ジョンマスターオーガニックの誤表記の具体例

僕は昨日初めてネットニュースで知ったジョンマスターオーガニックの誤表記問題。

「ジョンマスターオーガニックが自主回収した38品はどれ??」

 

何気にもう少し前から話題になっていたのですね(;^ω^)

 

と、今更感は相当あるのですが、「旧成分表示」と「新成分表示」の一覧が載っているページを見つけたので僕なりにちょっと具体例を出してみたいと思います。

 

参考にしたのは「消費者庁リコール情報サイト」「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」です。

 

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ジョンマスター Z&Sコンディショニングシャンプーの成分表示例

まずはシャンプーで一つ。

故意かミスかはわかりませんが、仮に故意なら特に悪質に感じる「ジョンマスター Z&Sコンディショニングシャンプー」を一例にしてみようと思います。

 

まずは成分表示を見てください。

※化粧品表示では、配合の多い順に記載しなくてはいけません(1%未満は順不同)。ということを参考に見ると特に違いが良くわかると思います。

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【旧成分表示】
アロエベラ液汁、水、ババスアミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ココアンホジ酢酸2Na、グリセリン、グルコン酸亜鉛、ピリチオン亜鉛、ローズマリー葉エキス、セイヨウイラクサ根エキス、カミツレ花エキス、セージ葉エキス、トクサエキス、ラベンダーエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、パパイア果実エキス、ユッカシジゲラ葉/根/茎エキス、パンテノール、アラントイン、コムギアミノ酸、銅クロロフィル、リボフラビン、安息香酸Na、ソルビン酸K、バニラ果実油、ローズマリー葉油、セージ油、ホホバ種子油

【新成分表示】
水、オレフィン(C14‐16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、塩化Na、グリセリン、クエン酸、パンテノール、ラウリルグルコシド、クエン酸ステアリル、アロエベラ液汁、グルコン酸亜鉛、加水分解ダイズタンパク、PCA‐Na、アラントイン、ババスアミドプロピルベタイン、バニラ果実エキス、ニオイテンジクアオイ油、グレープフルーツ果皮油、オレンジ果皮油、イランイラン花油、ヤナギラン花/葉/茎エキス、コムギアミノ酸、ココアンホジ酢酸2Na、セージ油、リボフラビン、ユッカシジゲラ根エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、ウルチカジオイカエキス、トウキンセンカ花エキス、安息香酸Na、ソルビン酸K、カラメル、(クロロフィリン/銅)複合体

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いかがですか?

 

全然違いますよね??

 

ミスでここまで成分表示が違くなっちゃうことってあるんですかね?

 

とちょっと解析もしながら違いを見ていくと

 

シャンプーで一番大事な洗浄成分が

  • 旧表示だとババスアミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ココアンホジ酢酸2Na
  • 新表示だとオレフィン(C14‐16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、デシルグルコシド

コラコラコラ(笑)

いっちばん大事な洗浄成分ですらメチャクチャじゃないですか(>_<)

 

旧表示を解析すれば、

低刺激・低洗浄でマイルドに仕上がる両性界面活性剤のババスアミドプロピルベタイン、ココアンホジ酢酸2Naと、低刺激・強洗浄の非イオン界面活性剤のデシルグルコシドという、オーガニックメーカーイメージ通りの低刺激性と適度な洗浄力を持つ作りです。

※「オーガニックメーカーイメージ通り」と言っているのは、実際はオーガニックメーカーだから低刺激でやさしいわけではありません。ですので「一般的なオーガニックのイメージ通り」ということです。
「ボタニカルシャンプー?オーガニック?ノンシリコンの違いは?」
「肌が弱い、アトピーの方にオーガニックシャンプーはおすすめ?」

 

で新表示はというと

オレフィン(C14‐16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、デシルグルコシド

です。

 

強洗浄力のオレフィン(C14‐16)スルホン酸Naとデシルグルコシドに、低刺激低洗浄のコカミドプロピルベタインを配合しているという結構洗浄力の強いつくり。

特に配合上位トップ2のオレフィン(C14‐16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタインの組み合わせって数百円の市販シャンプーでもよく見かける組み合わせですし・・・。

「オーガニックメーカーらしい組み合わせの洗浄成分ですね」とは言えない作りをしています。

 

という感じで、もうこれは洗浄成分からして旧成分表示と新成分表示では全く違うシャンプーという感じですよね(;^ω^)

 

