美容院でのヘアオーダー(髪型)で失敗しないために~

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先日、このような注文をいただきました。

「段がつきすぎて毛先がそろっちゃったので、段を取ってほしい」と・・・。

 

もう美容師ならこの時点で「?????」ですよね。

そしてある程度「段」などの言葉の意味を理解されている人も、このお客さんが勘違いしていることに気づきますよね。

 

 



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「段を付ける」とか「シャギー」とか「レイヤー」とかって言葉についてはこちらを確認ください

 

 

このお客さんの希望をもう一度確認しましょう。

「段がつきすぎて毛先がそろっちゃったので、段を取ってほしい」

 

実はこのお客さん、常連さんなのですが、タイミングの関係で一度他店でカットをしまして、その時に「同じ形で5㎝程カットしてください」とお願いしたそうなんです。

でも、なんか違う・・・

で、今回のオーダーが「元の感じに戻してほしい」ということだったんです。

で、お客さん的には、いつもと違う理由が「いつもより段がついたから毛先がそろっちゃった」と思ったようなんです。

 

 

 

で、そもそも間違っているのは、段が付いたのではなく、むしろ段が取られちゃってたんですよね(>_<)

で、その分削ぎが多めに入っていました。

 

 

で、このお客さんは

「段を付ける」=「削ぎを多めに入れる。軽くする」

という意味だと思っていたようなんです。

 

で、僕が切るときよりも、多めにそがれたら、毛先がそろって見えたから、あまり削がない方が毛先がそろわないと思ったようなんです(>_<)

 

たぶんこれ、美容師的に聞いたら、そしてある程度理解している一般の人が聞いたら、完全に真逆のことだとわかりますよね。

 

本来は「段を取ると毛先がそろってしまうので」

 

でも、本当にこういう勘違いをしていたんです(>_<)

 

もし仮にですよ、本当は毛先を不揃いにしてほしいのに、新規のお店で「段を取ってほしい」と要望したら希望とは真逆の髪型になってしまうんですよね(>_<)

 

その場合、毛先がそろっているのが嫌なのに、もっと毛先がきれいにそろっていきます・・・。

 

※まあもちろんこの場合、「なぜ段を取りたいのか?」「どのようになりたいのか?」を美容師側が聞いてフォローしてあげる必要があるんですけどね・・・(;^ω^)

 

 

 

でもこうやって、「専門用語を勘違いしていることで伝えたいことが伝わらずに、思った通りの髪型にならない」ということは少なからずあるんです。

 

そのようなことを避けるためにも、やはり髪型の要望を出すときは、ヘアカタで希望のスタイルを見つけておいていただくのはとても大切だと思います。

 

 

あとは、「こうなりたくない」というイメージを伝えておくことも大切です。

 

なりたい髪型のオーダーを間違えていたとしても、一緒になりたくない髪型も伝えておくと、僕も経験がありますが、「なりたい髪型となりたくない髪型が被っているときがあるんですよね(;^ω^)」

本人は、「こう切ってもらうとなりたい髪型になる」と思ってオーダーしたけど、なりたくない髪型を聞くと、「あれ?オーダー通りに切るとなりたくない髪型になるぞ??」ってことほんとにあるんです(^^;)

 

ということで、カウンセリングの際は、「なりたくないイメージ」もしっかりお伝えするとより失敗されずらいと思います。

 

 

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多分こういうのって「ゴール」と「手段」のうち、「手段」を伝えてしまうことに間違いが起こるんだと思うんです。

 

  • 「ゴール」=「なりたい髪型」
  • 「手段」=「なりたい髪型にするためのカット過程」

だとすると、美容師的には「ゴール=なりたい髪型」を伝えてもらった方が良いんですよね。

 

その「ゴール」に向かって美容師が「手段」を考えますので。

 

でも、お客さんによっては「手段」を伝えてしまう場合があります。

 

でもその要望頂いた「手段」の先に、お客さんが想像している「ゴール」がない可能性もあるんですよね(^^;)

 

ですので、ぜひ手段については美容師に任せていただけるといいのかな、と思います。

 

 

最後に一例です。

例えば

  • 「ゴール」:毛先を不揃いな感じにしたい

と思ったときに、なんと注文しますか?

 

恐らく何人かは、

  • 多めに梳いてください

みたいに言ってしまいませんか?

 

不揃いにするためには削ぎを多めにすればいいのかな・・・という判断で。

 

でも、実は毛先を不揃いな感じにするだけなら、ほとんど削ぐ必要がありません!!

逆にハサミの入れ方等によっては、スカスカになるほど梳いても毛先は不揃いになりません。揃ったままです( ゚Д゚)

 

しかも、毛髪は必要以上に削げば、、パサついた髪になるし、収まりが悪くなります。場合によっては、削ぎすぎたせいで逆にボリュームアップしてしまうこともあります(/ω\)

⇒「美容院で髪の毛スカスカ。すきバサミで梳かれすぎた髪はカットが大変

 

このようなこともありますので、ぜひ要望を出すときは「手段」ではなく「ゴール」をお伝えいただくと良いと思います。

 

もちろんその時に、嫌なイメージも一緒に伝えてくださいね。

 

※「スキばさみは嫌(手段)!!」という先入観をお持ちの人はこちらをお読みください。
⇒「梳きバサミ・ストロークカットで美容師の腕は見極められるか?
「梳きバサミを使う美容師は下手?上手?」 
「美容師のくせに梳きバサミを使うのはダメ?

 

※「段を付ける」とか「シャギー」とか「レイヤー」とかって言葉についてはこちらを確認ください

 

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