけではなく色を入れるというイメージでしょうか。
少しアクセントにどんどんと回数を重ねて染めていく感じです。
 

乾いた髪に塗って、ラップ巻いてニットキャップかぶって1時間近く過ごしてからシャンプー。
驚くほど色が入りました。
 

夜洗髪し、翌日乾いた髪に塗り30分くらい放置
3日に一度は使用するとまあまあの状態を保てます。
サンプルを使って思ったよりよく染まったので購入しました。
良く染めるにはシャンプー前の乾いた髪につけ一時間くらい放置してから流しています。
本来の使い方とは違いますがその方がよく染まります。
乾いた髪に使いましたが、10分くらい置いても染まりませんでした。その後、同じ使い方で週2で使用しましたが特に変化は無かったです。
良く染まり、境目はほとんど分かりません。確実に効果が欲しいので、シャンプー後ドライして、カラートリートメントを塗り、30分置いてからお湯で流し、コンディショナーで仕上げています。一回で染まり、とても満足しています。
週末に乾いた髪に塗り、一時間位かそれ以上おいてからシャンプーします。白髪染めより安く、白髪も染まります。

いかがですか?

口コミを見れば、染まりの良し悪しやポイントが明確にわかりますね。

染色についての口コミのポイント

■メーカー推奨の5分程度置くだけではほとんど染まらない。

■「しっかりと染まった」という口コミの人は乾いた毛髪に塗って1時間以上置いている人がほとんど

■20分~30分だとある程度は染まるが、満足できるかどうかはその人次第

 

これをどう評価するかは、人によって変わると思います。

 

いつものトリートメントの代わりにヘアカラートリートメントを塗布して「たった5分置くだけ」で白髪が染まるなら手軽で良い!!

という理由で、テンスターヘナカラートリートメントを利用する場合には、あまりおすすめはしません。

 

しかし

 

しっかり白髪を染めるには1時間以上置かなきゃいけないから手軽ではないけど、髪の毛を傷めたくないし、美容院で染めるのもめんどくさいし、、、それなら1時間頑張って置くか!!

という人には、価格的にもそこまで高いわけではないので試してみる価値はあるのではないでしょうか。

 

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テンスターヘナカラートリートメントの成分解析

最後に「成分解析」というほどのものでもありませんが、成分について少し触れておきます。

まず大前提として一つ言えることは、ヘアカラートリートメントというジャンルが総じてそうなのですが、基本的には普通のトリートメントです。

その「普通のトリートメント」の中に、少量の「塩基染料・HC染料」が配合されることでヘアカラートリートメントになっています。

 

ですので基本的には「塩基染料・HC染料」以外に、「ヘアカラートリートメントだから~」という理由で「良くも悪くも何かが配合されている」ということはほとんどありません。

 

ということで、普通にトリートメントとして成分を解析していきます!


まずは高濃度で配合されている成分は「トリートメントのベースとなる油剤:ミリスチルアルコール・ベヘニルアルコール」です。

次に配合されているものが「カチオン界面活性剤:ジメチルステアラミン・ベヘニルPGトリモニウムクロリド・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」です。

カチオン界面活性剤は、リンス剤(トリートメント・コンディショナー・リンスの総称)で、毛髪表面に吸着(カチオン)することでシャンプーで軋んだ毛髪を滑らかにして静電気の防止効果があるなど、リンス剤には欠かせないリンス成分です。

 

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カチオン界面活性剤の中でも特に「○○クロリド系」は皮膚刺激がある成分が多いので、肌が弱い人は少し注意が必要です
「シャンプーは問題ないのにトリートメントを使用するとかゆみが出る」という場合は、カチオン界面活性剤の影響が考えられるので、そういう方には不向きですが、通常のトリートメントでかゆみを出したことがない多くの人にはそこまで心配する必要のない成分です。

それ以外には、シリコンの代わりに「シルク系のポリマー」や「ポリクオタニウム―73」というポリマーが配合され、毛髪表面をツルツルにしてくれます。

 

毛髪補修成分として、一応「ヘナ(ヘンナ葉エキス)」がハリコシ(先ほども書きましたがエキスになったヘナでどこまでハリコシに影響しているのかは疑問ですが)、加水分解ケラチン(羊)によるハリコシ、加水分解コンキオリンによる保湿、シア油によるCMC効果(細胞間の接着剤で成分の流出を防ぐ)などがあります。

 

パッと見の印象は「毛髪補修系というよりは、表面吸着成分によるキューティクルコンディションの改善による手触りや見た目の印象アップに力を入れている製品」です。

 

もちろん「悪い」ということではなく、一般的なトリートメントという感じです。

 

ヘアカラートリートメントを使用する一番の目的は当然「白髪を染める」ということですので、「ダメージ0」でトリートメントの代わりに使えて且つ「色が染まる(しっかり時間を置けば)」ので、十分な製品だと思います。

 

テンスターヘナカラートリートメントのまとめ

■乾いた毛髪に塗布して「最低でも30分以上、出来れば1時間以上」置くことで満足いく結果が得られます。

■染色成分は「ヘナ」ではない

■ヘアカラートリートメントは全般的に安全

■過去にリンス剤でかぶれやかゆみが出たことがある人は注意が必要

 

【当ブログでのヘアカラートリートメントのガチ比較検証記事はこちら↓↓】

「美容師が徹底検証!ヘアカラートリートメントおすすめランキング」

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