嫌ですよね。
商品すすめられるのって(>_<)
僕も洋服屋さんとかで服を持った瞬間
「それ良いですよねぇ♫」とか、「こちらもいいですよ♫」とか、すすめられるのスゴイ嫌いなんでよくわかります(>_<)
何であんなに美容師ってすすめてくるんでしょうね?
ってとこにスポットライトを当ててみようかと思います!!
あっ今回は、一般の方に美容業界の店販に関する現状を知ってもらおうという事と、美容院側に偉そうに問題提起をしてみたいなと思って記事にしましたm(__)m
美容師が商品をすすめてくる理由
色々な理由があると思いますが、大きく分ければ4つの理由に絞れるかなと思っています。
- 商品販売も歩合制で、自分の給料のためにすすめまくっている美容師
- お店のノルマやキャンペーンの関係で、全員に声掛けを義務化されているサロン
- 美容雑誌に書かれている内容を勘違い&メーカーとディーラーにちょっとだまされている?美容師(以下で詳しく書いていますが、この話はぜひ美容師も読んでみてほしいです。)
- 本当にお客さんに必要なものをすすめたいという時
まぁザクッと分ければこの4つでしょう。
自分の給料のためにすすめる美容師
まぁこれは書くまでもないですが。
お金欲しさにそのお客さんの事なんて何も考えずすすめまくっているパターンですね。
ご想像通りこういう美容師は空気読めませんww
端から見てて、「お客さんチョー嫌がってるじゃん。早く気づけよ!!」って思います。
まぁ僕がやとわれ店長だった時代は、こんな子がいたら手が空いたらすぐに呼び出しが入ります。
僕からww
「俺の店でそういう売り方はするな!!!!」と、、、。
サロンのノルマ・キャンペーンなどがあるサロン
これも想像はつきやすいと思いますが、「今月はこのシャンプーを100本売りましょう!!」とかってノルマがあって、必死におすすめせざるを得ないサロン。
サロンによっては、ノルマ達成できなかった分は「スタッフの買取」っていう恐ろしいサロンもあります。僕の知り合いが働いていたサロンがそうでしたから( ゚Д゚)
美容雑誌、ディーラー、メーカーに騙されている!?
僕が今回メインで書きたいのはこの話。
美容業界でよく言われている話があります。
「その美容院・美容師がどれくらいお客様から信頼されているかは技術売り上げの10%(確か)以上の店販を売り上げているかでがわかる。この数字が低いと信頼されていない。ゆくゆくお店の売り上げ自体が減っていく危険性がある」
みたいな話なんです。
これはよく美容業界誌などで書かれていたり、その記事をディーラーさんがコピーして持って来たりしてくれるんですよね。
で、僕が以前働いていたお店でもディーラーが、各店にこのコピーを巻いてました。
で、みんな感化されちゃうんですよww
単純ですよねぇ・・・。
「全店どうだ?ちゃんとお客様の信頼を得てるか?あれ?お前のお店10%割ってるじゃないか?」って。
で、「売り上げに対する店販の割合がその店舗の信頼度の指針になる」って勘違いしていくんですよww
この10%って話を間違えて解釈しちゃうと、数字ばかりを追い求めて商品をすすめまくって10%に到達。或いは20%30%を目指そう!!って・・・。
「あほうかと・・・」
はい、もう一度言います。
「あほうか・・・。」
もう言いたいことわかりますね?
強引にすすめまくって手にした10%20%なんて、信頼度でもなんでもないですよね。
むしろ不信度ですねww
あそこに行くとなんでもすすめられるから、断るの苦手な私はやばい(>_<)
腕はいいんだけどしょうがない・・・。違う店探すか・・・。
って失客していく可能性を考えないのかなぁ・・・。
ってそんな浅はかな人たちだらけでしたねww
前のお店の社長とベテラン店長たちはww
結果残念ながら、ただいま衰退の危機を迎えております・・・もちろん店販をすすめまくったせいではないでしょうけど、そういう浅はかさがその結果になったのだと思います(>_<)
こちらから無理にすすめるんじゃなくて、信頼関係を先に築くことでこちらから商品をすすめなくても、自然とお客さんが「私の髪に合うシャンプーないかなぁ」とか、壁に貼っておいたおすすめ商品をお客様が見て「私にこの商品って合うと思う?」って質問されて、
で、その質問にこちらも真摯に応対して、場合によっては「お客さんには必要ないですよ」と断ることもあります。
そういう積み重ねを繰り返すことで信頼関係が構築されるから自然と売る気もないのに購入していっていただける。
その結果、店販が売り上げの10%を超える。
これが本当の信頼のバロメーターだと思いませんか?
