ヘアカラートリートメントはおすすめか?美容師の解析。でもその前に・・・

ヘアカラートリートメントはおすすめか?美容師の解析。でもその前に・・・

今回からヘアカラートリートメントについて特集記事(ヘアカラートリートメントの総評や、各ヘアカラートリートメントの解析)でも書いていこうかなと思います。

まあちょっとずつ、、、、という感じになるとは思いますが。

 

※お問い合わせでとても多い質問に「ヘアカラートリートメントについて」という質問があります。今までは「美容院でのカラーやホームカラーとの併用はおすすめではない」と簡単に回答していたのですが、これだけ世の中で流行ってくると無視するわけにもいかなくなってきました。

そして当店でもヘアカラートリートメントと同じ染料である塩基性染料を使うようになったり(まれに)、お客さんでもヘアカラートリートメントを合間にされる方も増えてきて、経験値が上がってきた結果「うまく使えばまるっきりおすすめじゃないわけでもないな」と思うようになりました。

その辺の経験談も含め今後記事にしていきます<m(__)m>

 

 

 

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ヘアカラートリートメントは美容師おすすめ? 

 

 

ヘアカラートリートメント・リンス・コンディショナーとは?

まずはヘアカラートリートメント・リンス・コンディショナーについてです。

ヘアカラートリートメントとは、シャンプー後に通常使用するコンディショナーやトリートメントの代わりにつける染料の配合されたトリートメントのことです。

5分~10分ほど置くことでうっすらと表面に着色します。それを繰り返すうちに「白髪が自然と染まる」というものです。(黒髪は明るくなりません。黒髪にもカラー剤はつきますが、黒が強いので染まっていないように見えます)

 

ここ最近流行りのヘアカラートリートメントでよく使われている染料(塩基性染料・HC染料)は化粧品成分で、これらにアレルギーがなければ頭皮・毛髪へのダメージはありません。

※塩基性染料・HC染料も、すでに30年ほど前からこれらを使用している海外ではジアミンと同等の感作性を有するものがあるという報告はあります。日本ではまだ歴史が浅いためにそこまで取り上げられていません。そのため、もともとアレルギー肌の方はお気を付けください。
「ヘアカラートリートメントのHC・塩基性染料はアレルギーがなく安全?」

 

※メーカーによって4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール・酸性染料という染料を加えていることもありますがこれについてはほかの記事で書いていきます。

 

 以下の記事では、多くのカラートリートメントで利用されている塩基性染料+HC染料の組み合わせで作られているカラートリートメントの話が中心になっています。

 

ヘアカラートリートメントの天然染料はおまけ

ヘアカラートリートメントのメーカー説明をいろいろ見ていると各社「ウリ」として天然染料について書かれていますよね。

正直これは「おまけのおまけ成分」だと思います。

ヘアカラートリートメントでメインになるのは塩基性染料です。で、補助的に配合されるのがHC染料です。で、おまけになるのが天然色素だと思います。

要は入っていてもいなくても仕上がりにそこまで影響がない!!

でも「天然染料を配合しているというアピールができるのでイメージ戦略として必要な成分」というのが本音ではないでしょうか?

仮に天然染料だけのヘアカラートリートメントがあったとして、毎日繰り返しとはいえ、5分~10分塗布して放置してもほとんど染まらないんじゃないでしょうかね。

 

だって天然染料であるヘナなんて、本当に100%天然ヘナだと加温して30分とか、自然放置して1時間とか置いてようやく染まるんですよ。

5分・10分で染まるとかって、それは天然染料のおかげではありません。

 

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美容師的ヘアカラートリートメントの歴史

日本でのここ最近のヘアカラートリートメントブームのきっかけになったのは、ヘアカラートリートメントでメインで配合される染料である「塩基性染料」「HC染料」という染料が化粧品原料として2001年に規制緩和されたことから始まります。(欧米では古い歴史のある染料です)

規制緩和されて数年後には、美容院専売メーカーもヘアカラートリートメントの前身になるような商品を次々と出していました。

ただ昔の使い方は今現在の白髪をぼかすためのものではなく、

  • 根元リタッチだけする場合に、中間・毛先の毛髪にトリートメントカラーをのせることで手軽に退色部をカバーできる
  • 「カット・カラー⇒カット⇒カット・カラー・・・」というように2回に1回のペースでカラーリングをされる方の、カットだけの回に、+1000円のちょい足しメニューとしてカラートリートメントを提案して手軽に退色予防
  • パーマをするとカラーが退色するので、パーマ後のシャンプー台での流しの最後にトリートメントの代わりにカラートリートメントを塗布することできれいな発色♪(こちらもちょい足しメニューとして)

