ヘアカタログと違う髪型になる理由って知りたくないですか?
今回はいろいろある理由の中でも、特に
衝撃の事実
教えちゃいます(゜レ゜)
ちょっとここまで書いちゃっていいのかな・・・
と思いつつ(;^ω^)
先に結論から言うと
雑誌やネットで載っているヘアカタログの女性の髪型は、ほとんどコテやアイロンで仕上げています。 (ボブスタイルの場合などにブローだけということもありますが)
ということなんです。
ヘアスタイルの説明欄などに、
- ワックスを無造作につけただけの”ゆるふわスタイル”
- 毛先に1回転半ほどのカールのパーマをかけて、 仕上げにムースを揉みこんだだけ
みたいなことが書かれていても、ほぼ仕上げでコテなどを使います。
ここまでするか!!ヘアカタログ雑誌の真実。
あれは12,3年前。
初めて雑誌のヘアカタログに挑んだ時の事です。
その時の撮影の方法は、青山のスタジオに指定された時間にモデルさんと行って撮影するというスタイル。
その当時からヘアカタログの撮影でコテ・アイロンでスタイルを作るのは普通の事だと聞いていたので僕も撮影スタジオに行く前に、自分のお店でモデルさんの髪をコテでウェーブスタイルにしました。
コテ仕上げは当たり前のことだと聞いてはいましたが、一応おおっぴらにやるもんではないと思っていましたので、現場ではちょっと手直しするくらいなんだろうなぁと。
そしていざ現場に行ってみるともうすでに何店舗ものサロンスタッフがモデルさんと来ていたのですが周りを見渡して・・・。
「今回はみんなストレートスタイルなんだなぁ。ウェーブスタイルは少ないなぁ~」
と思っていたら・・・
衝撃の事実です(゜レ゜)
皆、その場で ”アイロン、コテ、ホットカーラー”を出して ウェーブスタイルにしていたんです(*_*)
しかもですよ、その時の雑誌は あるカリスマサロン1店舗だけが
- 「ロッドを巻く前の写真(before)」
- 「ロッドを巻き終わって薬をかける前の状態の写真」
- 「仕上がりスタイル写真(after)」
を撮って、「この髪型に、こういうパーマかけたら、こうなりました。」というのをトップページに載せることになってたのですが・・・。
もう皆さん想像ついてますか??
そうです。
- 初めはそのままの”ボサボサ状態”で写真を撮り
- 次に水をかけながらロッドだけ巻いて写真を撮り
(実際にはパーマをかけてないってことです。) - 一度そのロッドをはずしてから、アイロンとコテでセットして写真を撮り
後日仕上がったヘアカタ本では、この髪型に、こういうパーマかけたら、こうなりました。
って形で仕上がってました(*_*)
だから、ヘアカタログの写真通りにやってもそうなるわけないんです。
まぁよくヘアカタログ見てみてくださいよ。
同じヘアカタログに同じモデルさんが何サロンかのモデルとして出ていますから。
違うスタイルで。
一方では「ストレートスタイル」、他では「パーマをかけてウェーブスタイル」ってね。
実際にケミカル施術はせずにセットだけってことが多いですよ。
カラーも、撮影の技術やライティング、パソコン処理で色味は変えられますんで。
まあ要は集客用のアイテムですので、綺麗に見えれば何でもいい・・・という風潮なんですね。
ヘアカタログのモデルさんの髪がツヤツヤできれいな理由
よく聞かれますが、
「雑誌のモデルさんとかってこんなに髪長くて、こんなに明るくして、パーマもかかっているので何でこんなにツヤツヤなんですか?いいトリートメント使ってるんですか?」
って思う方がいるみたいですが、
どんなに髪が傷んでいてもコテ、アイロン、ホットカーラー等でセットするとツヤツヤに見えちゃうんですよね。
でもだからと言って、毎日コテ・アイロン・ホットカーラーなんて使ったら髪ボロボロですからね。
気を付けてくださいね。
ここまで読んできた”あなた”
だいぶイライラしていますか?
なんでこんなことがまかり通るの!
騙されたぁ<(`^´)>って
ヘアカタログでコテ・アイロンでの仕上げがまかり通る理由
- なるべくきれいなスタイルが載っていた方が雑誌自体の売上が上がる。
- カメラの性能がとてもいいので1本2本のアホ毛がびよーんっとなっていることさえも目立つが、コテやアイロンを使うと目立たなくなる
- 隣のサロンがやっていて、うちだけしなかったら明らかにヘアスタイルの仕上がりに差が出るので集客に影響が出る。
- ホットペッパーなどのポータルサイトや雑誌の掲載にはお金がかかるので、隣のサロンよりなるべくいいスタイルをという心理が働く
もちろんこんなの出版社やサロン側の勝手な都合です。
僕もそう思ったし、自分のサロンではそういうスタイルは載せたくないって思います。
嘘偽りのない真実をって。
でも・・・それだとやっぱり見劣りするんです(>_<)
やっぱりコテやアイロンで作ったスタイルに、見栄えで勝るのは難しいですね。
同じお金で掲載するなら、うちの髪型のほうが良いスタイルに見えるようにって心理が働くのはしょうがないことなんですよね(>_<)
うまい美容師はショートスタイルで見分けられる
だからこそ、僕は
うまい美容師を見つけるなら女性のショートスタイルを見て判断して下さい
と前回書いたんです。
ショートスタイルほどコテ、アイロンが入り込む余地はなくなってきますからね。
→ショートヘアがうまい美容師はカットがうまい!?