数字だけを追い求めた結果痛い目を見てる美容院っスゴイ多いと思いますね。
でね、ここまでは美容業界誌にも書いていないし、ディーラーもメーカーも言わないんですよ。
あくまでも「技術売上の10%の店販売り上げを目指しましょう」くらいしか言わないんです。
だって彼らは美容師に商品を売ってほしいんですから。
自分たちの利益のために
「美容院がお客様の支持を得ているのかのバロメーターは店販比率が~」ってけしかけて売ってもらいたいんですから。
美容業界誌だってスポンサーについているのは美容メーカーや大手材料屋ですから都合の悪いことなんて書きませんね。
だから美容師さん。
今からでも遅くはないですよ。
店販のすすめ方もうちょい考えましょうね。
僕が店長時代。僕のお店はほかの店舗に逆らって強引な店販販売はさせませんでした。
店長会議で「お客様全員に紹介しろ」と言われても無視しましたw
結局それで他店よりも売り上げ上げればいいだけの話ですので。
で、売り上げの20%は店販出てましたけどね。
それが多いかはわかりませんが、そんなに悪くない数字ですよね。
元々の信頼関係を築いて置ければ、無理にすすめなくても、しれっとポップを作っておけば勝手にそれを見てお客様の方から声かけてくれますよ。
そもそもね。ぶっちゃけ3000円のシャンプー売って美容院にいくらの利益が出ると思いますか?
900円くらい?
特別単価で仕入れられればもう少し利益でますか・・・。
でも、所詮それくらいの利益ですよ?
たった900円の利益にがむしゃらになった結果、失客して、2か月に1回「カット&カラー10000円」をして頂けるお客さんを失う方が痛くないですか?
強引に10人に販売して一時的に9000円の純利益を得ても、結果その中の2,3人が失客して、もっと多くの利益を失う(>_<)
しかも・・・「あそこは何でもかんでも薦められる(>_<)」というレッテルを貼られる・・・。
信頼していただければずっと来店いただけるのに、900円の純利益を追うがゆえに長く付き合えるかもしれないお客さんを手放しますか?
美容院ももうちょい考えた方がいいですね。
まぁ一つだけ美容師的ないいわけはあって、お客様の中には「なんで今まで教えてくれなかったの?」っていう方も結構いるんです。
ですので、「とりあえず一言はさらっと説明しましょう。食いつかなければさらっとフェイドアウトしましょう」ってサロンもあります。そのようなサロンは、新商品があれば毎回紹介しますので、それが嫌ならお店を変えるしかないかもしれませね。
本当に必要な商品をすすめる美容師
これはもうあんまりいうことないですね。
信頼関係を先に築けば、お客様からいろいろ聞いてきてくれますから本当に必要であれば販売するし、必要なさそうなら、、、「必要ありませんよ」って。
或いは「そんな高いの買う必要ないです。こちらで十分です」とか、、、
そうやって信頼関係築いておけば「このお客様は髪のダメージが深刻だからあのシャンプー使ってほしいな」って思った時に、
「もしよろしければなんですけどぉ」なんて説明して、商品サンプルを出すようにしています(自分で小分け袋用意して、いつでもサンプル出せるようにしています)。
で、「気に入れば次回言ってくださいねぇ」と伝えますm(__)m
ってくらいのもんです。
そうすれば気に入っていただければ、次回来店時購入していただけますので。
僕なんかひどいもんで、「ネットの方が安いですよ。」くらいのことまで言っちゃいます(笑)
で、ホントにネットで買っちゃう人もいますww
いや、良いんですよ。それで。
僕の一番の目的は、髪のダメージが進んでるとカットもパーマも何でも施術しづらくなりますので、それを防ぐために紹介しているわけですので。
しかも僕が教えようが教えまいが、ネットでなんでも購入する人はネットでチェックするし、その習慣がない人は僕が教えてもネットでは買いませんよ。
だったら親切を売って信用を買っておいた方がいいじゃないですかw
(本性が出ました(笑))
しかも次来たときお客さんも気まずくないじゃないですか?
前回すすめられた商品。
ネットで売ってて安かったから買っちゃったなんて事実。
なかなかお客さんから言えないですよね。
だから初めから「ネットでも安く売ってるかもしれませんよぉ」って言っておいた方が信頼関係は築けると思うんですよね。
そうすればお客さんも「takaさんの言ってたようにネットで安く売ってたので購入しました。いい感じですね♫」って。
そんなことになったら、純利益で数百円の商品は売れなかったですけど信頼を買えたので、ずーっと来店いただける確率がグンと上がりますね♪
先ほども書きましたが、大した純利益にもならない店販の販売でお客様に嫌な思いさせて、失客させたらそれこそ大損ですから、、、。
と、
今回はどちらかというと美容師に読んでほしい記事を書いてみました。
すすめまくっている美容院は一度考えを改めてみては?
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