パンテーンのトリコン(トリートメント イン コンディショナー)とはいったい何なのでしょうか?
どうも一般的に言われているコンディショナーやトリートメントの意味と、パンテーンの考えるコンディショナー・トリートメントの意味は違うようですね。
僕曰く(笑)「さすが宣伝力のパンテーン」
ですね。
以下詳しくm(_ _)m
一般的なコンディショナーとトリートメントの違いは?
そもそもコンディショナーとトリートメントの区分けはどのようになっているのか?
もちろん決まりがあるわけではありませんが、美容業界で一般的に言われている考えはあります。(専門学校で習うような内容)
まずはそれについて触れておきます。
- リンス:表面コーティング(毛髪補修ナシ)
- コンディショナー:表面コーティング+毛髪内部補修
- トリートメント:毛髪内部補修
です。
パンテーンのコンディショナーとトリートメントの違いは??
ぶっちゃけわかりません(笑)
でも、一般的な考えに当てはめれば、
コンディショナー(表面被膜+内部補修)にトリートメント(内部補修)をさらにプラスした。
ということになりますよね?
でも、実際の成分表を見てみると、毛髪補修成分は特に見つからず、表面コーティング剤はしっかりと配合されているので、、、、「これはリンス??」と惑わされます(;^ω^)
ですので、言うならば、
「トリートメント イン コンディショナー(トリコン)」
よりも
「コンディショナー イン リンス(コンリン)」
がしっくりきます。
パンテーン モイストスムースケア トリートメントインコンディショナーの成分と解析
【成分】
水,ステアリルアルコール,シリコーンクオタニウム-26,ベヘントリモニウムメトサルフェート,セタノール,香料,イソプロパノール,ベンジルアルコール,EDTA-2Na,ポリソルベート20,ヒスチジン,クエン酸,パンテノール,パンテニルエチル,硝酸Mg(キ),黄4,メチルクロロイソチアゾリノン,塩化Mg(キ),メチルイソチアゾリノン,赤227,青1
=============
シリコン系カチオン界面活性剤のシリコーンクオタニウム-26・4級カチオン界面活性剤のベヘントリモニウムメトサルフェートと毛髪表面に吸着する成分が上位に記載されています。それ以外の上位成分ステアリルアルコールやセタノールは製品のベースとなる油剤です。
で、見たところ毛髪補修成分は配合されていないように思います。
パンテノールなどもどちらかといえば頭皮環境を改善する成分であって、毛髪にとっては保湿作用くらいではないですかね。
なので繰り返しになりますが「コンディショナー イン リンス」と呼んだ方がしっくりくるなぁ・・・と。
いや、というよりもリンス剤と言った方が僕にはしっくりきます。
といってもリンスと書いたら昨今売れないでしょう。
だからそりゃ「トリートメントだ」「トリコンだ」という言い方をうまく使うことになるんだと思います。
だってトリートメントやコンディショナーに定義なんてもんはありませんから。言ったもん勝ちですので。
まあこれは各メーカーさんの宣伝力が問われるところでしょうし、それでいうとP&Gは宣伝がとっても上手ですね♪
そりゃリンスというよりトリートメントといった方が目が引くのはわかりきっていることですしね。
さらにその上で「トリートメント イン コンディショナー」なんて新しい言葉を使って消費者に耳を傾けさせる。
いやぁさすがです!!
勉強になります(笑)
まあ
なめらかなプレミアムゴールドカラーのトリートメントinコンディショナー
と、リッチな色味を作るためだけにわざわざ合成着色料(赤227,青1)を配合するくらいですので、やはりイメージ戦略にはかなりこだわりをもっていますよね。
最近のトリートメントって??
そもそもの話ですが、最近はどこのメーカーも
「トリートメント=毛髪表面のコーティング力が強いもの」
という傾向が強いです。
つまり一般的な言い方ではリンスといわれるものにより近づいているような・・・。
「トリートメント=毛髪補修剤がより優れている」というものはあまり見かけません。
「トリートメント=シリコンなどの表面コーティング力がアップ」という感じです。
確かにコーティング力が強くなればツルツルさらさら感が上がるので、見た目上は毛髪ダメージが改善されているように感じますしね。
それを消費者的にはトリートメントされた(補修された)。と感じてしまうこともよくわかります。
でもそれは、、、傷んでごわごわしたものにセロテープを張っただけのことですので、傷んでいるのが改善されているわけではないんですよね。
しかも強力に吸着している場合、それがはがれる時に一緒にキューティクルがはがれたら・・・ダメージが悪化しますよね(>_<)
アトピーなどで肌が荒れているところに、粘着力の強いセロテープを付けてはがしたら皮膚も持っていかれますよね(>_<)
そんな感覚ですかね。
「ホームカラーや市販シャンプーが美容院ジプシーの原因になる?」
結局、トリートメント・コンディショナー・トリコンどれがいい??
