同じシャンプーを使用しても人によって「ごわつく・サラサラになる」など感触に違いがありますよね。
うちの美容院のお客さんでも、人によって良い悪いの意見は分かれます。
その理由には「毛髪のダメージ」や「硬毛・軟毛」などいろいろあると思うのですが、そもそもの根本問題として、ちゃんと流せていますか??
という問題があります。
ちゃんと流せていないときに、さらさらに感じることって結構あるんですよね。
この場合、結構要注意ですよ!!
※今回の話は、シャンプー後の流し中に「ごわつくか?サラサラと流せるか?」という話です。
シャンプーよーく流していますか?
シャンプー後の流しは、よーくよーく流す必要があります。
それはすすぎ不足によるシャンプー成分の残留物をなくすためです。
シャンプー成分の残留物があると、フケかゆみなどの頭皮トラブルの原因になったり、場合によっては毛髪ダメージにもなったりします。
⇒「シャンプーでフケかゆみなどの頭皮トラブルが起きる意外な理由」
美容院でシャンプーをされていて感じることないですか??
「すんごい流してるな( ゚Д゚)」とか・・・。
僕はありますよ。
学生時代、「もうそんなに流さなくていいよ・・・十分です」って思ったこと。
でも美容師になってからわかりました。それくらい流さないとダメなんですよね。
ちなみにこの記事を書くにあたって、美容院でのシャンプー後の流し時間を計ったら大体2分30秒くらいの時間がかかっていました。
まあそれくらいはしっかり流していただきたいですね。
で、ここからが本日の本題
流し不足だとサラサラになる??
そうなんです!!。
シャンプーの残留物を流し切れていない間は、サラサラとした感触になることがあるんです。
ちなみに、洗浄力などが優れていて毛髪に負担なく流せる場合は、ずっとサラサラですし(サラサラじゃなくてもごわつかない)、逆にただただ洗浄力の強いダメシャンプーだと流し始めてすぐにごわつきます。
この2パターンではなく、低質な洗浄剤(洗浄力が強い)+コンディショニング剤(オーガニックオイルやシリコンやその他コンディショニング成分)が豊富に配合されている場合、流し始めは各種コンディショニング剤のおかげでさらさらとした流し心地なんです。
でも、しっかりよーく流していきシャンプー成分の残留物が取れてくるとどんどんごわごわしてくるんですよね(>_<)
本来は洗浄力が強いわけですので、実はキューティクルなどに負担がかかっているんです。
でもはじめはコンディショニング剤のおかげで隠されているんですよね。
でも、それがよーく流していると表面化してくるんですね。
となると、こんな疑問も浮かびませんか??
流しすぎると良い成分もなくなっちゃうのでは??
流しすぎると良い成分も流されてしまうのでは?と思いますよね??
僕もそう思います(;^ω^)
どうせ流されちゃう。
なので、「ヒアルロン酸」とか「各種アミノ酸」が配合と書かれていても、僕のブログでの解析では、「保湿成分が配合されていますね。」くらいのあまりテンション高くないような説明になっています。
だって、どうせ流れ落ちてしまうんだから・・・。
というか、シャンプーには当然防腐剤の類などちゃんと流せばトラブルにならなくても、ちゃんと流せなかったらトラブルになるのではないか??というようなものも含まれています。
正確に言えば、防腐剤も配合していないような製品もありますが、●●エキスなども人によっては頭皮に残留すると刺激物になることもありますよね。
ですので、これらはしっかり落としておきたいところですよね・・・。
でも、防腐剤は流れるのに、ヒアルロン酸は流れないということはないんですよね。
同じように流れ落ちるんです。
なのでこのブログでの解析で、洗浄成分以外のものを評価するときは、毛髪内部に浸透して流しても流れづらいような機能性を有したタイプの毛髪補修成分などについては評価するような形で解析しています。
あとはキューティクルの補修成分や吸着成分(カチオン剤)などの有無によって感触を解析するような感じですね。
※もちろん最も大事なのは洗浄成分の質なわけですが。
なので、よーくよーく流して、それでも残るように機能性を持たせた成分などを評価したり、洗浄成分の質(毛髪への負担の有無)などのバランスを考慮して、「よーく流してもごわつかないか。」あるいは「最初はサラサラだけどよーく流すとごわつくか」などの違いを解析しています。
※いろいろなパターンが考えられるのですべては説明しきれませんが、例えば一例としては上記のような感じです。
いずれにせよ、シャンプー後の流し中にはじめはサラサラだった場合、その後もよーくよーく流してみてください。
それでもごわつかなければ「good」です♪
よーく流しているとごわついてきたら、それはコンディショニング剤でごわつきが隠されていただけで、本性はそのごわつきです。
だからおすすめしません。
市販シャンプーにサラサラ後のごわつき傾向がある??
まあなんでこの記事を書いているかというと、実は市販のシャンプーでその傾向が結構あるからです。
このブログでシャンプーの解析をするときに、実際の使用感を試したりするのですが、流し始めは「おっ!!こりゃごわつかずに流せそうだぞ♪」と思っていたのに、しっかり流しているとあるタイミングを境に一気に質感が低下してごわつくというパターンがあるんですよ。
この傾向が強いのが、市販のシャンプーなんです。
というか、先ほども書いたように
強力な洗浄力の洗浄剤+各種コンディショニング成分という組み合わせだとその傾向が強いのですが、まさにこの組み合わせこそが市販シャンプーでよく見かける組み合わせなので、市販シャンプーに当てはまりやすいんですよね(>_<)
もちろん美容院専売品でもこれに当てはまる製品は思いつくのですが・・・これはまだ記事にしていないのでそのうち記事にしていきます。
ということで、シャンプー後の流しはよーくよーくしてくださいね♪
「百害あって一利なし」ですので<m(__)m>
シャンプー成分の残留物があるとフケかゆみなどの頭皮トラブルになることも・・・というのはこちらの話
⇒「シャンプーでフケかゆみなどの頭皮トラブルが起きる意外な理由」
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