僕的にはこのニュースを読んだときに、〇〇エキスとかの記載のちょっとしかミスなのかと思っていたんです。

しかしどうやらそういうことではないようですね。

 

根本が違うんですよね(>_<)

 

しかも確信犯的だなぁと思わせてしまうのが、先ほど旧表示に記載されていた低洗浄・低刺激の両性界面活性剤(洗浄成分)のババスアミドプロピルベタイン、ココアンホジ酢酸2Naの2つが、一応新表示でも中盤~後半に記載されています。(黄色いマーカーを引いてある箇所です)

 

この2つの成分の前に記載の成分を見る限りどちらも1%未満、或いは、それに近いと思います。

それが旧表示の時にはメインの界面活性剤として記載されているんですよ( ゚Д゚)

なんか臭いますよね(>_<)

 

まあそのほかのエキス類は旧表示と新表示で入っているものもあれば、入っていないものもありますが、ぶっちゃけ何エキスでもそこまで違いはないので製品の評価には関係ありませんが、ここまで誤記載があるということが大問題ですよね。

 

信用はがた落ちになっちゃいますよね(>_<)

 

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ジョンマスター L&Aインテンシブコンディショナーの成分表示例

今度はコンディショナー系を一つ見ていきます。これも結構衝撃ですよ( ゚Д゚)

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【旧成分表示】
水、アロエベラ液汁、セタノール、パンテノール、アボカド油、ソルビトール、ホホバ種子油、ベヘントリモニウムクロリド、レシチン、トコフェロール、クエン酸、ラベンダー油、加水分解ダイズタンパク、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ハチミツ、ババス油、ソルビン酸K、安息香酸Na、コムギアミノ酸、ジュニペルスメキシカナ油、スイカズラ花エキス、パルマローザ油、グリセリン、アルニカ花エキス、トウキンセンカ花エキス、チャ葉エキス、カミツレ花エキス、ゲラニオール、リナロール

 

【新成分表示】
水、塩化Na、セタノール、ソルビトール、パンテノール、セトリモニウムクロリド、加水分解ダイズタンパク、ステアリルアルコール、ジメチコン、セテアリルアルコール、クエン酸、ヒマワリ種子油、ベヘントリモニウムメトサルフェート、ステアラミドプロピルジメチルアミン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、アモジメチコン、ホホバ種子油、アロエベラ液汁、レシチン、トコフェロール、エチルヘキシルグリセリン、ラベンダー油、イランイランノキ葉油、レモン果皮油、ライム油、ジュニペルスメキシカナ油、ハチミツ、コムギアミノ酸、アルニカ花エキス、アボカド油、ラベンダー花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、チャ葉エキス、ハニーサックル花エキス、スイカズラ花エキス、パルマローザ油、アトラスシーダー木油、ソルビン酸K、安息香酸Na

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誤表記のほかのコンディショナーでも同じ傾向があるのですが、旧表示と新表記の大きな違いは

  • シリコンの有無(旧表示はノンシリコン。新表示にはシリコン記載)

です。

 

新表示の赤のマーカーの成分「ジメチコン」「アモジメチコン」がシリコンです。

 

一つ勘違いしないでいただきたいのは、シリコンは悪いものではありません。とっても安全な成分です・・・とシリコンについての詳しい話は過去にしていますので興味のある人はそちらをご確認ください。
「結局シリコンは必要なのか?」
「ノンシリコンはいいシャンプー?シリコン入りは危険なシャンプー?」
「ノンシリコン?シリコン入りシャンプー?安全性は?」
「シリコンのせいで抜け毛・ハゲになる?」

 

で、シリコン自体は悪いものではありませんので、ここではシリコンが配合されているから「健康被害的に危険(>_<)」とかそういうことを言う気はさらさらありません。

 

問題なのは、ノンシリコンを謳っていて「実はシリコンインだった」ということですよね。

これはただのミスという話ではないような・・・。

 

シリコンを入れれば手っ取り早く「サラサラツルツル収まりの良い毛髪」を表現できます。メイクでいえば厚塗りメイクをしちゃうということです。

でも、ジョンマスターなどの企業イメージは厚塗りメイクで作る美しさではなくて、本来の自然美という感じではないですか?

そうなるとシリコンはコンセプトからは離れている成分だと思います。

でも「ツルツルさらさらまとまり感」は容易に表現できると・・・。

 

これ以上は憶測になるのでアレですが・・・

 

  • ノンシリコンのつもりで作った製品にミスでシリコンが配合されるものなのか?
  • シリコンインで作ったことが会社の中で共有できずにノンシリコンとして販売されたのか?