とちょっと話が脱線しましたが・・・。
ちなみに最近はコテを使うことが一般の方の中でも当たり前になってきたので、説明でも「仕上げにコテを使った」と書いてあるサロンも増えてきています。
最後に一応言っておくと、
- 担当美容師がうまくて
- お客様の髪がそこまで傷んでいなくて
- 髪質が希望のヘアカタのモデルさんと近からずも全く違う髪質じゃない
ということであれば、そのヘアカタログと完全に同じではないにしてもだいぶ近いスタイルにはなると思いますよ。
この辺の事もご理解いただきつつ、
以前書いたブログ「初めての美容院で希望の髪型になるヘアスタイル注文・オーダーの仕方」に書いた
ヘアカタログでこんな感じっていうヘアスタイルを3個くらい選んできてもらって(全部似たような髪型ってことですよ)、こんな雰囲気で私に似合う感じにしてください
って感じでご注文頂くと、満足いただけるスタイルに近づけると思いますよ。
後は恐縮ながらお客様の髪のダメージレベルとの関係もゼロではありません(>_<)
裏話書いていたら、 うずうず・・・
「あれも書いちゃっていいかなぁ・・・」
って話を思い出してしまった(^_^.)
次回も衝撃の事実続きますよ
括目せよ(笑)
↓更新しました。衝撃の事実第2弾です
コメント
コメント一覧 (6件)
takaさん
初めまして。何回か訪問させていただいています。
この記事が衝撃過ぎて(・.・;)
もっと美容室の裏話聞かせて下さいね。
楽しみにしています♫
K.Wさん
ご訪問ありがとうございますm(__)m
K.Wさんの期待に応えられるような記事をかけるように頑張ります(^^)/
どうりで。
前に行った美容院で、ヘアカタログみせて「これにしてほしい」と言ったら、「それもコテ。アレもコテ」って言われてちょっといらっとしたことがあるんですが、そういうことだったんですね(>_<)
勉強になりますm(__)m
あきさん
コメントありがとうございます(^^)/
いらっとしちゃったんですね(笑)
美容師も悪気はないんですよ・・・。
むしろ、嘘ばっかりのヘアカタ作ってる本の向こうにいる美容師に対して、
その美容師もいらっとしていたかもしれませんね(-_-;)
代表して・・・すいませんでした(笑)
質問です。
ヘアカタログのほとんどがコテなどを使っているんですか?
パーマをかけましたと書いてあるのに、ホントは掛けずにコテだけ??
これって詐欺には当たらないんですか???
そのヘアカタを見て美容院に行って、その通りにならなかった時ってその雑誌社?ヘアカタ作った美容院って訴えられないんですか??
質問ばっかですいません、、、それくらい衝撃だったもので。
でも教えて頂いてありがとうございました。
これからは騙されないようにします!!
とー様
コメントありがとうございます。
>>ヘアカタログのほとんどがコテなどを使っているんですか?
僕もすべての美容院のヘアカタの現場にいたわけではないので「絶対」とは申し上げられませんが、かなりの確率でコテなどで仕上げていると思いますよ。(パーマも実際にかけているけど、結局仕上げではコテ巻きしているというパターンも含めて)
>>パーマをかけましたと書いてあるのに、ホントは掛けずにコテだけ??
はい、記事中でもあるように、僕はこの目でその現場を確認していますのでww
まぁ十年以上前の話ですが。
>>これって詐欺には当たらないんですか???
>>そのヘアカタを見て美容院に行って、その通りにならなかった時ってその雑誌社?ヘアカタ作った美容院って訴えられないんですか??
どうなんでしょうね。僕もどっちかと言うと詐欺だと思いますが、、、まぁだから記事にしちゃったわけなので。
でも、実際訴えられるかどうかっていうとどうなんでしょうかね?
ちょっとその辺は僕にもわかりません。すいません。
>>質問ばっかですいません、、、それくらい衝撃だったもので。
ですよね(^_^;)
>>これからは騙されないようにします!!
ハイ頑張って下さい。このブログがその手助けになれれば幸いですm(__)m
コメントありがとうございました。