答えは、名称がトリートメントでもコンディショナーでもトリコンでも何でもいいです(笑)
だって、A社のトリートメントよりもB社のコンデショナーの方が優れている場合もあれば、コーティング力が強いパターンもあるんです。
各メーカーが自分たちの都合で決めている名称ですので、ほかのメーカーの製品と比較して・・・というようなものではありません。
全メーカー共通の認識ではないですからね。
各社の裁量次第ですm(_ _)m
まとめ
ちょっといろいろ話が脱線しましたが、パンテーンのトリコン(トリートメントインコンディショナー)は、
- 毛髪表面をコーティングしてくれる
- 僕の考える毛髪補修剤(トリートメント剤)は配合されていない(⇒「毛髪補修成分とは??」)
というものです。
パンテーンさんの考えではこれをトリコンというわけですが、
僕の感覚では・・・
リンス
です。
「パンテーン エクストラダメージケア シャンプーの成分解析」
最後になりますが、そもそもトリートメントにこだわるのはやめましょう!!
一番大事なのはシャンプーなんです!!
=============
シャンプーでごわついたけどトリートメントしたらつやつやサラサラ♪
だからこのシャンプー&トリートメントは良い感じ♪
=============
って、、、そういうものではないんですよね。
シャンプーにこだわったうえで余裕があればトリートメントやコンディショナーにもこだわっていただければと思いますm(_ _)m
◆シャンプー/コンディショナー/洗い流さないオイル/大事なのはどれ?◆
============
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コメント
コメント一覧 (6件)
解析をお願いしたいです。
ミストタイプのアウトバストリートメントです。
ナプラCPモイスト
水、エタノール、グリセリン、BG、ジメチコノール、セラミド2、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クオタニウム-33、コレステロール、ヒドロキシプロピルキトサン、ポリクオタニウム-51、クオタニウム-18、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、フユボタイジュ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、硫酸Na、PG、(C12-14)パレス-12、フェノキシエタノール、イソプロパノール、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、香料
ゆんさん
毛髪内部補修からキューティクルの補修&シリコンによる毛髪コーティングとバランスよく成分が配合されています。
僕も使用したことがありますが、使用感は可もなく不可もなく普通にいい感じです。
コメントありがとうございました。
解析ありがとうございました。
使ってみます。
ゆんさん
返信ありがとうございました。
最近、雑誌やドラッグストアでロレアルパリのクレンジングクリーム(ノーシャンプー)をよく見かけるんですけど、あれってどうなんでしょうか???
私は、よく分からなくて。。。
よろしければ回答お願いしますm(._.)m
みこさん
どうなんでしょうね。
成分的にはほぼコンディショナーです。
油で油を落とすという考えですね。
これがシャンプー替わりなのであれば、わざわざこれを購入しなくても市販のコンディショナーやトリートメントを使えば大替え出来ちゃいそうな感じですね。
乳化作用を利用して油汚れを除去するということですので。
いずれにせよまだ人柱になって利用する必要はないのではないですかね、
本当にシャンプーよりも優れているということになれば絶対にいつか他メーカーも追随しクレンジング剤が大きなシェアを取っていくでしょうから。
ただ、シャンプーではなくオイルクレンジングという考えは個人的には好きですよ。油溶性の汚れはオイルクレンジングの方が取れるでしょうし。でもまだこの商品はどうかな・・・と思ます。
僕の記事である「ミネコラ」にクレンジングフォームがありますが、それはホホバ油ベースでとてもいい感じです。で、オイルクレンジングですので油溶性以外の汚れは取れません、ですのでそのあとに洗顔の順番のようにシャンプーをするのが良いのかなと思います。
ミネコラはその辺が僕と同じ考えの商品なので、そちらの記事を読んでいただければいいと思います。
「ミネコラパーフェクト3とは?質感矯正ミネコラとは?おすすめ?」
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