などなど、まあ要は「中間・毛先が退色しているけど、根元のプリンは気になっていなのでカラーを今回はする予定がない」というお客さんに対して「シャンプー台でトリートメント感覚で簡単に染められて値段も1000円ほどで出来ますよ」という提案をするプラスメニューとして出回っていました。

 

でも結局そこまで流行ることはなく、塩基性染料やHC染料は忘れられた成分となっていました。(一部の美容師さんはうまく利用されていた方もいらっしゃるようですが)

 

が、、、、何年前でしょうか?

突然通販の商品としてヘアカラートリートメントが爆発的にヒットしましたよね。

まあ利尻ヘアカラートリートメントのことですが、僕の記憶のある限り一番最初にこの製品のことを聞いたのは8年?9年前くらい?ですかね・・・。

良い話ではなく、「利尻昆布ヘアカラートリートメントで染めた髪はその後の美容院カラーがムラになりやすい。場合によってはヘアカラーやパーマをすると緑色っぽくなるので要注意!!」という話が美容業界で駆け回ったんですよね(>_<)

サスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメント サスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメント

 

特にこの当時は、もっと確実に緑になってしまう曲者「硝酸銀」という光で染まるカラー剤というのが通販サイトでよく売られていました。これと一般的なカラー剤やパーマ剤が反応すると緑になるんですよね(>_<)

このような商品も多く出回っていたので今思えば街で見かけていた緑になっていた人々は利尻昆布カラートリートメントだったのか、硝酸銀のカラーだったのか・・・。

まあいずれにせよ利尻昆布カラートリートメントに限らず、何かのタイミングで緑になってしま可能性はカラートリートメントにはあるんですよね。(利尻昆布カラートリートメントが緑になる話が一番多いのは、使用されている人の多さに由来しているのだと思います。)

最近は進化したのか?昔ほどトラブルは聞かないし、カラートリートメントをされている方に美容院でカラー剤を染めても大丈夫なことが多いです。(そもそも「ダメだ」と思ったときは染めないんですけどね)

 

で、この利尻昆布ヘアカラートリートメントの爆発的ヒットをきっかけに、その後多くのヘアカラートリートメントが世に出てくるきっかけになったと思います。

今ではPOLA等の化粧品大手も参入する巨大市場になりましたもんね。

 

そして今では、美容院の現場レベルでも、ダメージ部分に傷めずにきれいに色が入るこの塩基性染料やHC染料をうまく活用しているサロンも増えてきています。

※2001年の規制緩和前にも、マニキュアで使用される酸性染料を使用したカラーリンスというものは存在していました。酸性染料は手などへの吸着性も強く、且つ、塩基性染料よりも手触りがよく作れないなど使い勝手の悪さから今のヘアカラートリートメントのような普及はしなかったのかなぁと思います。

※各ヘアカラートリートメント

ラサーナ ヘアカラートリートメント

ラサーナ ヘアカラートリートメント【POLA】グローイングショット カラートリートメント

etc・・・【POLA】グローイングショット カラートリートメント

と歴史はこの辺で、以下では簡単にメリットやデメリット。結局おすすめなのか?などについて書いていきます。

 

ヘアカラートリートメントのメリット

  • 手軽
  • ダメージなく染められる
  • サラサラに仕上がる
  • ヘアカラーのジアミンアレルギーがある方でも染められる(パッチテストは必須)

 

ヘアカラートリートメントのデメリット

  • 「パーマ」や「美容院のカラーやホームカラー」と相性が悪い(カラーがムラになりやすい)
  • 何かの拍子に緑っぽくなってしまうことがある(髪質等によって?なる人とならない人がいます)
  • すぐに色が取れる(逆に言えばカラーチェンジが容易なので色を遊べる?)
  • ノンジアミンだが、アレルギーを発症しやすいHC染料・塩基性染料もあるので、それらに対するアレルギーの有無
  • 今まで普通のトリートメントやリンスで頭皮の炎症やかぶれ・かゆみを起こしたことがある人は注意が必要

 

ヘアカラートリートメントはおすすめ?

