「美容室の居抜き物件で注意すること」で書いたことを詳しく書いていきます。
今回は、「居抜き物件が売りに出る理由に嘘が紛れている?」という事についてです。
「なぜ、その物件が居抜き物件として売りに出たか」は非常に大事ですよね?
単純に売り上げが悪くて閉じるのか、オーナーさんが引退を考えていて売却するのか・・・などなど。
で、当然みなさん聞きますよね?
「なぜ売りに出たのですか?」って。
んで、またまた当然ですが、「売り上げが悪くて潰れたんです。」なんて仲介業者は言いません。
だって買う側がその理由を一番嫌う事なんてわかっていますので、どうにか違う理由を付けます。
ここが一番大事なんですよね。
僕が初めて居抜き物件で購入したサロン。結局僕も居抜きで売りに出すことになったのですが(笑)
購入前、このサロンが売りに出た理由を不動産屋に聞きました。そうしたら「オーナーが病気になって、治療にお金がかかるから売却して治療費の足しにするために売りに出した」って言われたんですよね。
で、その後何年間かの不動産屋との付き合いの中で、前の美容院オーナーの話にたまたまなったりすると「なんか売却理由って違うっポイな・・・単純に売り上げ悪くて売りに出して、そのときたまたまちょっと病気も患っていたから、そっちをメインの理由にして売却しただけだな(^_^;)」って事がわかってきて・・・ちょいと騙された感が・・・。
で、僕も売りに出しました(;^ω^)
理由は勿論「売り上げが悪いから」ではなく、「サロン拡大の為に移転するから・・・(笑)」
まあ当たらずとも遠からずな理由ではあったのですが、とりあえず「売り上げが悪いから潰れました」なんてなかなか言わないですよね。
実際、何カ所かの居抜き情報サイトに掲載しましたが、営業の方に「売却理由はこんな感じで言っておきましょうか?」とか「上手く言っておくんで!!」って感じで言われましたからね。
ですので、業者から聞く「居抜き物件の売却理由。」そんなに信用しないでくださいm(__)m
まずは疑ってかかってください。
「サロン拡大のために移転」なんて言われたら、どこに移転したか聞いた方がいいですよ。んで、「青山の方でしたかねェ」なんてあいまいな言葉が返ってきたら・・・「(- -)」・・・こんな目をして疑ってください(笑)
そしてもっと突っ込んで聞いた方がいいですよ。仮に本当に拡大のための移転であれば、それは堂々と説明できると思いますから(笑)
ホームページを調べれば「こちらに移転しました」と書かれているでしょうし・・・。
この辺のことって、居抜き物件サイトとか、美容院のコンサル会社で書かれている、「居抜き物件を選ぶときの注意点」みたいなことには書いていませんので・・・。
「売りに出た理由を確認しよう!!」とは書いてありますが、「売りに出た理由を疑おう!!」とは書かれていないですからね・・・でも、僕的にはここは結構注意するところだと思います。
引退の為の売却の場合も、引退するまで利用していたってことは、シャンプー台やセット椅子などは傷んでいる可能性が高いですし、クロスの張替えなども必要になるかもしれません。
この場合は居抜き料金だけでなく、その後の手直しにどれくらいかかるかも考慮に入れたうえで検討してくださいね。
そんな時に懇意にしている内装業者がいれば、一度居抜き物件を見てもらうといいですよ。今あなたの働いているサロンにも出入りしている内装業者っていますよね?その方にそっとお願いしてみては・・・。
という事で、居抜き物件が売りに出た理由には嘘が紛れていることも考慮に入れたうえで検討を重ねてくださいねm(__)m
【独立開業白書】
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