紫外線対策の話、第3弾。
今まで「紫外線の基本」と「SPF値」について説明してきましたが、今回はもう一つの基準値PA値(PFA値)について説明いたします。
PA値とは
PA値は2013年から表示が少し変わりまして、それまではPA+~PA+++までの表示方法だったのですがPA++++まで表示できるようになりました。
PA値とは、UVAに対する防御力の指標の数値です。
(UVAとは、一年中降り注ぎ、お肌のシミ・シワ・たるみといった「光老化」の原因になる紫外線)
PA値は日本の基準値の為、海外の製品には書かれていないことがあります。
海外では、この代わりにPFA(PPD)という指標が使われています。
PAと同じようにUVAに対する防御力の指標で、PAとの違いは、数値で表現されているとこです。
日本ではUVクリームを見ると、PA+やらPA+++(スリープラス)等と書いてありますが、これは
- PA・・・UV防御効・・・有り「生活紫外線の対策」
- PA++・・・UV防御効果・・・かなりある「生活紫外線・屋外で活動する時の対策」
- PA+++・・・UV防御効果・・・非常にある「屋外での活動が長い時の対策」
- PA++++・・・UV防御効果・・・ 極めて高い
と、なんとなくあいまいな感じ。
これを海外の指標であるPFA値を使って表すと
- 「PA+」・・・PFA(PPD)2以上4未満
- 「PA++」・・・PFA(PPD)4以上8未満
- 「PA+++」・・・PFA(PPD)8以上16未満
- 「PA++++」・・・PFA16以上
という関係が成り立ちます。
PFA値とは
PFA値とは、
何も塗っていない時に皮膚が黒くなる紫外線量や時間に比べてそれを塗布した時に何倍の紫外線まで耐えられるかで数値が決まります。
つまりPFA10と書いてあれば、塗らない場合と比較して、10倍量の紫外線を浴びても同程度しか黒くならないということです。
仮に10分程で肌が黒くなり始める人であれば、塗った場合はPFA10×10分=100分間、浴び続けて肌が同程度黒くなる。
と言うことになります。
こちらもやはりSPFと同じで、強ければいいというわけではなく、強くなるほど肌への負担は大きくなりますので、お気を付け下さい。
ちなみに欧州では、
PFA(PPD)値がSPF値の3分の1以上でなければ良い日焼け止めではない
とされています。
ですので、
SPF30の時、PFA値は10以上は必要ですので、PA値に直すとPA+++になります。
SPF15ならPA++ですね。
次回は髪の紫外線対策について商品を紹介したいと思います。
更新しました
⇒「髪のUVケア(紫外線対策)。おすすめはスプリナージュUVシャワー」
その他、紫外線対策の話はこちら
⇒「UVケア(紫外線対策)はいつから?春からです。」
⇒「紫外線対策~SPF値とは~」
⇒「紫外線対策~PA値・PFA値とは~」
⇒「分け目/つむじ周りが薄くなる原因は紫外線!?」
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