条件さえ合えば悪いものではありません。

だって通常シャンプー後にするコンディショナーやトリートメントとほぼ変わらないベースに化粧品登録されたカラー染料が配合されているだけですので。

色は染まるし、サラサラするし、傷まないし、美容院で染めるより全然安いし、手軽だし、、、と良いことづくめのように感じます。(トリートメントやHC・塩基性染料にアレルギーがなければ)

 

しかしながらヘアカラーやパーマと相性が悪いという欠点も持っています。(個人差があります)

 

もちろん退色も早いカラー染料ですので、ちょっと我慢しているうちにすぐに色味は取れて普通に染められるようになりますが・・・。それはメーカーの違いや、放置時間の長さなどによって変わってきます。

 

これらのことを十分にご理解したうえで、うまくヘアカラートリートメントと付き合えないものかというのが僕の最近の課題でもあるのですが、前述したようにヘアカラートリートメントを美容院カラーの合間にされている人も増えてきて、なんとなくケーススタディというか、経験値も増えてきましので今後おすすめの利用方法なども提案できればと思います<m(__)m>

 

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ヘアカラートリートメントは美容師おすすめ? 

 

 

ヘアカラートリートメントがおすすめの人は?

そのうちさらに詳しく記事にしていきますが、今回は簡単に「ヘアカラートリートメントがおすすめの人」について考えてみます。

 

ヘアカラートリートメントのおすすめできる人は、

  • 今後、ヘアカラーもパーマも予定していない人
  • 今の明るさ以上に明るくする予定が当分ない方で、カラーはいつも根元リタッチ。そんな人が既染毛の退色部分や浮いている白髪を自宅で簡単にカバーするとき(パーマの予定もない)
  • 白髪のカバーはしたいけど普通のカラー剤のジアミン色素にアレルギーを持っているので、普通のカラーができない。
  • 白髪はカバーしたいけど薄毛細毛の悩みがあるので毛髪負担になる通常のカラーはしたくない。

これらの場合はおすすめできます!!

 

それ以外でも、通常のカラーの合間のつなぎで使用されたい場合でも、ヘアカラートリートメントの色落ち具合をご自分で確認しながら美容院でカラーリングをされる分にはそこまでのトラブルなく染められると思います。

 

ピンポイントでおすすめの層

以上のことを踏まえつつ&美容院での実例などを加味していくと無条件に?ピンポイントでおすすめの層が出てきます。

それは・・・↓↓

30代~40代ほどのカラーはしたくないけど白髪が気になるお客様

30代~40代で今まではカラーをせず黒髪だったが、まばらに白髪が出てきた。カラーリングで傷めたくはないけど白髪をカバーしたい。しかもカラーリングを一度しちゃうと永遠にしないといけない気がして今までカットだけで済ませていた私には普通にカラーをするのは抵抗がある。

こういう方にはヘアカラートリートメントはドンピシャです!!

なんとなくまばらに出ている白髪がぼかされて・・・という感じですね。

これなら白髪の量がそのうちかなり増えてきて、そろそろ美容院でしっかり染めてもらおう!!と思ったときにも日にちを2週間~1月も開けていただければ大抵染料は落ちていますので、問題なく染めてもらえると思います(色の落ちるペースは髪質・染色の濃さなどに違いがありますので一概には言えません)

或いはかなり白髪が増えてきて、「もういいや!!」というタイミングでヘアカラートリートメントを辞めれば、普通のカラーからグレーヘアにするよりも容易にグレーヘアになれます。

 

白髪は気になるけど薄毛に悩んでいて、カラーを辞めようか検討中のお客様

薄毛に悩んでいてカラーもやめようと思っているけど、白髪が目立つのは嫌だという人。

カラーリングは経験上細毛の原因になることがあると思います。過去にもヘアカラーを辞めたら髪質が著しく改善された方もサロンの現場でいらっしゃいました。

「ヘアカラーで薄毛・抜け毛・くせ毛になる?」

 

通常の白髪染をずーっと繰り返していて、今現在薄毛が気になる方で、白髪はある程度染まっていればいいからそれよりも薄毛対策をしたい!!ということであれば、ヘアカラートリートメントに変更するのも有りだと思います(ヘアカラートリートメントに育毛効果があるわけではありません。ヘアカラーを辞めることで本来の髪質に戻るかもしれないということです。)

