シャンプーが上手い美容師はカットが上手い?

聞いたことがある人もいるかもしれませんが、まことしやかに「シャンプーが上手い美容師はカットが上手い」という定説があるように思います。

 

というか、美容師の中では、よくこのようなフレーズが言われているような気がします。

 

 

 

 

そして、過去にお客さんもでも、「シャンプーが上手いアシスタントは、将来スタイリストになった時にカットが上手い」みたいなことを言っているのを聞いたことがあります。

 

実際どうなんですかね?

 

僕個人の考えでは、

「関係ない」

と思います。

 

過去にシャンプーが上手いスタッフはいっぱい見てきましたが、イコールカットが上手かったか?と言われればそんなことなかったと思います。

 

 

理由は簡単。

シャンプーは、ある種単純作業です。

ですので、センスは当然あると思いますが「お客様に気持ち良くなってほしい」という気持ちだったり「反復練習」によって誰でも上手くなる事が出来ると思います。

※ポイントは「お客様に気持ち良くなってほしい」という気持ちをずっと持ち続けられるかで、そうすればある程度の反復練習を積めば器用・不器用等で覚えるまでの個人差はあれ、最終的には上手くなれると思います。

 

 

ですが、カットはまずは「理論を完全に理解できるか?」というのが問題になってきます。

 

シャンプーのように、「決まった動作を完璧に覚える」というモノではないですので。

 

「お客様の髪質」と「希望の髪型」を照らし合わせて、その方に合ったカット技法を駆使するわけですので。

 

さらに、お客様の希望の髪型をちゃんと聞き出せているか?共有できているか？等のカウンセリング力も必要になってきます。

 

ですので全てひっくるめて、「理解力」が必要なんです。

 

これはシャンプーには必要のないモノです。

 

だからこそ

「シャンプーが上手くてもカットが上手いわけではない」

というのが僕の考えです。

 

 

 

 

勿論、シャンプーもカットもうまい美容師も多くいると思いますよ。

 

ちなみに逆で

「シャンプーが下手な美容師に上手い美容師はいない」

と思います。

 

これは間違いないです!!

 

シャンプーが普通以上の腕なら、「カットが上手い美容師」はいっぱいいると思います。

 

しかし、シャンプーが下手な場合、カットが上手い。という事はないと思います。

 

だって、シャンプーが下手ってのは「よっぽど不器用」か、「タダの流れ作業でしょ」的な感じで適当に洗っているかしか考えられないからです。

 

よっぽど不器用だったり、ただの流れ作業的に気持ちが入っていない美容師にカットされたら、上手くいくわけないですからね。

 

※ちなみにここでいう「よっぽどの不器用」というのは、ほんとうに「よっぽどの」です。雇われ時代、何十人と新人を見てきましたが、その中でも2人・3人くらいの、申し訳ないですが「美容師に向いていない」と言わざるを得ないくらい不器用な人の話です。基本的には美容師は不器用でもやる気と根性があれば全く問題ありません。ですので、仮にシャンプーが下手な場合はほぼ、「覚える気がないだけ」の事が多いです。つまり「タダの流れ作業ととらえている」という事です。

 

話は戻りますが、

「シャンプーが上手い＝カットが上手い」という基準で美容師を探すと失敗するかもしれませんがシャンプーが上手い美容院＝教育がしっかりされている美容院だと思いますので、その美容院の人気スタイリストを指名すれば、カットが上手い可能性はぐっと上がると思います!!

 

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