美容院を探すときに「以前違う美容院で○○パーマがよかったから、それを使用しているサロンを探そう!!」という方法で探す人もいると思います。
が、その美容院探しの仕方・・・間違えています(;^ω^)
使用薬剤が同じでも結果が変わる??
僕が雇われ店長時代の美容院は、数店舗あるグループサロンでした。
ですので、ある程度のパーマの工程や使う処理剤などはどこのサロンも大体同じなわけですが、それにも関わらず、新製品のパーマ液のサンプルを各店で試すと、店舗によって「良い・悪い」の声がまちまちだったんですよね。
それは、作業した人の手のクセだったり、もろもろの条件等で結果が変わってくるんだと思うんです。
なので僕の中では、コスメパーマとか、ハホニコトリートメントとか、そういう製品名がそのままメニュー名になっているものってあまりあてにならないというか・・・。
とあるAサロンでやったハホニコトリートメントが良くて、”ハホニコトリートメント縛り”で美容院を探して他店(Bサロン)でまたハホニコトリートメントをしてもらっても、同じ感触にならないことも結構あるんですよね。
しかも、その人にとってはAサロンの方がいい感じに仕上がったとしても、ほかの誰かはBサロンでやってもらった方が仕上がりがいいと感じる可能性もあるんです(;^ω^)
だからホント、製品名縛りで美容院探しをすると痛い目に合うと思います(>_<)
あーーもう一つ、顕著な例だとデジタルパーマ。
資生堂でデジタルパーマの機械&薬液を出しているのですが、一昔前って「当店のデジタルパーマは資生堂デジタルパーマです!!」なんて宣伝文句もよく見かけました。
これも資生堂というブランドバリューで「なんか良さそうだな」と思わせる作戦だったんですよね(>_<)
実際は資生堂の機械であろうがなかろうがデジタルパーマの仕上がりにはほぼ影響なくて、やはり美容師の腕がほぼ100%影響するものです。
だから、とあるAサロンで20000円の資生堂デジタルパーマをかけて、良い感じだったけど値段が高いからもっと安く資生堂デジタルパーマをしてくれるところを探した結果、8000円で施術できるところが見つかって来店したけど・・・
結果は、「超傷んだ(>_<)・仕上がり最悪↓↓・資生堂のデジタルパーマにしたのになんで??」なんて結果になりかねませんからね。
この場合デジタルパーマが20000円のAサロンが、仮に資生堂以外のデジタルパーマを使用しても、同じように満足いく結果になったと思いますよ。
という感じで、製品名で美容院探しをするのって結構危険だったりするんですよね(>_<)
そしてもうひとつ面白い話?があります。
水でパーマの掛かりが変わる謎??
この話は、「この水でかけると全然傷まずにパーマがかけられるんですよ♪」みたいな悪徳商法みたいな話とは違うのですが(笑)
ちょっと東京から離れた地域の美容院で働いている先輩美容師に聞いた話なのですが、その美容院では井戸水を使用しているそうです。
で、プレシャンプーをその井戸水ですると、結構なダメージ毛の人でも、通常使用するような優しいお薬では全くパーマがかからなくて、健康毛の人用の強いお薬を使用するそうです。
このサロンも数店舗展開しているサロンで、井戸水を使用しているのはこの1店舗だけだそうで、たまに手伝いでほかの店舗に行くと、薬剤選定が全然変わっちゃうので「わからない」と言っていました。
そうですよね。通常は毛髪ダメージに合わせて薬剤の強さを選択するわけですが、その井戸水のサロンでは、ほとんどのお客さんは強いパーマ液でOKなんですから。というか強いパーマ液でしか掛からないわけですので。
逆にその井戸水サロンに他店から技術者が来ると、いつもの見立てで薬剤選定をするとパーマが全然かからなくて苦労するようです(>_<)
だからそもそもこのサロンではあまりこだわったお薬は使用していないんですが、そもそもの腕は確かでその地域ではかなりの人気サロンです。
ちなみに、井戸水が原因なのかは不明だそうです。ただ、それしか説明がつかないと言っていました。
こういうこともあるんですよね・・・。
だからこそ繰り返しますが、薬剤・商材でサロンを探すのはあまりお勧めではありません・・・。
結局はどんな薬剤も使用する美容師の腕次第ってことですね。
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