ヘアカラー後なるべく褪色せずに染めたての色を維持したいですよね。
では、どのようなタイミングでヘアカラーは褪色していくのでしょうか?
今回は影響がかなりあると思われる紫外線にフォーカスしてみました。
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◆色持ちにはヘアカラー褪色防止シャンプーも一緒にご利用くださいね♪
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ヘアカラーの褪色の原因
ヘアカラーの褪色の原因はいろいろあると思います。
- 紫外線の影響
- 海水や塩素・汗の影響
- シャンプー・コンディショナーの影響
- パーマの影響
ざっと上げるとこんなところでしょうか。
最近読んだ美容師の専門書では、特に紫外線が原因の褪色が大きいと書かれていました。さらにその書籍には以下のような記述がありました。
ヘアカラーで白髪の毛束を染めた後、直射日光の当たるところに1時間くらい放置すると容易に褪色してしまう。特に夏場の強い日差しだと30分くらいで色がかなり褪せてしまいます。思ったよりも早い変化なのでその褪色具合に少しびっくりしてしまうほど。
しかも、「紫外線による影響は蓄積される」ようです。
確かに、サロンの現場でも夏になると圧倒的にほかの季節よりも色味が褪色している人が多いです。(日焼けにかなり気を使っている人でも)
ですので、当サロンでも夏は一段暗めに染める人も結構いらっしゃいます。
と体感では感じているのですが、書籍に記載のように
直射日光の当たるところに1時間くらい放置すると容易に褪色してしまう。
というのが、本当なのか気になって実験をしてみました。
紫外線によるカラーの褪色実験
こちらが実験に使うサンプルの毛束です↓↓
人毛100%です。(ブリーチを2回してあります)
2束を6レベル(暗め)のアッシュグレーで染めました↓↓
仕上がりはこちら↓↓
ダークグレーになりましたね。
で、ちょうど今日は晴れているので実験日和♪
9月9日13時~16時までの3時間、片方の毛束にだけ直接日差しを当てました。
結果は↓↓
(まずは先入観抜きでどちらかが薄くなったか見てください。)
いかがですか?
これ、全て右側の毛束が直射日光に3時間当てていた毛束です。
確かに、言われてみればなんとなく右の毛束の方が薄くなっている気がしますよね?
ドライの状態のまま日光に当てていましたが、これが
- プールの塩素入りの水で濡れている
- 海水で濡れている
- 汗で濡れている
等もプラスされていたらもっと褪色していると思います。
当然ドライのままでも、紫外線による影響は蓄積されていきますので、この実験結果を見て「なんだこれくらいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、これが繰り返されれば一気に褪色していきますので気を付けてくださいね(>_<)
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ちなみに当サロンでは、夏は「行楽の内容」を伺ったうえで、カラーをするタイミングや、仕方などもカウンセリングしています。
例えばハワイに行かれるお客様。
明らかに褪色しまくりでしょうから、ハワイでばっちりキメ色にしたいなら全体に染めますが、プリンさえ解消されていれば良いという人には根元リタッチしかしません。
で、帰国後毛髪のメンテナンス&全体カラーで褪色をカバーするとか・・・。
まあこの辺をカウンセリングでじっくりと検討するんですね。
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ということで、最も紫外線が強い夏が終わった9月という謎のタイミングでの記事になってしまいましたが(;^ω^)、まだまだ紫外線も強いですので「肌、毛髪、頭皮」のためにも紫外線対策をしてあげてくださいねm(_ _)m
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◆もう一つのカラー褪色の大きな原因。シャンプーについてはこちら
⇒「ヘアカラーの褪色/色落ち防止におすすめのシャンプーは?」
◆紫外線は白髪になるメカニズムとの関係性も解明されています。その点からも紫外線対策はとっても大切です♪
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