というようなミスって起こるんですかね?

 

逆に

  • シリコンインだと知っていて、ジョンマスターのイメージとは合わない成分なので記載をせずに隠したのか?

 

皆さんはどちらだと思いますか?

 

ジョンマスターのシャンプーとコンディショナーの関係性

旧表示と新表示で感じるのは、

 

旧表示通りの製品であれば、先ほども書いたように「自然美」つまり、「その人本来の毛髪へ~」って感じのコンセプトを感じます。と言っても僕のブログのおすすめシャンプー一覧に記載はしないと思いますが。

 

で、

新表示の製品だとすると、旧表示に比べると「メイクをしっかりして美しくなりましょう!!」という作りに感じます。(市販シャンプー&コンディショナーほど厚塗りメイクだとは思いませんが)

 

全体的に新表示のシャンプーは洗浄力が旧表示のものより強めです。

全体的に新表示のコンディショナーは旧表示のものよりメイクしています。

 

つまりメイクをした分だけ、メイクを落とすために洗浄力(クレンジング力)が強くなっている。

という風に見えます。

 

それが「絶対的に悪い!!」とは思いませんが、やはり「ジョンマスターのブランドイメージとはちょっと違うかな」という印象です。新表示成分なら市販シャンプー&トリートメントでも良いのかなぁ・・・なんて個人的には思います(;^ω^)

「メイクヘア(整形髪?)とスッピン髪。あなたはどっち派?」

 

まとめ

いかがですか?

 

僕はあまりの成分の違いに衝撃を覚えました( ゚Д゚)

 

僕も美容師という職業柄&このブログで色々なシャンプーと触れ合っていると、成分の誤表記はたまに見かけます。実際、僕が指摘したことでメーカーホームページの記載が変わったことも何件かあります。

その中にはミスリードを誘うようなちょっと悪質?なものもあれば、本当にミスっぽくて「製品自体はとても優れたもの」ということもありました。
「シャンプーの誇大広告を考える」 
「AVISTA(アビスタ)エイジングケアシャンプーの成分解析」

 

 

などなど色々ありますが、その中でも今回の事件は一番の衝撃です・・・しかもダントツで( ゚Д゚)

こんなことってありますか?

 

  • ノンシリコンを謳っていて成分表記もされていなかったのに実は配合されていた。
  • シャンプーのベース部分であり一番大事な洗浄成分が全然違う。

 

確かにジョンマスター公式が伝えているように

表示に不備があった成分は、いずれも厚生労働省が定める化粧品基準を満たす成分であり、化粧品への配合が認められた、一般的なヘアケア及びスキンケア製品にも使用されている成分になります。また、これまでに本件に起因する健康被害の発生報告はございません。

⇒製品の自主回収に関するお詫びとお知らせ(http://www.jmo-group.jp/s/announcement/201709.html)

これはそうなのでしょう。

 

でも「そーいうことじゃないですよね」

 

メーカーの姿勢が問われているんだと思いますよね。

 

んで、皆さんに最後にお聞きしていいですか?

アンケート「この騒動、故意?ミス?どちらだと思いますか??」

 

 

※ジョンマスター製品を使用していた人に質問します

 

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2 件のコメント “ジョンマスターオーガニックの誤表記の具体例”

  1. おさかな より:

    やはり見る視点が違くても、求めるものが近いと同じような結果が導き出され、双方の言うことの信ぴょう性が高くなって個人的に大変有意義な解析でした。
    つい一人の言うことを盲信してしまいがちですが、それでは誇大広告に踊らされていた時とかわりませんものね。

    あとアンケートが面白かったです(笑)
    今のところ、このブログを読んでいれば当たり前な100%の結果に笑ってしまいました。

    • taka より:

      おさかなさん

      コメントありがとうございます。

      アンケートは100%は想像以上でした。

      天邪鬼な人もいるし「私気にしない」みたいな人もいるかと思ったのですが、、、今のところそういう人はいないようで、この騒動によるジョンマスターのダメージの大きさがわかりますよね(>_<) まあやっぱりここまで成分が違ったりノンシリコンが実はシリコンインだったなどは衝撃度でかいですもんね。 そのうえ対応も悪かったようですし・・・。 まあ個人的には、これを機に(あんまり関係ないですが)、オーガニック自体にあまり価値がないことが周知されればいいのになと思います。 コメントありがとうございました。

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