※この場合パーマもしない方が良いです。でもヘアカラーを辞めることで薄毛が改善されたら、そもそもボリュームアップのためにパーマをしていたのであればいらなくなるかもしれません。(個人差があるので改善されない人もいます。あくまでも可能性です)

仮にパーマともうまく付き合えばそこまでのトラブルは起きません。その辺はほかの記事で詳しく書いていきます。

※この条件の場合ヘナという選択肢もありますが、より手軽さを求めるならヘアカラートリートメントだと思います。

「ヘナの白髪染めの効果は?」

 

白髪染めが面倒になってきたけど、白髪はカバーしたいご高齢者のお客様

ほとんど白髪のおばあちゃんで、今までずっと白髪染をされていた人が、「もう染めるのが面倒になって」、ヘアカラートリートメントに変更する場合。

よく美容院で聞く話です。「年取るとヘアカラーをするのも疲れちゃってめんどくさくなるのよね。でもまだ白髪頭にはしたくないし・・・」

このような場合にヘアカラートリートメントは、自宅のお風呂場でちゃちゃっと出来るのでお勧めです。

※失礼ながらご高齢の方だと、手軽と言っても「自分で自宅でする」という行為が面倒と感じる方もいるので、そういう方は結局は美容院でされるのですが・・・(;^ω^)

このパターンも実際よくあります<m(__)m>

 

白髪染を辞めてグレ―ヘアにするときの卒業ステップとして

もう一つ美容院で働いていてよく聞く話なのが、白髪の多いご年配の方の多くは、本当はヘアカラーの白髪染めをもうやめたいけど、どのタイミングでカラーを止めていいかわからない!!だって完全に白髪だけになるまでちょっと汚く手入れしていないように見えてしまう時期がありますからね(>_<)

 

このような方々がヘアカラーによる白髪染を辞めるときにヘアカラートリートメントをうまく使用することであまり汚く見えずにヘアカラートリートメントの白髪染(ぼかし?)に移行していくことができます。

 

ヘアカラートリートメントに移行した後に、さらにヘアカラートリートメントも辞めて完全な白髪になるように、今度はヘアカラートリートメントをする頻度を減らしていき最終的にやめてしまえば、ヘアカラートリートメントの色落ちは早いですので、数週間~1月後には白髪頭になっているのではないですかね。(個人差があります。深く入りすぎている場合はうっすらと長期間にわたって色が残る可能性もあります)

 

美容院でのカラーリングとの併用は?

 最低限の条件として「ヘアカラートリートメントをしているという申告は必ずしてください。できれば予約の段階で。」

そのうえで、美容師さんと相談して、「カラーをするどれくらい前までにカラートリートメントを休憩するのか」とか「そもそもカラートリートメント毛の人のカラーをしてもらえるのか?」などなどを確認する必要があります。

仮にですが、僕のサロンでは以前はお断りしていました。だってムラになるかもしれないですからね。今は説明&染めたい色によってはヘアカラートリートメントをされている毛髪にもカラーは施します。

 

ただ、今でも基本的には併用をおすすめする美容師は少ないと思います。まあ僕もできることなら避けていただきたいですしね・・・。

※正確に言えば使用することはOKなんです。だって美容院でも使用することが増えてきたジャンルですから。でも、普通のカラーの直前にしちゃったり、あまりにも繰り返しの使用で深く入りすぎているとムラになるのでそういう時はカラーを断られるかもしれません。

 

ただほんとヘアカラートリートメントというジャンルの製品が傷むからダメとかそういう話ではなく、相性の話ですので、条件さえ合えば、製品自体は良いものですよ。

 

今回はヘアカラートリートメントの大枠の話をしました。次回以降より細かくそれぞれの事項について記事にしていきますね<m(__)m> 

 

ラサーナ ヘアカラートリートメント

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【POLA】グローイングショット カラートリートメント★ 

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サスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメントサスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメント

ヘアカラートリートメントは美容師おすすめ?

 

「HC染料・塩基性染料・酸性染料・酸化染料の違いとは?」

「ヘアカラートリートメントのHC・塩基性染料はアレルギーがなく安全?」


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