最近急に出てきた【ノンカチオントリートメント】
「ノンカチオンとはいったい何??」
と思っている人も多いですよね。
当ブログでも解析の時にかなりの頻度で出てきているカチオン界面活性剤。これが配合されていないことを「ノンカチオン」と誰が言い始めたのか・・・(;^ω^)
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
等の原因になりえるのがカチオン界面活性剤。
今回は今話題のカチオンについて少し詳しく紹介していきますね!!
記事後半では「ノンカチオントリートメントの紹介」や「オールインワンシャンプーのすすめ」「そもそもカチオンはそこまで注意する必要のある成分なの?」ということについて紹介しています。
カチオン界面活性剤とは?
カチオン界面活性剤とは、陽イオン(+)を帯びた界面活性剤のことで、シャンプーや洗剤などのアニオン界面活性剤(洗浄成分のこと)を中和して柔軟性や滑らかな手触り。帯電防止などを付与してくれる成分です。
簡単に言えば「毛髪やタオルにくっついて柔軟性や滑らかさ・帯電防止」を付与してくれます。
リンス剤(トリートメント・コンディショナー・リンスの総称)たる所以となる成分であり、衣料用柔軟剤の所以となる成分です。
【界面活性剤の種類】
種類 | 主な用途 | 刺激 |
アニオン界面活性剤(陰イオン・マイナスの静電気) | シャンプーや洗剤の洗浄成分 | やや有り |
カチオン界面活性剤(陽イオン・プラスの静電気) | リンス剤や柔軟剤・殺菌剤としての利用も | 強い |
両性イオン界面活性剤(陰・陽両方のイオン性) | シャンプー・帯電防止剤・乳化剤 | ほとんどない |
ノニオン界面活性剤(非イオン性) | シャンプー・クレンジング剤 | ほとんどない |
カチオン界面活性剤のメリット
上記でも書いているように、シャンプー後や洗濯後にパサつき・ごわついた毛髪や衣類をフワフワ・なめらか・静電気を帯びない状態に導いてくれるほか、その毛髪への残留性の高さを利用してトリートメント成分を髪にとどめる役割もしてくれます。
カチオン界面活性剤のデメリット
簡単に言えば刺激が強い!!ということです。
くっつく成分ですので、肌にもくっつくと元々殺菌力もある成分なので肌に刺激が起きます。
お肌はタンパク質で出来ているわけですが、たんぱく質を破壊する作用(タンパク変成作用)は非常に強いといわれています。
肌や頭皮への影響は?
その結果、敏感肌。カチオンに反応しやすい人は、カチオンが肌や頭皮につくと
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
等のトラブルが起きることがあります!!
そして、、、上記のようなトラブルを放っておくと最終的には薄毛の原因になることもありますので注意が必要です。
カチオンを正しく使うには?利用方法
「リンス剤は頭皮につけない」
これが正しい利用方法です。
なるべく頭皮ギリギリにはつけないようにして中間から毛先中心にリンス剤はつけましょう!!
リンス剤を付けた後に時間を置く際は、ダッカール(クリップ)などで髪の毛を括って背中につかないようにしましょうね!!
カチオン界面活性剤の見分け方・名称はどんなもの?
カチオン界面活性剤とは、総称であり製品名ではありません。
ですので化粧品の成分表を見ても「カチオン界面活性剤」と書かれているわけではありませんのでご注意くださいね。
まずは、カチオンの種類は大きく分けて2つに分類されます。
種類 | 特徴 | 製品名特徴 |
第4級アンモニウム塩 | 刺激が特に強い代わりに、柔軟性や滑らかさを付与する効果は高い | 「○○クロリド」「○○ブロミド」と表示 |
第3級アミノ酸塩 | 低刺激な代わりに柔軟性などは弱い | 「○○アミン」と表示 |
【第4級カチオンの代表的な成分】
ベヘントリモニウムクロリド・ステアルトリモニウムクロリド・セトリモニウムクロリド・セトリモニウムブロミド
【第3級カチオンの代表的な成分】
ステアラミドプロピルジメチルアミン・ステアラミドエチルジメチルアミン・ベヘナミドプロピルジメチルアミン
================
とそんな簡単な話ではないんです・・・。
なぜなら
もちろん「まとまりの良さ」よりも何より
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
等に悩んでいるのなら「○○アミン」でいいと思いますが・・・。
たいていの場合、
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
等の「悩みも解消されたうえで、まとまりの良いアイテムが欲しい!!」と思うのが世の常です・・・(;^ω^)
以下は一例です。
成分名 | 特徴 |
ココイルアルギニンエチルPCA | アミノ酸系のカチオン界面活性剤で安全市も非常に高く低刺激です。殺菌力もあるのでかなり敏感肌の人には反応するかも・・・高価なので高価格帯のリンス剤に配合 |
アルキル(C12,C14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCL | さらに刺激のないカチオン性を示す両性界面活性剤。カチオン界面活性剤ではないですが、それに準ずる成分として代わりに配合されます。 |
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルク | カチオン化PPT。PPT(タンパク質のようなもの)がカチオン化して吸着して毛髪コンディションを向上させる。低刺激。 |
ノンカチオンのトリートメントはあるの?
最終的に行きつくところはノンカチオンのトリートメントがあるのか?
現在はレヴールゼロシリーズが「ノンカチオン」を謳って展開しています。
ただ口コミは”げろ”吐きそうなくらい悪いです(>_<)
実際の仕上がりも軽めの仕上がりなのでしっとりまとまりのある仕上がりを求めている人には不向きかもしれませんね。
ですが、
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
などの悩みを最優先にする場合試してみてもいいかもしれませんね。
トリートメントを使用しないという選択。オールインワンシャンプーで解決!!
そもそもカチオン界面活性剤はリンス剤に配合されるものです。(一部シャンプーに配合しているつわものシャンプーもありますが(>_<))
ですので
- 背中ニキビ
- 首・頭皮の赤み
- 生え際がかゆい
- フケっぽい
の悩みがあるなら、頭皮ケアに優れたオールインワンシャンプーを使用するのもおすすめです!!
つまりトリートメントは使わない!!
それに最も適したシャンプーはharuシャンプーだと思います。
アミノ酸系のマイルドな洗浄成分に、頭皮ケア成分がふんだんに配合・かつ毛髪補修成分や保湿性にも優れているので、トリートメントなしでもこれ一つで完結できるシャンプーです。
※うちの奥様(美容師)は超剛毛ですが、「haruシャンプーだけでしっとりまとまってトリートメントがいらない!!」と大絶賛のシャンプーです。
ちなみにアットコスメの頭皮ケア部門で頭皮ケアで有名なあのスカルプDを押しのけて1位になっていることからも人気の高さがわかりますね。
※2018年7月10日にharuシャンプーはリニューアルされましたのでランキングはリセットされています。
■当ブログ記事
「haruシャンプー(黒髪スカルププロ)の成分解析|口コミで評判?抜け毛は?白髪対策になる?」
最後に、そもそもカチオンはそこまで注意が必要??
ここまで書いてきましたが、最後に大前提があります。
それは、、、今までシャンプー&トリートメントの使用が原因で頭皮トラブルを起こしたことがない多くの人にはあまり関係ない話です。
今まで全くトラブルを起こしたこともないのに、急に降って沸いた「カチオン」に踊らされて、急いでノンカチオンに移るなんて必要はありませんからね。
無駄に踊らされるのは禁物ですよ♪
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